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用の美

2022-01-08 12:00:00 | 塾長からのメッセージ

皆さん、明けましておめでとうございます。塾長の山﨑です。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨日は久しぶりの積雪で首都圏は大混乱でした。いつものことながら首都圏の雪に対しての脆弱さが浮き彫りになります。1300人も転んでけがをしたとか。

今日は早や7日ということで、先ほど終わりましたがZoomで中央支部の賀詞交歓会でした。恒例の中央支部事務所開きに代わって、昨年につづいて今年もZoomでの賀詞交歓会となりました。コロナ以前は70人もの会員がすし詰め状態で事務所に集合して乾杯していましたが、様変わりです。来年はリアルにできるのでしょうか。

7日ということで、我が家も今朝は七草がゆをいただきました。日本の風物詩、いいもんですね。風物詩と言えば、今年も年末恒例の紅白見て、除夜の鐘をききながら近所の神社にお参りして新年を迎えました。おみくじは大吉で幸先良し。

3日には恒例の川崎大師にお参りしましたが、いつものような入場制限もなくさっさと入れたのには驚きました。やはりまだ人出は回復していないように感じました。

その3日の未明にNHKで、京コトはじめ「京都の宝!襖(ふすま)絵の世界」という番組をたまたま見ました。昨年3月に放送したものの再放送だったようですが、京都の建仁寺からの生中継(放送当時)だったようで、なかなか見ごたえのある番組でした。

染色画家の鳥羽美花さんをゲストに襖絵の魅力を紹介する内容でしたが、彼女は型染という技法でベトナムの早朝の水面を描いた作品を建仁寺に収めています。その絵の紹介も含めて、有名な雲竜図や数々の襖絵の魅力をたっぷり見せてくれる内容で素晴らしいものでした。襖絵だけではなく、和紙職人や引手など襖絵を引き立たせる職人の技なども紹介されて非常に興味深いものでした。

最も感動したのは番組の最後に「襖絵に見る美意識とは」と問われて、鳥羽さんが「用の美」と答えたことでした。つまり実用の中に芸術がある、それが襖絵であり日本文化であり日本の心であると思うといいました。芸術は芸術、生活は生活ではなく、生活の中に美がとりいれられている、それこそが日本文化の真髄の一つ、独特の考え方だと思うと語っていました。

つまり、使ってなんぼ。飾り物の美ではなく、「実用の美」ということです。ちょっと違うかもしれませんが、私たちの塾での学びも、使ってこその知識。インプットだけでなくアウトプットが大切であることにも通じるなあと感じ入った三が日でした。

コメント (2)
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