かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

インドビジネス

2006年10月11日 | India・Sri Lanka・Nepal・Bhutan・Uzbekistan
サムスンへ寄付して入手したカレンダーが届いた。すばらしい出来だ。
シルクロード大好き人間には、お勧め。平山先生ファンには絶対お勧め。



インドビジネスという本を読んだ。インドは、今大人気?で、たくさん本が出ている。その中で、元銀行員の島田さんという方が書いたこの本は、結構自然体で、インドも知っておかなければなという一般ビジネスマン(インド初心者)にお勧めだ。
インドビジネスは、はっきり言って難しいと思う。でも、思い入れを持って頑張れば、得る物も大きい国と思う。

写真は、ムンバイのど真ん中にある洗濯場だが、2㎡ぐらいのコンクリートで囲まれたスペースを時間借りして、洗濯物をたたきつけている方々が無数にいる。これで、一日いくらの収入になるのかわからないが(シャツ一枚8円ぐらいと聞いたが、100枚で800円、一時間で、何枚叩けるのか?)、これもインドである。この無数の人たちは、洗濯カーストとも呼ばれているらしい。
マハラジャとこの方々の差を見ると、日本の金持ちとホームレスの方々の差など、差とは呼べない。

この本で、ネルーが社会主義政策をとったため、インドの成長が大きく遅れたという下りが多く出てくる。結果論から見ればその通りだが、なかなかそれでネルーを攻めるのは、難しい。ネルーの時代も含めて、民主主義が、ずっとこの多様な国(民族、言語、カースト制度)で根付いていることの方が驚異と言えるかもしれない。
ネルーのような超エリート家系の子孫が、政治の表舞台を行き来しているのも面白いところ。
私のような凡人には、なかなか理解できない、深遠な国だ。

この本では、インドの神様と日本の○○天との関係や、インドのいろはコーナーがあるのもうれしい。もちろん、ビートルズがインドにかぶれたことも載っている。牛が聖なるものとは知っていたが、豚が、イスラム教同様、インドでも不浄な物とされているとは知らなかった。
ボンベイ→ムンバイ、マドラス→チェンナイ、カルカッタ→コルカタの呼称変更は知っていたが、今をときめくバンガロールがベンガルールウという名に変更予定(来月)とは知らなかった。すごい国だ!超越している!

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