稼げる!プロコン育成塾コースマスターの太田一宏です。
8月半ばというのは、大東亜戦争に思いを馳せるのが日本人の習いですが、その戦中あるいは戦前に日本人が作曲した管弦楽の名曲というのが少なからずあるそうです。しかし、戦争や戦後の混乱で、これらの曲は演奏されるタイミングを逸し、今では、忘れていた名曲になってしまっているのだそうです。
そんな曲を再演に漕ぎつける活動をされている音楽家の話を新聞で目にしました。残っている譜面は、いろんな楽器の譜面が縦にならんでいる「総譜」といわれるもので、指揮者が使うような譜面です。管弦楽曲を演奏するときに、ヴァイオリンやオーボエなど、それぞれの楽器の奏者が見ているのは、この総譜ではなく、自分の楽器の部分だけが記された「パート譜」というものです。再演するには、このパート譜も要るのです。
この音楽家は、再演への強い思いを携えて、パート譜を手作りされているのです。パート数は、一般的なオーケストラ編成でいうと20パート前後にはなるでしょう。なかなか根気のいるタスクです。
こうして行われる演奏を「蘇演」と称しておられるようです。
稼げる!プロコン育成塾を創設されたのは、初代塾長ではなく、初代塾長を口説かれた長谷川和正先生。「問題解決」を長年にわたって研究されていた中小企業診断士です。当塾創設直後に惜しくも鬼籍に入られてしまいましたが、存命であれば、70歳過ぎ。おそらく、「問題解決」の大家として、今でも大活躍されているはずです。
そんな思いを携えて、その「問題解決」手法を蘇演してみよう、と考える今日この頃です。