東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

成長のための5つの壁

2019-09-25 22:00:00 | 19期生のブログリレー

みなさんこんにちは。
19期生の繁野邦博です。

今日は、「成長のための5つの壁」で気づいたことをお話したいと思います。

よく「知っているとできるは違う」とか、「やってみるのが大事」という話を聞きますよね。
私も前回の第3回講義で3分プレゼンをさせていただき、改めてこれを実感しました。

仕事上、社内外でプレゼンをする機会はあるのですが、
昔から大勢の人の前で話すことに苦手意識があり、プレゼンをするたびに
数週間前から憂鬱で胃が痛くなりソワソワしてしまうという始末でした。

しかし、前回講義の3分プレゼンでは、これが少し違った感覚がありました。
やはり緊張はしたのですが、どちらかというとワクワク感もあるという感覚です。 

これが何だったのかを振り返りシート作成の際に考えながら調べていたところ、
成長のステップをとてもわかりやすく表した絵を見つけました。

楽天大学学長の仲山進也さんの以下の著書の内容を基に作成されたものです。
『楽天大学学長が教える「ビジネス頭」の磨き方』(サンマーク出版)

仲山さんは、知識が経験を通じて知恵になり、反復を通じて習慣になっていく成長過程を
「1.知らない」、「2.知る」、「3.やってみる」、「4.わかる」、
「5.できる」、「6.している」という6つのステップに分解し、
それぞれのステップの間には、「①知識の壁」、「②行動の壁」、
「③気づきの壁」、「④技術の壁」、「⑤習慣の壁」があると述べられています。

これを私自身のプレゼンスキルの例にあてはめると、稼プロ入塾以前にプレゼンをする際には、
やり方も心構えも知らない、あるいは、聞いたことはあるものの意識してはやってなかったという状態でした。

これが、第2回までの講義を通じて、以下を「知る」のステップにレベルアップ。
・プレゼンの際の心構えはプレゼントを贈る気持ちで。
・プレゼンのポイントは、つかみ、内容、伝え方。
 -つかみ(一体感作り、スムーズな導入)
 -内容(聞き手に訴求、論理構成、時間配分)、
 -伝え方(姿勢、目線、声量、滑舌、身振り手振り)

第3回の講義までの期間、ある意味での強制力の力も借りながら、
テーマ選び、原稿起こし、事前練習、本番までの「やってみる」のステップにレベルアップ。

準備の過程や、皆さんからのフィードバック、録画動画の振り返りという体験を通じて、
身を持って以下のことに気づき、「わかる」のステップにレベルアップ。
・3分間で話せる内容は原稿を読む場合、大体900文字程度(1分300文字程度)。
・話の間やアイコンタクトを取りながらゆっくり話す場合は更に30%ほどスリムにした方が良い。
・姿勢、声量、滑舌には、満場一致で課題がある。
・人から見て「うまくやろう」ではなく、自分自身が「楽しもう」が基本姿勢。
などなど。

まだまだ「できる」や「している」というレベルには至っていませんが、
「どこまでできたか」がわかることによる自己成長感、
「できたこと」がわかることによる自己肯定感、
「できなかったこと」がわかることによる次の目標設定へと繋がり、
漠然とした苦手意識がくっきりとした課題認識に変わったように思えます。

もし、同じようにお悩みの方がいらっしゃいましたら、
先ずは、「小分けにして、楽しみながら、やってみて、振り返る」を試してみてください。

私も今週末の合宿のキャリアビジョン発表では、
「背筋を伸ばして、大きな声で、ハキハキと」を目標に再挑戦したいと思います。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サービス小売業における立地

2019-09-24 12:00:00 | 19期生のブログリレー

 第19期生 佐々木辰也です。

 台風による被害がおさまらないうちに、日を置かず台風が通過していきました。みなさん、そのような3連休をどのように過ごされましたでしょうか。


 さて、今年に入ってお知り合いになった小売業の経営者様から、来年から始める新業態がうまくいったら2店舗目の立地の検討も始めたいとのご相談が先日ありました。
 小売業は立地産業とよく言われます。立地がその店舗のビジネス活動や業績をかなりの割合で左右するからです。

 本格的にご相談がある前にはと思い、最近になって私は提案できる準備をしておくための再勉強や調査を始めました。

 

店舗立地を検討する際に考慮する事項は、一般的には概ね以下のとおりです。
(1)商業立地のタイプ
(2)商圏(規模、質)
(3)地理的要因、顧客誘導施設、店前通行量と導線
(4)認知性(周知、視認)、土地・建物構造
(5)競業状況
(6)商業集積、地名ブランド

