講師の亀田です。本日はマーケティングの最新事例をご紹介したいと思います。
それは、企業同士によるツイッター上の交流が活発に行われ、人気を集めています。
これまでも、人気のある企業ツイッターはありましたが、シャープやタニタ、キングジムといった、
異業種で接点がなさそうな企業が、友達のような関係を構築している点が注目ポイントです。
例えば、タニタが「タニタとコラボしてくれるところないかな」とつぶやくと、
シャープが反応し、軽妙なやり取りが続きました。
このやり取りは、ウェブコミックになり、16年には書籍化もされたそうです。
また、キングジムもシャープは、単なる会話だけではなく、
お互いの商品を試してみて、その感想を言い合うなど、深い関係を構築しています。
この二社は、デジタルの世界からリアルの世界まで交流が発展し、
今年8月には両社社長が一緒に公園でポケモンGoを楽しむ企画へ発展しています。
これまでは、企業対生活者のコミュニケーションの中でブランド形成されていましたが、
この事例の場合は、企業対企業のやり取りを生活者が眺めることで、
ブランドの人格が形成、ブランドとの距離感や親近感があがっていく、という新しいタイプの事例ですね。
マーケティング4.0時代のブランディング手法としも注目をしていきたいと思います。