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ベトナム版「人を大切にする経営」を実践している会社では?

2018-07-23 21:26:19 | 18期生のブログリレー

こんにちは。塾長の鴨志田栄子です。
7月16日~21日まで、6日間連続で、ホーチミンでセミナー講師をしておりました。
テーマは「おもてなし経営」。サービス業の会社、製造業の会社、そしてオープンセミナーと、同じテキストを用いて、2日間ずつのセミナーでした。

「雨の日に、来店したお客様にタオルを差し出す」
これは、おもてなしでしょうか? サービスでしょうか?
こんな問いかけをしながら、ベトナムにおける「おもてなし経営」について受講生の方々と考えていきました。

ところで、今日は、指導を実施したサービス業の会社様について、私の感動体験を紹介します。
この企業様は、ベトナム版「人を大切にする経営」を実践しているように思えました。

・時間意識が高い。遅刻する人がいない。休憩時間も厳守している。
・ミーティングルームに入るときは、必ずノックしてから扉を開けている。
・社内ですれ違う社員は、会釈をしてくれる。
・新入社員には、社長が3日間、つきっきりで教育を行っている。
・社員の教育にかかる費用をおしまない。
・改善提案を行った社員には、報奨金も出している。
・クレドも作成。
・自分達1人ひとりがオーナー意識をもって仕事をすることが大事と発言する社員。
・社員同士褒め合う文化も構築済み。
・逆さまのピラミッド型組織と、ピラミッド型組織の図を提示して、皆さんの会社はどっちですか?と聞くと、従業員は迷わず、「逆さまのピラミッド型組織」と答える。

 何よりも、社長が2日間のセミナーにずっと参加し、必要なところで、社員にアドバイスや注意喚起を行っていました。社員に寄り添う社長。しかし、甘やかしではなく、親身な指導を行っていいます。
 日本の中小企業では、社長が、ずっと社員、それも幹部社員ではなく、リーダークラスの研修に、ずっと張り付くということは、まずないと思います。最初に挨拶をしたり、たまに顔を出すことはあっても、多くが人事部長に任せっぱなしではないでしょうか?

 受講生の理解力・吸収力も早いし、グループワークも短い時間で討議を終えます。日本では、受講生から討議時間が短いなど、苦言をアンケートで書かれることがありますが、海外では、短い時間で、手際よく、進めていくことが多くみられます。日頃から、こういうトレーニングを沢山実施しているのだなぁと感じました。優秀な企業様では、改善提案も、トレーニングも習慣化しようとしています。

 最後に、バイクの国、ベトナムの駐輪サービスの写真を紹介します。1年中、真夏のホーチミン、駐輪中に、シートが熱くならないよう断熱シートをかぶせています。これは、駐輪サービスを提供している側のサービス(ベトナムでは、現時点では「おもてなし」)の一例です。このようなサービスを提供しているところは、あまりありません。このサービスは、クォリティが高いといえます。

コメント (6)
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