皆様、こんにちは。
23期生の松田です。
暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私は先日、コロナに罹患しました。予防接種をきちんと取っていたお陰か症状そのものは拍子抜けするほど大したことなかったのですが、この酷暑での隔離生活、家族への感染を防ぐための数日の風呂なし生活が相当に大変でした。常に「汗」という名の分厚いスウェットを身にまとっているような感覚・・・。皆様もお気をつけください。
さて、私の勤めている会社は本日(8/10(木))から一足早く夏季休業に入ります。といいながら、私は、パートナー様が開催するパートナーイベントに参加するために、大阪へ。このブログがアップされる頃は、東京駅で駅弁を物色していることでしょう。
私は社会人になって約30年、一貫して電気機器メーカーに勤めて画像関係の仕事をしており、この間、いろいろなテクニカルワードが出ては消えていく中に身を置いていました。古くはマルチメディア、デジタル化、近年では、DX、IoT、5Gといったところでしょうか。
その中でも、昨今ではやはりAI抜きに語れないと思います。この甘美な響きを持つ英語二文字は、ややもすると、万能で、何でも実現可能なツールと思われ、お客様、パートナー様から、「AIを事業化したい」、「AIを導入したい」、という言葉をよく頂きます。
しかし、このAI(に限らずテクノロジー全般)は、物事をなす手段の一種であり、目的ではない筈。「AIを・・・」から始まる商談の時は往々にして、目的がはっきりしない、結果として導入効果の検証ができないことに帰結して、プロジェクト自身の頓挫や商談の停滞に繋がることが多いと感じます(私の業界では、ですが)。確かに、テクニカルトレンドに乗った投資計画を立てることが実行に移しやすい、というのも一つの事実なのでしょうが、手段であるツールの活用や導入がいつのまにか目的となってしまっていることが真因ではと思わされます。
また、AIを過信しないようにするお客様の期待値コントロールも商談時には重要ですし、AIがなぜそような結論を出すのか、という説明可能性(Explainable AI)も意識しています。このバランスをうまくとりながら、目的を達するためにどうAIを活用するのかをお客様に説明したり、実現可能なパートナー発掘に励んでいます。
診断士の活動もお客様にとっては手段として活用されることでは、と認識しています。ということは、その先にあるお客様の目的を意識しながら行動していくこと、並びに、何故そのような助言や診断をするのかという過程の透明性や表現力が必要なのでは、と想定し、今月末から始まる実務補修でいろいろと体験していきたいと思っています。
こうしたブログを書いている一方で、夏季休暇を返上しに大阪に行くのだから、夕飯はおいしい粉物でも食べて、と思いいろいろと探していたら、そちらにばかり時間をかけている自分に気づきました・・・。語っていた傍から、私自身、目的を見失っていたようです。
本来の目的である、先行する生成AI事業の概況や活用方法、課題等について学び自事業へのヒントを探しつつ、(ついでに、時間があれば)お好み焼きとビールを楽しんで帰るようにします。
皆様方もいい夏休みをお過ごしください。