 当然のことながら、これらの事項には立地の優劣を決めるセオリーがあります。
 たとえば、商業立地は取り扱う商品が最寄品/買回品/専門品のいづれかによって概ねきまってきます。地理的要因では、ロードサイド店舗でドライバー客向けだったなら、交差点ならば左側の「受け角」、カーブならば「右カーブのアウト側後半」が優れています。建物構造としては、既存店と均一商品を均一のオペレーションで提供するための店舗フォーマットが適用できるものが望まれます。
 今回のような2店舗目のケースは、ロードサイドで成功したならばロードサイド、商店街で成功したならば商店街といった成功要因を再展開できる立地が無難といわれています。

 これらの優劣は賃料の価格に影響するため、その市場ポテンシャルとの見合いになるので総合的な評価が必要になってきます。


 一般論もさることながら、ご相談企業の固有の事項も考慮する必要があります。
 当店の業種業態の特性や強みを活かせることや、既存店のもつ地域シェアを落とすことにならないようにすることも必要です。従業員のオペレーション負荷も考慮する必要があります。


 実際には机上ではなく、現地に足を運んで多面的・重層的に情報を入手します。そうしなければ潜んでいるかもしれない落とし穴に気づかない可能性があるからです。たとえば、期待していた時間帯に想定していた客層がいなかった、などの致命的なミスにならないようにしなくてはなりません。

 

 大手チェーン店が良い立地・商圏をおさえている状況で、中小企業がその特長を生かしてその地域で優位性を確保するための立地を確保するには、脳と身体で多くの汗をかく必要があると思っています。

 地域の生活者の購買をどのように捉えて、そこにアジャストしていくか。地域になくてなならないお店にどのようにしていくのか。立地に限らず、まだまだ乗り越えるべき課題はいくつもあります。

 今後とも、私は課題をお持ちの経営者様に伴走する診断士でありたいと思っています。

 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これまでの仕事の棚卸し

2019-09-23 12:00:00 | 19期生のブログリレー

こんにちは。事務局スタッフの森一真です。

 

独立して稼げるコンサルタントになることを目指して活動しています。

私は今働いている会社に1994年に入社してから現在まで25年勤めています。

独立に向けての準備になるかと思い、先日よりこの25年間に行ったことを確認して経験やスキルを整理してみました。これまでの仕事の棚卸しというものです。

 

同じようなことを去年の稼プロ!第1回講義前の準備でやっていたのですが、このときはまだ気持ちが今ほどは入っておらず、これまでの業務の資料をひっくり返して確認することまではしていませんでした。今回はかなり気持ちを入れ、PCに残っているファイル、メール、紙で持っている資料をほぼほぼひっくり返して確認してみました。

さて、最近の業務資料はほとんどがPCにファイル、メールとして残っているので、どんなことをやってきたのかすぐに分かりました。一方、昔のものは電子化されていない(入社当時はまだ手書きで資料を作成していました)ため、若い頃にやったことがなかなか見つかりません。しかし幸運なことに、1年間の業務目標と実績を記載する「業務目標シート」の古いもの(1995年のものから電子化される前の2007年のもの)が机の奥底に眠っていたのを発見。これのおかげで若い頃にやったことが細かいことまで思い出すことができました。(本当なら何年間も見ない資料は捨てていくべきであり、整理の基本なのですが、今回に限っては置いておいてよかったと思っています。)

 

さて、そうしてこれまでの仕事の棚卸しをちゃんとやってみたところ、自分のこれまでの業務の特徴(特にいいところ)を見つけることができました。主なところは以下の通りです。

① 「見える化」が大好き

   本来他部門が担当の業務も「見える化」がされていないようであれば自ら進んでやり、皆さんの業務が円滑に進むようにしていた。

② 短納期が得意

   短納期での完成が求められる火災したプラントの復旧、超々短納期の設計・施工などは担当プラントに関係なく依頼されていた。設計担当業務の最後の方は短納期モノはなんでもかんでも回されていた。

③ 技術計算を楽しんでいた(若い頃)

   若い頃は材料強度計算、流れや熱に関する計算、耐震の計算などを楽しんで行い、設計に活かしたりトラブルの原因究明をしたりしていました。

 

特に「見える化」についてはさまざまな事例があったので、このネタで今後も話すことができるのではないかと思っています。

やはり本気度が上がると見えてくるものが違ってきますね。今回はしっかり仕事の棚卸しができて良かったです。引き続き独立に向けて活動を続けたいと思います。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「書く」スキルを向上させるために

2019-09-22 12:00:00 | 19期生のブログリレー
 皆さん こんにちは。
19期生の城戸啓介(きどけいすけ)です。
朝晩はめっきり涼しくなり、過ごしやすい日々が続いていますね。
 
