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大日本プロレスのビジネス

2016-09-15 05:00:00 | 16期生のブログリレー

16期の中嶋です。

 皆さん、大日本プロレスって知っていますか?
 今、プロレスがブームと言われています。
 プロレス団体はメジャーな新日本プロレスを筆頭に数多くあり、手っ取り早くWikipediaを見てみるとなんと57もありました。その中で診断士的目線で興味をもつのが「地域密着型プロレス団体」と言われるカテゴリーの団体です。

 最も老舗は、我がふるさと岩手県を中心として東北地方で活動している「みちのくプロレス」だと思います。他には「JWA東海」「埼玉プロレス」「大分プロレス」「北都プロレス(北海道)」「沼津プロレス」「信州プロレスリング」「九州プロレス」「富士宮プロレス」「新潟プロレス」「鳥取だらずプロレス」「琉球ドラゴンプロレスリング」「道頓堀プロレス」「愛媛プロレス」と、地方名が書かれているプロレス団体が13もあります。これらのプロレス団体の活動や位置づけなどは、今後しらべて行きたいと思います。

 大日本プロレスの本拠地は横浜市都筑区にあります。プロレス「団体」と書きましたが、株式会社であり、正式名称は「大日本プロレスリング興業株式会社」です。このプロレス団体も、ある意味「地域密着型プロレス団体」と言える面があります。そのユニークな取り組みの一つが「商店街プロレス」です。

 実は先日、最寄り駅の「本郷台駅」前の広場で、大日本プロレスの「商店街プロレス」が行われました。おそらく野外用の小さいリング(6~10畳くらい)が設置されており、最初は「子供プロレス教室」が行われていました。次に通常の試合が行われます。選手は有名ではありませんが、テレビで見るようなプロレスの仕草、あおり、技が間近で見られ大盛り上がりでした。つくづく思ったのは、テレビで見るプロレスではただのつなぎ技でしかないボディスラムやドロップキックが、間近で見れば小柄な選手がやっても迫力があるということです。いかにテレビで行っているプロレスの技が危険か、そして選手の技術が高いかが良くわかりました。

 「商店街プロレス」ですが、(一社)横浜市商店街総連合会との「タッグマッチ」だそうです。プロレスを見ることは無料なので、連合会や商店街からの出資で行われる集客イベントという位置付けだと思います。同じ位置付けのイベントには、大道芸やバルーンアートなどが考えられます。プロレスという規模の大きいイメージがあるイベントを、集客イベントに変える発想が素晴らしいと思いました。例えば1000円カットの床屋のように、サービスを限定して少額で提供する発想にも通じるかと思います。

 大日本プロレスは他にも「飲食業」「グッズ販売」や、「運送業(プロレスラーによる引っ越し代行!)」「スポーツジム」なども行ったことがあります(現在は休業中)。
 大きな団体ではないからこその自由な発想と取り組みに、個人的には非常に好感を持っています。プロレス&プロレスラーという強烈な個性があるコンテンツが有るからこそ、ということもあるかと思います。私も自分の仕事の中で応用できることを考えてみたいと思った次第です。

コメント (3)
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