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折に触れて考えをブラッシュアップ

2016-08-06 12:04:37 | 16期生のブログリレー

こんにちは。16期生の大石です。
いよいよオリンピック開幕ですが、外で一仕事したあと、開会式を観ないで書き上げました。

1.ブログ記入の覚悟
第2回の講義を受けて、今後のブログは以下の三つのルールを守って書くことにより、書く
技術を向上させようと決めました。
①骨格が決まるまで書き始めない。
②最初にテーマか結論を言う。
③最低2回は読んでから発信する。

2.今回のテーマ
 「経営とは、経営者に必須の資質とは、診断士の役割とは」が今回のテーマです。
 私が今考える、「経営とは、経営者に必須の資質とは、診断士の役割とは」を文字にしておき、
折に触れて見直していくことは、コンサルティングが支離滅裂にならず、向上して行くために
重要だと考え、今回のテーマにしました。
 まだ粗々すが、だからこそ文字にするための洗練が少し進み、みなさんからたたいて鍛えて
もらえる良い機会だとも考えました。みなさんご多忙とは存じますが、感じたままでいいので
フィードバックをいただけるとありがたいです。

3.経営とは
 私が今考える経営とは、外部環境の変化に対し、内部環境を適応させながら、継続的に
利益を出して永続することをめざす行為だと考えます。
 また、企業にはライフサイクルがあり、創業、成長、成熟、変革、成長、成熟とステップを
繰り返していくか、その途中で消滅すると考えます。さらに業界にもライフサイクルがあり、
創業、成長、成熟、変革、成長、成熟とステップを繰り返したり消滅したりします。企業の
ライフサイクルのステップの期間は、その時の業界のステップにより、長くなったり短く
なったりします。

4.経営者に必須の資質
 私が今考える経営者に必須の資質は「全体を動かすセンス」です。これは一ツ橋大学の楠
教授がセミナーで話された考えです。私には一番しっくりきています。楠先生によると、
センスとは潜在的なもので、後天的につけることはできません。もしセンスを持っているなら、
鍛えて磨けば輝きを増すそうです。それに対して後天的に習得可能なものはスキルで、スキル
がいくら優れていても、センスがなければ経営は破たんしていくそうです。

5.センスとステップ
 一言で「全体を動かすセンス」と言っても、事業のステップによって組織の大きさや
課題は変化しますから、実際の「全体を動かす」行動はステップによって変化すると私は考えます。
 創業期には組織の規模は小さいのですが、予想もしないたいへんな困難が続く中、全員を
あきらめさせないガッツが必要な資質だと考えます。
 成長期には、組織も職務も増大します。新たな仕事のやり方を考え、権限委譲して社員に
やってもらったり、現場のモチベーションを上げる資質が必要と考えます。
 成熟期には、今の業界以外も含めた広い視野で市場を捉えなおし、新たなビジョンを決断し、
何を強みにして、何の指標で競争するのかを決断します。また、新しい考え方を組織の末端まで
根気強く浸透させる資質が必要です。
 変革期は、自分でビジョンから描きなおすこともありますが、後継者に託すこともあります。
後継者は経営センスのある人材を早期に見いだし、時間をかけて鍛えておかなければなりません。
後継者に託すと決めたら、一切口出しをせず、我慢するのも「全体を動かすセンス」だと考えます。

6.診断士の役割
 以上を踏まえて診断士の役割は、①経営者のセンスを磨くことの支援と②経営者や社員の
スキルアップの支援とに大別できると考えます。これを意識しながら支援することが重要だと
考えます。

 今の考えをまとめてみました。忌憚なきご意見をいただけると助かります。

コメント (3)
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