こんばんは。17期の依田です。
11月25日の日本経済新聞 電子版に、IoTに関する以下の記事がありました。
『財務省や経済産業省は2018年度税制改正で、
あらゆるモノがネットにつながる「IoT」などの新技術に対応した設備投資を対象に減税する方針』
このブログでも、何度も取り上げられているIoTの話題ですが、
「そもそもIoTとは何かがわからない」、「キーワードは知ってるけど、どんなものかわからない」
という人は多いのではないでしょうか。
私もその一人なので、ちょっと整理してみたいと思います。
一般的にIoTとは、「Internet of Things = モノのインターネット化」と言われています。
漠然としすぎていて、イメージがしづらいなと感じます。
そこで、ITコーディネータ協会が出版した「中小企業のためのIoT導入ガイド」を見てみると、
IoTを以下のように定義しています。
『様々なものをネットワークにつなげる、そこから様々なデータをあつめる、そしてそのデータを、現状の見える化、
現状の改善、さらにそこから新たな価値を創出するために活用する』
すなわち、キーワードは「つなげる」「あつめる」「活用する」の3つです。
少しイメージが沸いてきました。
では、具体的にはどんなものを言うのでしょうか。
私は、IBMが定義した「狭義のIoT」と「広義のIoT」に分類すると、分かりやすいと思いました。
「狭義のIoT」とは、ICタグやセンサーを使用し、製造業などでの効率化や生産性を向上させるもの。
「広義のIoT」とは、ウェアラブル端末やスマート家電など、人とものがつながるもの。
こうして考えると、意外と身近なところでもIoTと関わっているのだと思います。
一般的に多くの人が言っているIoTや、政府が推進するIoTとは、
利益向上や生産性向上など産業向けの、いわゆる「狭義のIoT」だと思います。
これから、もっと普及が進んでいくとは思いますが、もう少し分かりやすい言葉の定義や仕組みが広がれば、
もっと身近なものになるのではないでしょうか。