 さて、本日のブログでは、「書く」スキルについて書いてみたいと思います。
先日の講義で「書く」スキルのインプットはひと通り終了し、これからいよいよ
アウトプットですね。診断士として、またビジネスパーソンとして、「書く」
スキルは必須スキルであり、何とか向上させたいものです。
 
 私はもともと、「書く」のは得意な方ではなく、毎回のブログリレーでもテーマ
決めから執筆まで、それなりに時間がかかってしまいます。
そんな私にとって、ブログリレーは「書く」ための良い練習の機会になっています。
 
 「書く」スキルを向上させるために、何らか「書く」コツやヒントのようなもの
を身に付けられないかなと思い、講義で紹介された参考図書の中から、
「創造的論文の書き方」(伊丹敬之著 有斐閣)
を購入しました。
 
 まだ、冒頭部分を読み始めたばかりですが、なかなか興味深そうです。
簡単にポイントをご紹介させていただきます。
 
▼論文というアウトプットを作り上げるための本質的な思考は、さまざまな分野
 (音楽、建築などなど)でものを作り上げている人たちの本質的な思考と通ずる
 ものがある。
 
▼論文の書き方とは、つまりはものの考え方である。
 それを学ぶには、自分の専門分野だけでなく、まったく分野は違うがものの考え方
 の深みのある人の話も意味深い。
 
▼論文の書き方、文章表現のあり方の原則は、他人を説得するアイデアの作り方、
 説得の説明の仕方を学びたい人にも意味がある。
 
 診断士として、またビジネスパーソンとして、「書く」スキルはいうまでもなく
重要なスキルですが、大前提として、その根っこにある本質的な「ものの考え方」
を深める・鍛える必要があるのだなということをあらためて認識しました。
「書くこと」=「考えること」ですね。
 
 また、そのためには、自分の専門分野、特定分野だけでなく、さまざまな分野に
おいて、ものの考え方の深みのある人や本に接することが大事だということです。
 
 普段の会社生活の中だけですと、どうしても自分の担当分野に意識が向いてしまい、
視野が限られてしまうのは避けられないことかもしれません。
稼プロ!やその他の機会を通じて、意識的に、さまざまな分野に接し、またさまざまな
ものの考え方を学ぶことが、最終的に「書く」ことの向上にも資するのかなと思います。
 
 道のりは長いですが、まずはビジネス小論文の執筆から取り組みたいと思います!
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

偏りを少しだけ調える

2019-09-21 12:00:00 | 19期生のブログリレー

台風15号の襲来で復旧の大変さを思い知らされている今日この頃です。

今回は停電の復旧に時間を要している印象です。 報道を見ていると、倒れた電柱や木を一つずつ取り除いて復旧されているんですね。 東京電力は福島原発の事故以降なにかと風当たりが強くて、今回も世間の風は冷たいですが、 人手に頼って一つずつという復旧を見ていると、遅いなぁ、なんて思わずに、頭が下がります。

今回は停電からの復旧がこれまでの災害時より日数を要しているという印象なのですが、 事情が人手に頼って一つずつ、だとすると本当にそうなのでしょうか。 昨年や一昨年の水害や地震も現地では同じようなことが起きていたのだけれども、 今年の被災地が千葉県なので、身近に思えて被害がより深刻に感じられている、 とか、報道自体も大きめになっているのではないか、というような自分の中の偏りに思い至ったりしています。 皆さんはどう思われていますか。

そんな思いを抱えながら、今週は、益田に行く機会がありました。 山陰に御縁がある方じゃないと、益田がどこかお分かりいただけないかもしれません。 島根県の西部、もう少し西に行くと山口の萩です。往路は羽田から飛行機で、益田入り。その空港は益田市にあるのですが、名前が益田空港ではなく萩・石見空港なのです。 それぐらい萩に近い場所です。

用件を済ませた後の復路は、いろいろ事情がありバスで広島へ向かうことになりました。中国山地越えです。このルートのバスに乗るのは、生涯でこの一回、なんて思いながらの乗車です。 中国山地を越えるのだから、延々と林の中を走るのかと思いきや、小さいですが町が連続しています。 学校帰りの中学生が3停留所くらい乗ったりします。 長距離バス兼生活バスでありました。 ひっそりとしたなかに暮らしの息づかいが感じられます。

地方に出掛けて思うことも、自分の偏りです。 会社で施策を立案するとき背景としてイメージしているのは自分が暮らしている都市部の生活です。 ですが、地方には、都市部とは異なるけれども劣るわけではない生活が至る所にあります。 今回のバス移動でも、それは痛感しました。

JRでの移動が時間がかかりすぎるので採った方法ですが、 バスの方が鉄道よりも生活は身近に感じますね。 そんな風に偏りを少しだけ整えた一週間でした。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする