みなさんこんにちは。稼プロ!18期生の佐々木(晋)です。私は2015年10月に登録しましたので、診断士3年目になります。この間、実務補習や実務従事、研究会での活動を通じ、多くの学びがありました。中でも最近特に関心が強くなったのは“組織”です。
資格取得以前は、組織といえばポストぐらいしか関心がありませんでしたが、ビジョンやリーダーシップ、動機付けや活性化など、非常に奥深いことを学びました。私は今の会社で比較的異動が多く(現在の部署が9箇所目)、社内の様々な組織を経験してきましたが、やはりメンバーが活き活きとしている組織は、パフォーマンスが高かった印象があります。診断先の中小企業でも、社長がカリスマを持っていたり、共通の目標を持っている企業はポテンシャルの強さを感じます。逆にいい技術を持っていても、閉塞感や停滞感が漂う会社は問題が根深いです。
会社ではチームをマネージする立場にありますが、メンバーの動機づけに日々四苦八苦しています。20代の若手社員は仕事の意義や自分の成長を大事にする人が多く、我々世代によくある“つべこべ言わずやれ”的な価値観は受け入れられません。組織のアウトプットを高めるためには、従業員満足度を強める取り組みが重要だと感じています。診断士試験で学んだ組織活性化の施策は、積極的に活用しています。失敗例もありますが、成功例も少なくありません。成功した時は組織の数字的な成果も伴います。
先日講演していただいた藤田さんは経営する会社のHPで、“色んな会社に共通する悩み、課題、そして成功の基礎は「人」にかかっているのです”“部下の心をつかみ、ヤル気にさせ、そして本気で行動させるためのその答えは、理屈抜きに上司の仕事への情熱、姿勢そのものです”と仰っています。試験科目に“組織”がある診断士は組織活性化のノウハウやスキルを有しており、人の感情との関連性が強い点が、AIに代替されない資格と言われる理由の一つかとも思いました。様々なバックグランドや知見を持つ稼プロ!のみなさんと、こうした話もできたらと期待しています。今後ともよろしくお願い致します。