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リベラルアーツ

2022-01-22 12:00:00 | 21期生のブログリレー
 稼プロ!事務局の佐々木です。こんにちは。1月のブログリレーは今年の目標について書かれている人が多いですね。私の今年の目標は、”インプットの再強化”です。きっかけは1ヶ月前の稼プロ!第6回講義で、「バケツいっぱいのインプット!」を学んだこと。実はその頃、「今年はアウトプットは頑張ったけどインプットが足りなかったかも、、、」と気になっていたので、痛いところを突かれた気がしました。早速講義の後に4冊の本を買って、年末年始の休み中に読みました。今日はそのうちの1冊、「自由になるための技術 リベラルアーツ」を紹介します。
 
 この本の著者は山口周さんです。山口さんを知ったきっかけは、稼プロ!のブログで山口さんの講演に関するお話を読み、とても興味を持ったことでした。最初に読んだ著書は「劣化するオッサン社会の処方箋 なぜ一流は三流に牛耳られるのか?」。私のようなオッサンにはとても耳が痛いタイトルですが、内容から非常に刺激を受けました。
 リベラルアーツを一般教養と訳される方は多いのではないでしょうか。私もその一人で、具体的には歴史や美術、音楽や文学、絵画や哲学と言った分野を思い浮かべます。リベラルは自由、アーツは手段を意味します。リベラルアーツは本のタイトルの通り、自由になる手段なのです。なぜでしょう?
 
 長い歴史の中で人々に愛され続けた美術や音楽、絵画や哲学は、人間にとって普遍的な真理を内在してます。イエスキリストは「真理はあなたたちを自由にする」と言いました。
 現代は不確実性が高いなかで判断を要する時代。目の前の事実を常識と捉えている限り、イノベーションは生まれません。常識と思われていることを疑うためには、目の前の事実を相対化することが不可欠です。相対化の比較対象としてリベラルアーツを活用すると、常識と思われているものが普遍的な真理ではないことがわかり、人類に愛されるものは別であることに気付くことができます。それが人々をより自由にするイノベーションに繋がると理解しました。
 かつて一世を風靡した日本の携帯電話は、後発のiPhoneに一掃されました。当時のマーケティング理論では、日本の携帯電話の仕様が合理的な発想でした。けれども美意識が高いiphoneのデザインが人々を魅きつける普遍的な真理と重なり、イノベーションを起こしたと例示されています。
 
 稼プロ!の講義ではよく古典が引用されますね。21期生の方から能のお話も聞きました。インプットのための読書というと、私はどうしてもノウハウ本みたいなジャンルに偏る傾向がありますが、リベラルアーツの発想も必要なんだと実感しました。まずは元々好きだった歴史の分野で”普遍的な真理”を追求してみたいと思います!
 
コメント (1)
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