21期生の吉岡です。
ご存知の方もおられると思いますが、今年の正月は病院で過ごす羽目になりました。
2週間と比較的長い入院生活だったので、その間、診断のプロである医師の先生を観察してみました。
担当の先生は、沈思黙考タイプでご自身の意見を簡単には口に出さない方でした。今日の症状だけでなく、昨日訴えていた症状が改善しているか、改善していた症状がぶり返していないかと質問を繰り返し、最後に「そうですか、○○の可能性がありますね。しばらくは△△で様子を見ましょう」とじっと私の目をみながら説明をしてくれました。医師として当然と言えば当然ですが、昨今、パソコンの画面ばかり見て診断する医者に慣れてしまったのか、この先生の対応には大きな安心感を覚えました。
病名を明かすのは差支えますが、私の病気は少し変わった病気のようです。病状が重いのか軽いのか、病気が他の臓器に影響を与えていないか、だいたいどれくらいで完治するのか医師にもよく分からないとのことです。自覚症状がないため自分自身ではすぐにでも現場復帰をしたいのですが、症状が悪化すると長期入院が必要な病気らしく、私以上に医師の方が神経質になっておりしばらくは経過観察ということになりそうです。先が見えない状況にありながら、自覚症状がないからと無理に仕事を始めたり、また必要以上に悲観的になったりしないのは、私自身の健康状態について深く聞き取りをしてくれる担当の先生のおかげではないかと思います。
現場復帰の暁には、中小企業診断士として同じような態度でクライアントに接していきたいと思います。