かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ROCK FILM POSTERS

2021年04月17日 | The Beatles

今日、明日は、珍しく空いている。
やることがあるはあるは。



本屋で、とんでもない本を見つけた。
その名も、ROCK FILM POSTERS。
映画のポスターを集めている人は知っていたが、ロックの映画のみに集中して集めていた方がいたとは。
帯には、限定1,000部とある。ナンバリングがしてあるわけではないが。

序で、映画監督のアレックス・コックス氏が、ロック映画のポスターはこうあるべき論を述べて、このポスター群のコレクターである井上由一氏が集めた経緯を書いている。
確かに、プレスリーぐらいまでは、映画音楽は添え物だったが、ビートルズ辺りから、音楽を演奏するミュージシャン自体が、主役の映画が登場し、60年代~80年代までの一時代を築いた。
この本はその時期のポスターを紹介しているが、なかなかの量だ。

例えば、最初に出てくるA Hard Day's Nightだけで、14枚のポスターが紹介されている。
日本のポスターもユニークだと思っていたが、国によっては、手書きの絵もある。
題名も、「皆は一人のために」など、日本だけが、ユニークな題名を付けていたわけではなかったことがわかる。
意外と、YEAH!YEAH!YEAH!派も多いようだ。
フランス版のデザインでは、ポールの叔父役が、4人と同じぐらいの大きさで、クローズアップされていたりする。
とんでもない価格で取引されている今はなき立看ポスターも、多数紹介されている。

そんな感じでビートルズのソロ時代も含めたポスターの後は、ストーンズ。
リバイバルでギミーシェルターを見に行ったのを覚えているが、暗い映画で、どちらかというと、ドキュメンタリー映画のジャンルに属するのではないかと思った。
昔、当時珍しかったIMAXで見たのがあったのと思ったら、Let's Spend the Night Together だった。
これは、まさにスタジアム型コンサートの走りだったと思う。

デビッドボウイのは、ロック映画という枠ではなく、芸術性が高かったイメージ。
戦場のメリークリスマスのポスターでは、刀をクローズアップしたり、首まで埋められた絵を使ったりと、日本人が見るとやや驚く構図のポスターも多い。

ディランは、その辺、唄と芸術性と、いいバランスかもしれない。
その後も、フロイド、フー、ジミヘンと続くが、やはり強烈に印象に残っているのが、ツェペリンの情熱のライブだ。
何度か、映画館に足を運んだし、その後も、ビデオ、DVD等、出るたびに買っていた。
コンサートそのものも素晴らしいが、間に挟まる、4人の個性あふれるショートムービーも面白かった(一般の評判は悪いが)。

そしてウッドストック。
ビデオになってから見たのだが、当時の空気をよくとらえている。
当時の空気を伝える映画としては、イージーライダーも紹介されている。

バングラデッシュのコンサートも懐かしい。
すごいメンバーが集まったコンサートが行われたということは音楽雑誌で知っていたが、その映画が、(当時住んでいた)仙台で(小さな映画館だったが)、封切られるとは。
かじりつくように見ていたのを思い出す。
特に、ディランや、クラプトンの動く映像を見たのは初めてだったのではないか。

ということで、字が少ないせいもあるが、あっという間に読めるし、自分の記憶と重ねながら見ると、面白さも倍増。

この本で紹介されている映画を全部見れたら、ロックの歴史がわかるかな?
少なくとも、見たくなった映画が数本あったので、ゲットできるか調べてみよう。

コメント
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