東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

土浦駅のサイクリング基地の話

2018-04-19 09:00:00 | 17期生のブログリレー

17期の桶 哲治です。今回は、土浦駅サイクリング基地についてです。

最近土浦駅が、生まれ変わりサイクリングのための基地となりました。

土浦の駅前商店街が衰退し始めてもう20年以上になるのですが、その活性化のための施策の一つとして茨城県・土浦市・JR東日本が、駅ビルの再開発を行いました。

土浦駅から「つくば霞ヶ浦りんりんロード」を経由して筑波山や霞ヶ浦一周のサイクリングが出来るようになりました。以前から自転車道路はありましたが、駅と繋がりがより便利になったわけです。近年自転車ブームからかなりの人が訪れると思われ、駅前の活性化に繋がるのではないかと期待しています。

「つくば霞ヶ浦りんりんロード」: https://www.ringringroad.com/

以下引用しました。 https://cyclist.sanspo.com/

JR土浦駅に日本最大級の体験型サイクリングリゾート「PLAYatre TSUCHIURA」(プレイアトレつちうら)が329日にオープンした。東京から最短49分でアクセスでき、全長180kmのサイクリングコース「つくば霞ヶ浦りんりんロード」への拠点ともなる“駅ビル”で、今回はその第一弾としてプレイアトレの中核となるベースキャンプ「りんりんスクエア土浦」やカフェをオープンした。

プレイアトレつちうらは、JR東日本グループの駅ビルを開発・運営するアトレが展開する、新コンセプトのブランド。「コト発信」や「体験の提供」を軸とした新たな駅ビル像を目指している。グランドオープンに向け、今回の「りんりんスクエア土浦」を皮切りに、今年12月には500坪のレストランエリア、来年5月には茨城県内の人気ショップを集めたフードマーケット、そして2019年秋以降にサイクリングホテルの開設を予定している。「従来の駅ビルのスタイルからの脱却」をコンセプトとしている。


この事業は、土浦市の活性化のためにかなり力になると思われますが、自分は、少し複雑です。というのもこの自転車道路は約30年前まで走っていた鉄道の跡を使った道路だからです。関東鉄道筑波線が、JR土浦駅から筑波山(筑波山神社)の登山道路の入り口を経由して水戸線の岩瀬駅までつながっていました。1980年代のモータリゼーションの中で鉄道客が減少し赤字となり、廃線とせざるを得ない状況のようでした。その鉄道線路跡を自転車専用道路として整備されました。日本の各地で廃線跡が自転車道路となったようですが、この筑波線跡の整備と維持に8億から10億円の費用がかかっているそうです。

自転車ファンには申し訳ありませんが、そんなに費用がかかるのに(そんな金があったなら年間2000万円くらいの赤字補填くらいできた?)、なぜ残せなかったのかと考えてしまいます。約10年前に茨城県内の地方鉄道が廃線決定し、その廃線跡をどうするかの意見交換会に出席したことありますが、自転車道路はすごい費用かかるので、茨城県は筑波線で懲りたからもう作らないと言ってました。

最近は旧筑波線のまわり(土浦近郊ですが)には住宅地が増えていますし、筑波山へ登山する人も増えています(TXつくば駅からも筑波山には行けますが)ので、勝手な空想ですが、何とか廃線を延期して、最近のLRTに改修しておけば地方の活性化になったかもと思います。

自転車での活性化とLRTでの活性化のどちらが良いかではありませんが、鉄道ファンとしては悩ましいです。と言うより地方の活性化は難しいと言うことでしょうか。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする