こんにちは。塾長の鴨志田栄子です。今日は、プロコンと健康管理について考えてみたいと思います。
先週末、稼プロ!の合宿がありました。その中の「独立へのロールモデル」で健康管理についての話題があがりました。
私たちは独立してコンサルタントとして仕事を開始すると、病気で穴をあけることは厳禁です。独立前以上に健康管理が求められます。
ところで、3大疾患をご存じでしょうか?
A.悪性新生物(癌)
B.虚血性心疾患(動脈硬化による心臓障害)
C.脳血管疾患(脳出血と脳梗塞)
これらの3大疾患を招く主な生活習慣病として、以下の4つが挙げられます。
①肥満症(高脂血症)
②脂質異常症、③高血圧症
④糖尿病
これらの生活習慣病は、日ごろの食生活の心がけにより、予防することができます。
少しだけ、これらの生活習慣病について説明します。
①肥満症(高脂血症)
食べ過ぎと運動不足が原因といわれています。すなわち、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回っている状態です。過剰なエネルギーがインスリンなどの働きで脂肪となります。肥満は、血圧・血糖・コレステロールの上昇を招き、動脈硬化、糖尿病、脳血管疾患を起こしやすくなります。
②脂質異常症
血液中に含まれる脂質のうち、コレステロールと中性脂肪が基準値を外れた状態をいいます。コレステロールは、運動不足、動物性脂質の取りすぎから、高中性脂肪は、糖質やアルコールの過剰摂取が原因となることが多いようです。⇒皆さん、注意しましょう。
③高血圧症
塩分の多い食事、運動不足、ストレスなどの生活習慣が要因とされています。塩分はナトリウムなので、カリウムを多く含む野菜や果物の摂取に努めましょう。ほうれん草やキュウリ、カボチャなどはカリウムが豊富な野菜です。
④糖尿病
動物性脂肪や糖質の過剰摂取、運動不足、内臓脂肪型肥満が原因といわれています。
ちょっと硬い話になりましたが、なぜ、生活習慣病に気をつける必要があるのか?……が大事です。いうまでもなく、私たちは、身体が資本です。病気にかかり、「働けなくなること」=「収入が途絶えること」を意味します。企業に勤務しているときは、有給休暇があります。そして、長期療養中も病欠が認められ、給料も全額まで支払われなくてもその何割かが1年間、毎月支払われます。しかし、独立したらどうでしょうか? このような環境はまったくありません。
独立にあたっては、特に、家族の生活を支えていらっしゃる方は以下のことを念頭に置くことが大切と考えています。
①保険に入り、万が一の対策を講じること。
②健康管理、特に、運動時間の確保と食事には気を遣い、バランスのよい食生活を送ること。
この2つは、最低限の心得ではないでしょうか?
実は、私の義兄は、59歳で3大疾患の一つである、脳幹出血を患い、奇跡的に命はとりとめたものの、寝たきりとなりました。四肢は麻痺し、胃瘻で栄養を摂取しています。倒れたときは企業に勤務しておりましたので、その後の、勤務先の手厚い福利厚生を身近で見てきました。そのときに、独立したら、このようなことは一切ないということを痛感するとともに、これから独立を目指す人たちには、伝えていきたいこととして心に刻みました。
これから独立を目指す方々は、ぜひ、生活習慣病を予防する、そして、万が一の対策を講じることを心の片隅に刻んでいただけたらという私からのメッセージです。
※生活習慣病は、昭和30年代以降、「成人病」といわれておりましたが、平成8年以降「生活習慣病」と改められました。