今、大阪にいる。
と言っても、特にレポートすることもないので、ベトナムの話題の続き。
現在建設中の、ラックフェン港を見るために、カットハイ島へ。
ディンブーという、ハイフォンからさらに河口に行ったところにある街から、スピードボートを使って行く。
途中、ラックフェンと、ディンブーを結ぶ橋も建設中。
いずれも、日本企業が建設している。
途中、不思議な緑茶をいただいた。
アメリカ産の、缶入り緑茶だが、何故、AriZonaなのか?何故、芸者の絵が使われているのか?
不思議なパッケージだ。
波止場はこんな感じで、大きな船は作れない。
元々向かいにあるカットバ島は、欧米人にも人気のリゾート島で、その先には、世界遺産のハロン湾がある。
ちなみに、現在国際空港への格上げ工事が進んでいるハイフォンの空港は、カットビ空港で、日本でも、人気の出そうな名前の空港だ。
なぜ、このカットハイ島をベースに港を作ることになったかというと、現在のベトナム北部の港であるハイフォン港は、河川港で、大きな船は入れない。
さらに、砂の堆石が進み、どんどん浅くなっており、沖合に深海港を作る必要に迫られた。
ところが、ハロン湾は、世界遺産で、いじれず、このカットハイ島が選ばれた訳だ。
ところが、小さな島で、実際の港は、カットハイ島に隣接するように埋立地を作り、そこに岸壁、ヤードを作り、本土に橋を繋げることにより、作られる。
つまり、ほどんど海の埋め立てで、かつ地盤が軟弱なため、相当高度な技術が必要という。
ということで、日本の業者が工事を行っている。
最初は、750m四方の正方形だが、どんどん伸ばしていく計画という。
現在こんな感じだが、全体の規模はわかる。
手前は、護岸工事済みだが、元の島を守るために先行して工事が行われた。
左のクレーンの見えるところが、船の接岸エリアになる。
毎日、船で行ったり来たりするのはたいへんなので、工事関係者の方は、この島に駐在されている。
カラオケは少しできたと聞いたが。
このビリヤードには、流石に行かれていないだろう。
ということで、2017年の完成を目指して、フル回転中。
帰り、ディンブーを通ったが、世界最大のブリヂストン工場がある。さらにその隣に同規模の工場を建設中。
よっぽど気に入ったのだろう。
この写真では、わからないが、すごい奥行のある工場で、その規模の大きさに、びっくり。
たぶん、その技術も、最先端なのだろう。