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セミナー講師への道(は遠く険しい・・・)

2016-09-23 10:00:11 | 16期生のブログリレー

皆さまこんにちは、16期の八木原です。

毎回、投稿しようとすると藤田さんのブログが面白すぎて手が止まり困ります。

さて、私は先日、恩師の好意により某チェーンストアのSV研修で話をせよとの打診を受け、早速行ってまいりました。内容はCSポ

ートフォリオという顧客満足に関する相関分析の解釈およびエクセルを使った資料作成方法と、今春、経産省から公開されたJSTAT

(いわゆるGISデータ)の使用方法と商圏分析などの活用方法についての講義です。GISデータは何年も実務で使ってきたので得意

とする(はずの)内容で3時間くらいかけました。

 

講習を終えて恩師から、クライアントの講習会ではWEのスタンスで話すように、「教えてやる」口調は絶対厳禁!と言われハットしま

した。話しながら聞き手をもてなす気持ちを忘れ、先生口調になる癖が入り交じりマズイナと感じていました。プロとしては超未熟です。

辛抱強く聞いてくれたSVの皆さんや、じっと我慢しながら言葉を選びつつ指摘して頂き、さらに帰り道がわからなくなるほど大量の酒

で労って頂いた恩師に心から感謝です。

 

もともと、講師業は中小企業診断士になってやりたいことの一つでしたが、諸先輩の話では、超レッドオーシャンの世界だとか、受講

者と講師の年齢差は埋め尽くしがたい溝をつくるとか、浮き沈みの激しい世界とか・・散々ネガティブなことを言われ意気消沈してい

ましたが、やはり自分はやりたいのだということを実感した一日でもありました。

 

今回、キャリアプラン作成にあたり講師業を入れましたが、内容があまりに漠然としすぎており、参考のためにと某大学主催のカルチ

ャースクール?の講義内容を分析してみました。チョイスした理由は、法政の先輩が頑張っているからのみ(某大学とは法政ではあり

ません)。ビジネス・資格分野に絞ると全部で150弱の講座(重複を含む)ありました。財務(8講座74単元、一単元1.5時間)とマーケ

ティング(8講座55単元)組織論とリーダーシップ論の合計では(9講座42単元)あり、テーマとしてはやはり鉄板です。驚いたのはプレ

ゼンテーション(9講座42単元)とコミュニケーション(15講座58単元)の講座割合が多く、これらを合算すると(24講座100単元)となり

関心の高さを窺わせます。ホットな分野としてはアンガーマネジメントに関する講座が3件、NLPに関するものも3件ありました。今後は

この分野にグーグルのマインドフルネスなどが加わるかも知れません。さらに蛭川さんと水谷さんが小論文テーマとされていた「フィン

テック」も人気が出そうな気がします。ちなみに、これらの分類は講座名や内容説明から私が勝手にグループ化したものです。

それぞれの講座ともスクールの特性のためか、専門性を掘り下げたものは極めて少なく、実務的な応用編に的が絞られていました。

本に例えれば『ザ・ゴール』が財務や経営課題を生産マネジメントに置き換えたように、複数の領域をまたぐものがテーマの中心となっ

ていました。

 

当スクールには150件のうち36件もの講座が公開中止となっており、内容をみていると、コンテンツに対する興味や講座概要の表現

力、怪しそうな講師?などの要因で集客できなかったのではないかと思われます。確かにレッドオーシャンかも知れません。

 

まずは、ビジネスの鉄板分野で独自の領域を早めに見出すこと、また、講師はサービス業の姿勢を忘れずに研鑽を積んでゆければと

思っています。稼ぐプロコンの出版企画やプレゼンテーション実技は、これに直結する良いトレーニングになるものと期待しています。

 

コメント (3)
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