かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

旅の絵本Ⅲ

2021年04月20日 | Books


昨年、安野光雅さんが亡くなられた。
絵は、いろんなところで、ずいぶん見たと思うが、作品をゲットしたことがなかったので、再発になった絵本2冊をゲット。
本当は、全部そろえたいところだが、一番縁の深いイギリス編と、アメリカ編を。
こちらはイギリス編。
初版が1981年。40年前!
私が、初めて、イギリスに行った年でもある。
絵の解説が2009年となっており、本書は33刷2021年2月発行。
値段も良心的。



いわゆる観光地のみの絵ではなく、結構田舎の絵が多い。
田舎だと、目印が少ないため、場所の特定が難しいのだが、そこは、本人の解説が助けてくれる。
イギリスは、世界で一番村が美しい国と評している。

ここは、トラファルガー広場だが、塔の右下に有名な二人が、いたり(一人は、アメリカ人だと思うのだが)、絵の上の方には、ビートルズも。
隠れキャラがたくさんいて、丁寧に見たら、もっともっと発見があるだろう。
楽しませてくれる。

絵本らしい絵本。
特に、旅行好きの私には、ぴったりの本だった。
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レコード・コレクターズ5月号

2021年04月19日 | The Beatles
今日は、風もおさまり、すばらしい天気。
コロナさえなければ。



本書は、今度出るジョンの魂特集本ということでゲット。
これだけ、マニアックな本が、出版され続けていること自体凄いのだが、寄稿されている評論家?の方々の熱量もすごい。
このコロナ禍で、リリース数も減ってきていると思うのだが、紙面は、充実している。

ジョンの魂特集は、まだ現物が届いていないので、何とも言えないのだが、とにかくDeep Deepに掘り下げて、これ以上掘り下げられるのかというレベルまで掘り下げられているように思える。
始めてこのアルバムを聴いた時、ビートルズとの惜別のアルバムというイメージ(Godの歌詞に代表される)が強かったが、そう単純なものではなく、またそれぞれの曲が作られた背景なども明らかになってきており、いいか悪いかは別にして、当時のジョンとヨーコの状況が、丸裸にされているような印象を受ける。
Ultimate Collectionが届いたら、本書片手に、まずは聞きたい。

The WhoのTHE WHO SELLOUTのスーパーデラックスエディションの特集も、あるが、こちらは、手を出す余裕がない。
その他にロングビーチの特集もあり、こちらには、ちょっと心が動いていたのだが、流石に、カセットテープ付きの豪華版は見送っていた。
本特集で、また調べてみたら、見事に売り切れ。
シンプル盤と豪華版の落差が激しすぎて、中ぐらいのセットがあれば、是非ゲットしたかった充実度。
中古品で値が下がるのを待つか。

Splinterの復刻盤が出ているこも知った。
こちらは、安くはないものの、日本との縁も深いCDで、ゲットしてみようかと思う。
新たに出た本の紹介も充実しており、音楽ファンにとっては、減って来た雑誌群の中で、本書の重要性は高まっているのではないか。

引き続きの奮闘を期待したい。
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根津美術館

2021年04月18日 | Culture・Arts


今日は、午後から、美術館。
南青山に行くと、ステラのお店はあるし、車も、見たこともないような高級車が次々目に入る。
季節のせいもあるが、華やかな感じ。



目当ては、根津美術館。
たぶん初めて。
燕子花屏風が公開される時期に合わせて訪れた。
最近の美術館は、時間指定での予約だから、安心して見られる。



膨大な収集品がある中、本屏風が展示される機会も多くはない。



美術館は、隈さんが、建て直したもの。
日本風と、すっきり風がミックスした素晴らしい美術館。
1階の2室が特別展。
3階の3室が、収蔵品を展示してある部屋だが、青銅器、正倉院東大寺の錦、根津氏生前の茶会の道具の展示だった。
特別展は、当然ながら素晴らしく、収蔵品の展示も、興味深いものばかり。
1階のロビーには、インド、中国、韓国の仏像の名品も。
外人客も多く、東京ど真ん中の、落ち着いた美術館として、評価されているのだろう。



庭が、また素晴らしい。
根津氏の邸宅跡ということだが、所蔵品を除いて、戦災に遭っており、その後作り直したものという。
高低差もあり、滝、池、茶室、お寺、神社など、一通りそろっている。



燕子花も、すでに、咲き始めていた。
ピーク時は見事だろう。



天神様。
天神様だったら、個人で神社を作れるのか?



庭から見た美術館。
美しい。



とういうことで、根津美術館の後は、南青山のヨックモック。
美術館の庭の中にもあったのだが、クローズしてしまっていたので。
季節に合わせてさくらケーキ。

いい1日だった。
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ROCK FILM POSTERS

2021年04月17日 | The Beatles

今日、明日は、珍しく空いている。
やることがあるはあるは。



本屋で、とんでもない本を見つけた。
その名も、ROCK FILM POSTERS。
映画のポスターを集めている人は知っていたが、ロックの映画のみに集中して集めていた方がいたとは。
帯には、限定1,000部とある。ナンバリングがしてあるわけではないが。

序で、映画監督のアレックス・コックス氏が、ロック映画のポスターはこうあるべき論を述べて、このポスター群のコレクターである井上由一氏が集めた経緯を書いている。
確かに、プレスリーぐらいまでは、映画音楽は添え物だったが、ビートルズ辺りから、音楽を演奏するミュージシャン自体が、主役の映画が登場し、60年代~80年代までの一時代を築いた。
この本はその時期のポスターを紹介しているが、なかなかの量だ。

例えば、最初に出てくるA Hard Day's Nightだけで、14枚のポスターが紹介されている。
日本のポスターもユニークだと思っていたが、国によっては、手書きの絵もある。
題名も、「皆は一人のために」など、日本だけが、ユニークな題名を付けていたわけではなかったことがわかる。
意外と、YEAH!YEAH!YEAH!派も多いようだ。
フランス版のデザインでは、ポールの叔父役が、4人と同じぐらいの大きさで、クローズアップされていたりする。
とんでもない価格で取引されている今はなき立看ポスターも、多数紹介されている。

そんな感じでビートルズのソロ時代も含めたポスターの後は、ストーンズ。
リバイバルでギミーシェルターを見に行ったのを覚えているが、暗い映画で、どちらかというと、ドキュメンタリー映画のジャンルに属するのではないかと思った。
昔、当時珍しかったIMAXで見たのがあったのと思ったら、Let's Spend the Night Together だった。
これは、まさにスタジアム型コンサートの走りだったと思う。

デビッドボウイのは、ロック映画という枠ではなく、芸術性が高かったイメージ。
戦場のメリークリスマスのポスターでは、刀をクローズアップしたり、首まで埋められた絵を使ったりと、日本人が見るとやや驚く構図のポスターも多い。

ディランは、その辺、唄と芸術性と、いいバランスかもしれない。
その後も、フロイド、フー、ジミヘンと続くが、やはり強烈に印象に残っているのが、ツェペリンの情熱のライブだ。
何度か、映画館に足を運んだし、その後も、ビデオ、DVD等、出るたびに買っていた。
コンサートそのものも素晴らしいが、間に挟まる、4人の個性あふれるショートムービーも面白かった(一般の評判は悪いが)。

そしてウッドストック。
ビデオになってから見たのだが、当時の空気をよくとらえている。
当時の空気を伝える映画としては、イージーライダーも紹介されている。

バングラデッシュのコンサートも懐かしい。
すごいメンバーが集まったコンサートが行われたということは音楽雑誌で知っていたが、その映画が、(当時住んでいた)仙台で(小さな映画館だったが)、封切られるとは。
かじりつくように見ていたのを思い出す。
特に、ディランや、クラプトンの動く映像を見たのは初めてだったのではないか。

ということで、字が少ないせいもあるが、あっという間に読めるし、自分の記憶と重ねながら見ると、面白さも倍増。

この本で紹介されている映画を全部見れたら、ロックの歴史がわかるかな?
少なくとも、見たくなった映画が数本あったので、ゲットできるか調べてみよう。

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気がつけばビートルズ

2021年04月16日 | The Beatles



本書は、昨日出たばかり。
本屋に行ったら、並んでいたので、早速ゲット。
面白いのであったいう間に読めてしまった。

ビートルズ研究科の藤本さんの本だが、普段接点も多い方で、目の前で話されている臨場感がすごい。
今までお聞きしたことがある話と、初めての話が入り混じるが、とにかくマニアックな性格が各所で出てくる。
私はB型で、回りからもよくそう言われるのだが、藤本さんもB型なのか。

こまめによく記録を取られているのと、レコード等の収集に際しての、執拗さが尋常ではない。
後半の冥途の土産ツアーについてのお話はよくお聞きしていたので、私も、もう少し時間ができたら、マネをしたいと思っている。
前半の、記事を書き始められたころの話や、ニューヨークで、レコードを買いあさった話は初めて。
特に、置き引きにあった話は、悲しい。
当時、私はシカゴに住んでいて、やはり同僚が置き引きにあった。
空港で、全く同型のカバンに置き換えられていた。
盗まれたカバンは、金目の物を取られれて捨てられていたが、書類等が盗まれなくて、よかったという話だった。

ポールのニューヨーク公演は、1989年12月に行かれているが、私はその寸前のシカゴ公演に行っている。音は悪かったが、とにかく感動で、ぼぉっとしていた。
ダフ屋との交渉の話も出てくるが、私は、金券ショップに並んでいたチケットを買った。
ダフ屋は取り締まるのに、金券ショップはOKなのか?仕組みはよくわからない。
ストーンズの公演にも行かれたという。シカゴにも来たのだが、チケットは入手困難だったし、スケジュールが合わずに行けなかった。
そういえばクラプトンも当時来て、公演後、クラプトン以外のバンドメンバーを乗せた飛行機が墜落するという悲劇もあった。

シルクドソレイユも行かれたという。
私は当時は、日本にいて、行けなかったのだが(夏休みを利用して行こうと考えたことはある)、今は、コロナで倒産してしまったので、永久に見られなくなってしまったのかもしれない。

カスバクラブや、エンプレスなど、当時の面影がどんどん失われつつあるということで、早く再訪したいが、この状況ではいつになることやら。

マニアックな本だが、旅の面白さ、音楽を追っかける面白さを、満喫させてくれる本。

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