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わが社の入社式

2018-04-13 23:25:29 | 17期生のブログリレー

稼プロ!17期 松原伝二です。

今回が13回目の投稿になります。よろしくお願いします。

 4月に入り新年度を迎え、各社で入社式が行われている。今年の桜は、例年より開花が早かったため、入社式の頃には葉桜になっている所も多かったようだ。

 私が勤務する医療法人では、春と秋の年2回入社式を行う。今年は、42日に春の入社式が行われ、100名以上の新入職員を迎えることができた。

 想えば私も3年前に中途入社し、新入職員として入社式に参列した。50歳を超えてからの転職で、未経験の医療分野であったこともあり、気が引締まる思いで参加したことを覚えている。

 今年の入社式では、私が司会進行を行なうことになった。我が社では、本来、人事部長が司会進行を行なうことになっているのだが、人事部長が昇格辞令を受けることになったため、財務部の私に役目が回ってきたのだ。

 入社式の司会は、式次第に従い進行するだけだと思っていたので、軽い気持ちで司会の依頼を受諾した。しかし、後日、進行表を受け取って内容を見てみると、檀上の役職者、新入職員、昇格者等合計150名以上の、所属、資格、氏名等を司会が全員紹介することになっている。

 一度、全体を通して全員の名前を読んでみたが、思ったよりも長く重労働だ。しかも滑舌が思うように動かず、名前をつかえてしまう。これは、甘く見てはいけないと思った。自分にとっては150名の中の一人でも、その人にとってはたった一つの名前だ。名前を間違えることはできない。

 自宅で何度も何度も名前を間違わないように、つかえないように声を出して練習した。繰り返し声に出して名前を読んでいるとだんだんつかえなくなってくる。また、不思議なもので、名前からその人物像を想像すると、次第に人に興味が湧いてくる。

 入社式当日、入社式の開会を告げて入社式が始まった。新入職員の紹介では、手元の原稿に目を落とし、所属・資格と名前を間違えないように気を使いながら一人ずつ名前を読んでいった。名前を呼ばれた新入職員は、返事をしてその場で起立する。顔を確認しながら次々と名前を読む。

 いつの間にか‘名前を読んでいる’だけが、 ‘名前を呼んでいる’ことに気が付く。何とかつかえることなく100名の所属・資格と名前を呼び終えることができた。

 医療機関の職員は、事務職を除いてほとんどが資格職だ。医師、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、放射線技師、臨床検査技師、管理栄養士、精神保健福祉士など多職種が集まっている。今年も多くの職種の職員が入社してきた。

 職員の流動性が高い医療業界だけに、いかに定着させていくかが課題だ。今日、名前を呼んだ新入職員が長く定着してくれることを願いながら閉会を告げ、入社式を終えた。

コメント (3)
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