かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

神社が語る関東の古代氏族

2019年05月08日 | Books


お馴染み関さんの新書。

もう文体にも馴染んで来て、ベースにあるお考えも染み込んで、いいか悪いかは別にして、ひじょうに読みやすい。

古代史に興味を持ってから、古代史は、西というイメージを持っていた私に対し、いやいや東にもいろいろあるよ!と教えてくれている書。

確かにそうだ。
特に、最近は、縄文時代の再評価が進み、大和朝廷が国を治めるにあたり、縄文時代の人々との折り合いをいかにつけたが、よくテーマになる。
本書は、それを東の立場から、西の説明を見て、反論した感じになっている。
記紀にも、東の影響が見え隠れしているが、隠そうとしている意図の中で、普通に読むと気づかない。
でも、東にはさまざまなヒントが散りばめられている。

神社巡りを続けている中、東にも、行けてない重要神社がまだまだ多数あることも、再発見。

元来、東北人の私にとっては、ワクワクする一書だった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする