かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

I Saw Her Standing There

2013年05月26日 | The Beatles
sun今日も、すばらしい天気だった。
今日も、ゴルフたった。
昨日練習ラウンド済で、いつものコースで、天候にも恵まれ、最高のコンディションだったのだが、平凡なスコアに終わった。
やや後半ばて気味で、ゴルフをやるには、ちょっと暑すぎるシーズンに入って来たか。
で、いつベストシーズンだったんだっけ?



本CDについては、謎のCDということで、話題になっていたが、とりあえずゲットしてみた。
そもそも海賊版なのか、正規版なのか不明。
ただ、音質がばらばらで、演奏者の許可を得ていないことは、間違いない。
ジャケットの宣伝によると、ビートルズの他に、ビーチボーイズや、ジャニスジョプリンなどのシリーズも出しているようだ。発売元のMCPS社とは何者なのか?

で、ゲットしてよかったかというと、よかった。
というのは、私は、あの有名なデッカオーディションの音源をまったく持っていなかったので、本CDの2枚目の冒頭の10曲と、アンソロジーに取り上げられた5曲で、そのオーディションの全容を、耳にすることができたのだ。
音は、まずまず。ちょっとピッチが正しいのか疑問だが、十分、当時のプロを目指していたビートルズの熱意を感じることができる。

その他にも、ハンブルグでの、シドリーシェリダンとのレコードも本CDの重要音源になっているが、これは、既に、聴いたことがあるものばかり。音質は、悪くない。
その他の、ライブ音源や、インタビュー音源は、ばらつきが激しい。
すでに、リマスターで出ているものも、リマスター前の音だ。
ただ、インタビューは、まだ、アマチュア同然の彼らの受け答えが聴けて、楽しい。
JLは、ギターとハーモニカとボーカル担当。GHは、ギターと、ボーカルらしきもの(a sort of Vocal)担当と答えている。まだまだ初心!
リンゴが、加入して1週間と答えたりもしている。

音源については、一応、記載があり、そこには、日付けが必ず併記されている。
全て、1962年のものであり、著作権切れ(50年以上経過)ということを強調するためではないかと言われている。

ということは、これから、年が明けると、51年前の音源をまとめたCDが、毎年、出るのか?
この程度のボリュームと値段だったら、付き合い続けるけどね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブッダ 大いなる旅路 ② 篤き信仰の風景 南伝仏教

2013年05月25日 | Books

cloud/sun今日は、薄曇りの絶好のゴルフ日和。ドライバー好調なるも、寄せとパットでミスが多く、結局平凡な結果に終わる。
こういう日にこれでは.....



NHKのブッダシリーズ第二巻。
南伝仏教の話。

本書も、ドキュメンタリーならではの、臨場感あふれた一冊になっている。
ミャンマー、タイの話なので、実感もわく。

本書で、たぶん驚かれるのは、これらの国々における、仏教の生活への溶け込み方の違いだろう。大乗と、小乗の違いが典型的に表れるところだ。
そして、もう一点は、仏教が伝来する前からの精霊信仰との折り合いの付け方だろう。

タイ、ミャンマー、ラオスに行った時、仏教を信じつつも、精霊に対する恐れ、尊敬をかかさない人々の姿を見たが、本書にも、きちんと取り上げられている。
特に、ミャンマーのナッ信仰は、懐かしい。もっと、いろいろ聞いておけばよかった。ポッパ山のウエィザー(超能力者)の話も載っていた。この当時は、ご存命だったようだ。私が、訪れた時は、亡くなられていた。

東南アジアというと、南伝仏教とひとくくりでとらえがちだが、本書の末尾についている地図を見ると、そこでくくれるのは、カンボジア、ラオスまで。
べトナムは、中国の影響を強く受けており、道教、小乗仏教、儒教が混交した国と区別されている。
マレーシアより南は、イスラム教。インドネシアのバリだけは、ヒンドゥ教が残っているが。こんな離れたところに、ポツンと、インドの宗教が残されたのも、考えてみれば不思議な話だ。ガラパゴス化したヒンドゥ教というところか。
そして、フィリピンは、列強支配時代の影響で、キリスト教。
宗教でも一括りにできないアジアの多様性を表している。

東南アジアの宗教事情を、平易に説明してくれる良書。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ザ・ビートルズ・レット・イット・ビー

2013年05月24日 | The Beatles



本書は、本屋で見つけた。まだ、出たばかり。
ロックの名盤シリーズの第三弾。
著者は、スティーヴ・マッテオ氏。米東海岸の音楽雑誌の編集長らしい。
訳者は、石崎一樹氏という日本の大学の英語の准教授。

そして、本書は、ビートルズのレットイットビープロジェクトにかかわった人に徹底的にインタビューし、当時の音源をひっくり返し、関係図書を読み漁り、この成功したか、失敗したかわからないプロジェクトの全貌を明らかにしようとした本だ。

書かれたのは、2003年で、当時、レットイットビーの音源が多量に見つかったり、評価の分かれるアレンジ担当のフィルスペクターが、殺人事件を起こしたり、結構、レットイットビー関係の話題の多い年だった。Let It Be Naked が日の目を見たのもこの頃だ。
本書によれば、映画の方も、再上映に向けて準備が進められていたらしい。

そんな中、本書は、よくまとめられている。
最初、ヘイジュードのプロモの作成のシーンから始まるが、ここで、久しぶりに、観客と歌ったビートルズは、久しぶりに、観客の前で音楽を演奏することの楽しさを思い出し、何かコンサートらしいものをやってみたもいいかなと思い出しだと分析する。
そして、レットイットビープロジェクトがスタートしたが、実は、何も具体的なことは決まっておらず、しかも期間は一カ月に区切られ、かなり悲惨なセッションになった。

ただ、この貴重な映像と音源は、今や、ビートルズを知る上で、欠くことのできない貴重なものになっている。
そして、それらを分析すると、確かに、セッションは、かなり散漫なものだったが、まさに幅広い音楽を、思い思いに演奏していたことがわかる。
最後のルーフトップコンサートがクライマックスだったが、これもどたばたで決まり、寸前まで実現するか、誰もわからなかったという。GHが特に気のりしない中、JLが、いいんじゃないの!といい、その勢いで、実現したというのが、関係者の証言だ。

その映像や、テープがどういう運命をたどったかまで、本書は、フォローする。
何と、そのテープから作成された海賊版は、100以上にも上るという。私もちょっとは、持っているが、氷山の一角に過ぎない。
そして、その音源の研究を、こつこつ続けている人がまだいるのだという。
このビートルズの1カ月を、完全に復元しようと。

マニアックな本だが、ビートルズファンは、読んでみてはいかが?
結構楽しめる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブッダ 大いなる旅路 ① 輪廻する大地 仏教誕生

2013年05月23日 | Books


本書は、NHKスペシャルの番組の本。
番組の方は、DVDで見ていたのだが、本が出ていたとは気づかず、ネットの中古をGET。
1円(送料別)。

取材は、1990年代の後半だが、流石NHK。正面から、取り組んでいる。
仏教の四大聖地を中心に、インド、バングラデッシュでの仏教の現状も、率直に紹介している。

コラム群も充実。当時、世紀末近く、仏教が脚光を浴びていた背景があるようだが、3.11後、仏教が注目されている今、本書を読むにはいいタイミングかなと思う。

今から、まだ十数年前の取材だが、かなり今よりも過酷な取材だったようだ。
その中で、例えば、インド各地で、発掘された舎利容器の取材など、簡単そうでなかなかできない撮影も行っており、ルンビニーの公園化途上の様子など、その時代ならではの内容も含まれており、興味深い。

私の認識する限り、内容はしっかりしており、元祖仏教の様子をビジュアルに感じたい人にはうってつけの本。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

西都原古代文化を探る

2013年05月22日 | Books


本書は、今回訪れた西都原古墳群を訪れた時、ショップで、一番この驚くべき古墳群の解説として面白そうな本ということで、ゲットした。

著者の日高さんは、相当お年だが、ずっとこの日向文明の研究を続けられたきた。
今回、古墳群を訪れて、そこにあった考古学博物館を訪問し、日高さんの夢は、現時点でかなえられているように思う。
もちろん、これから発掘が許されれば、もっともっと大きな発見があるかもしれないが、今までの、発掘成果は、かなり整理されてきているように思う。

古墳群を見た時にも感じ、本書を読んでさらにその感を強くしたのが、日向王権と、仁徳天皇頃の大和政権の結びつきの強さだ。
あの多くの前方後円墳を見れば、誰もがそれを感じるだろう。
発掘された鉄器の多さと、韓国の影響の強さにも、驚かされた。

一方、時代は、3世紀中心で、邪馬台国の時期より、やや遅いことも理解される。

日向が神の国と呼ばれるに至った背景が、本書を読むとわかるような気がする。
大和政権を巡る、出雲、日向、興味は尽きない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする