こんにちは!23期の永岡伸一です。
私の趣味の1つが御朱印巡りで、10年以上続けています。たまった御朱印帳を数えてみたら78冊ありました。1冊あたり22ページほどあるので単純計算で78×22=1716ページとなります。1社で2ページ使うこともありますが、おそらく1000社以上は参拝していると思います。しかし200冊以上を更新されている方のブログも発見し、初心者であることを実感しました。信心深いとも言えませんので趣味とは業が深いですね。
寺社に興味を持ったのは、取引先の社長が定期的に熊野古道を歩いていることを伺った時です。堅実で歴史ある会社ほど寺社仏閣との縁を大事にしている事を感じました。
御朱印巡りは様々な地域で企画されています。東京都内であれば「東京十社めぐり」というものがあります。昭和50年に、昭和天皇のご即位50年を奉祝して企画されたそうです。国会議事堂の近くにある日枝神社や、お茶の水の神田明神など、いずれも都内の経済を支える主要地域に鎮座しています。
変わり種としてはタワー大神宮の御朱印があります。この神社は東京タワー内部の地上150mのメインデッキに鎮座しています。23区内で最も高いところにあるため、受験で高得点を取りたい、高身長になりたい方にご利益があるようです。何か高めたいことがある方は参拝されてはいかがでしょうか。
食事、和菓子やお酒等の製造会社は特に寺社仏閣とのご縁は強いと感じてます。昔から神事や祭事では、特別な料理やお酒が用意されます。鹿児島に滞在していた時、初詣の神社のお神酒が焼酎だったときは仰天しました。代々受けつがれてきた伝統をしっかり守っていくことも、企業を長く存続させる要因の一つなのだと思います。
寺社を政治経済的な視点から見るのも面白いです。檀家制度にあたる手請制度により戸籍を管理し、住民の動向を把握することができたそうです。歴史人口学では檀家台帳というものが、過去の人口を分析するスタート地点となると、産婦人科病院の先生に伺ったことがあります。お寺の鐘が庶民の時間を知る基準となっていたこともその時知りました。
「歴史的な背景からも企業の長所を読み取り、伸ばすことのできる診断士になりたい!」と祈願し、今後も参拝を続けたいと思います。