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アメフトコーチのコミュニケーション力

2018-07-30 06:00:00 | 18期生のブログリレー
16期生の大石泰弘です。

日大アメフト部の事件の記憶はまだ新しいと思います。私はアメリカのプロのアメリカンフットボールリーグ NFLの試合観戦が好きなので、あの事件に関連してアメフトの話を書きます。

アメリカのアメフト推進団体である「USA Football」がコーチ向けに作ったハンドブックがあります。およそアメフトを指導するコーチや教育者たる者はかくあれ、が書かれたハンドブックです。以下のURLからダウンロードもできます。
https://assets.usafootball.com/guides/beyondthexando/#

その中で、留意すべき「10のコミュニケーションのキーポイント」が挙げられています。

1:指導者が「言うこと」「すること」はすべて、コミュニケーションととらえられることを理解しておかなければならない。
2:シチュエーションに応じて、どういったコミュニケーションが有効かを熟知しておく必要がある。
3:全てのコミュニケーションは、相手の解釈に委ねられる。意図したところとは違う形で捉えられることがあることを理解しておくべきだ。謙虚さはカギとなる。
4:自分なりの声を見つけ、真摯に、コミュニケーションをとろうと努力するべきである。
5:コミュニケーションスキルを高める努力は常に怠ってはならない。
6:自分のおかれた環境を読み取り、自分の伝えるべきメッセージがなんであるかを見極める。
7:何が言葉にされたかより、実際に何が伝わったかのほうが重要であることに気づかなければならない。
8:耳だけではなく、目と心で相手の話を聞くべきである。
9:本当に自分が思うところを本気で伝えよ。
10:コミュニケーションは、それが行われた時点で取り返しがつかないことを肝に銘じておくべきである。

日大だけでなくすべてのアメフトコーチに理解して欲しいです。とかく精神論に走りがちな日本のあらゆるスポーツ指導者が理解するべきことだとも思います。

ところで、経営コンサルタントはスポーツコーチと仕事の性質が近くないでしょうか。コンサルティングの中で、無意識のうちに日大コーチをやっていないだろうかと不安になりました。ともするとタスク思考になりやすい私は、各項目をよくかみしめようと思いました。

以下は余談です。私は中央支部の国際部に入っています。国際部に入ると、中央支部のHPの「グローバル・ウインド」というコーナーに、順番に記事を書きます。私は6月号の当番だったので、4月からNFLのことを書こうと思って思案していました。すると日大の事件が起きました。主題が少し違っていたので日大の事件については軽くしか触れませんでした。

原稿を提出した後に上述のハンドブックの存在を知り、こっちの記事を書きたかったなと悔しい思いをしたので、このブログで紹介させていただきました。グローバル・ウインドのURLは以下です。http://www.rmc-chuo.jp/category/globalwind
稼プロ!OBがたくさん記事を書いています。こちらも読んでみてください。
コメント (8)
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