東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

名人は人をそしらず

2021-12-11 12:00:30 | 21期生のブログリレー

稼げる!プロコン育成塾コースマスターの太田一宏です。

日本経済新聞の「私の履歴書」を楽しみにされている方も多いようですが、先月の書き手が中嶋悟さん、日本人で初めてF1に年間を通じて参戦されたドライバーでした。いわばフォーミュラーカー操縦の名人ですね。名人である中嶋さんはハンドルを握る現役レーサーを引退後、レーシングチームを組織され代表として経営にあたられています。F1は、自動車による競走として始まっていますが、何十年かを経てサッカーやアメリカンフットボールと同様にスポーツビジネスになりました。加えて、上位入賞を狙っている自動車は、大手自動車メーカーが広告効果を狙って製造しているマシンですので、レースそのものが販売に直結するという特殊性があります。そこは自動車メーカー、部品メーカー、車体やレーシングスーツを広告媒体として用いている企業などの思惑が関わってくるなかなか面倒な側面があります。そのなかで、チーム運営をするのは、車の操縦とは異なる能力が求められますが、その能力も持ち合わせておられたということでしょう。加えて、そのチームからは、5人のF1ドライバーが輩出され、「いつかはF1で」という夢をいただきながらレースの世界に飛び込んでくる若者が「羽ばたいていける場所」としても機能しています。

レーサーとしてもチーム経営者としても成功できたのは、なぜでしょう。「私の履歴書」のなかで、同時期のF1ドライバーを褒めておられる記述があります。F1ドライバーは皆さんが名人の域であり、「運転している自分が一番うまいと言いたくてそこにいる」存在と中嶋さんご自身も記されています。にもかかわらず、他のF1ドライバーを褒めることができる。その道を極めた人は、人の欠点をいわない。そんなことを表現した諺に「名人は人をそしらず」というものがあります。部下を育てるとき、その弱点や欠点を指摘しているだけでは、なかなか成果は現れてきません。部下の努力もさることながら管理者側の育成努力も問われるべき点です。部下が育たない時は管理者が成長すべき時と心得、そしらず育てるのがあるべき姿。中嶋さんはそういう姿だったから、若い才能を生かすことができたのではないか。そんなことを考え、時には自分を戒めながら記事を読ませていただいた1か月でした。

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2021新語・流行語大賞より

2021-12-10 12:00:00 | 21期生のブログリレー

みなさん、こんにちは
稼プロ!19期生の森です。

さて、今のところどなたも使われていないようですので、先日発表された2021流行語大賞からブログネタを拝借。

 大賞は「リアル二刀流/ショータイム」ということで、大谷翔平選手絡みでした。コロナ禍で大谷選手だけが明るいニュースだ、なんて言葉もよく耳にしましたし、私などは毎日速報をチェックすることが“習慣”になっていたように思います。


 ノミネートからは「Z世代」なんかはよく使われてた印象。今の概ね10代の世代のことで、デジタルネイティブと言われる世代よりさらに後のスマホネイティブとも言われる世代。TikTokなんて何が楽しいのか、なんて言ったら化石扱いでしょう。ジェネレーションXからミレニアル(Y世代)ときてZまできたら次はどうなるのだろう?と調べてみたらα(アルファ)世代説が有力のようで、さもありなんという感じです。


 その他で、診断士的に注目すべきは「フェムテック」と「NFT」でしょうか。いずれも、流行りで終わる言葉ではなく、これから社会的にも市場的にも非常にインパクトの大きな存在になっていくと思われます。

 「フェムテック」とは、狭義・広義はあれ、一般には「女性が抱える健康の課題を、テクノロジーで解決する製品やサービス」と定義されています。フェムテックによって女性特有の健康面に起因する労働損失を軽減し、女性の社会進出を支援し、女性の地位および所得の向上と関連産業の発展が経済成長に繋がっていくことが期待されます。そのためには、ただ良いテクノロジーやサービスがあるだけでは不十分で、社会(企業など)がいかにそうした女性特有の(かつ個人差もある)健康課題を受容して、課題を解決するためのテクノロジーを取り入れていくか、というあり方に関わってきます。このことからもフェムテックは、一つのカテゴライズされた市場にとどまらず、社会の意識や制度をも変えていくポテンシャルを持っていると言えると思います。


 そして「NFT」。非代替性(Non-Fungible)トークンのことで、ビットコインなどと同じ暗号資産ですが、ビットコインが1BTCは1BTCであって個々に識別されるものではないのに対し、NFTはその一つひとつが識別され、固有の価値を持つところに特徴があります。アナログ資産と同じように、所有者や、本物であることが証明され、それゆえに希少なものは価値が高くなるというわけで、今年、Twitter創業者の最初のツイートのNFTが約3億円で落札されたり、デジタルアート作品がやはりオークションで高額で落札されるニュースなんかも話題になりました。オンラインゲームなどの中で自分が創造したり獲得したものをNFT化して売って稼ぐことを「Play-to-earn」と言うらしいですが、なるほどそれは確かに新しい市場だなと思いますし、デジタルで所有するという新しい概念は、ゲーム、アートだけでなく、ジャンルレスに応用が効くので、フェムテック同様に大きな市場を創っていくのではないかと思います。

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チャレンジ

2021-12-09 12:00:00 | 21期生のブログリレー

こんにちは。21期生の高森です。

前回のブログから、ちょうど1ヶ月ですが、

この1ヶ月の間に、本業と副業それぞれで良い結果がありました。

 

まずは本業の方です。

半年ほどかけてリニューアルしていたシステムを先月末にリリースしました。

(そのために、前回の講義はお休みさせていただきましたが。。。)

リリース後も、多少の不具合は発生していますが、ほとんどトラブルなく無事に稼働しています。

 

今回のシステムリニューアルに際し、

現在の会社でのシステム開発にとって、

テストの自動化や、プログラムの構成パターンの変更など、

いくつか新しいチャレンジをしました。(具体的には割愛します。)

 

極力、人に依存しない仕組みを実現するために行なったのですが、

品質の担保、上述した安定稼働にも繋がっており、自分では今回のチャレンジを評価しています。

 

 

次は、副業の方です。

事業再構築補助金の第3回公募の結果が出ましたね!

私は、この第3回で初めて申請の支援をしたのですが、2件中2件が採択となりました。

1件は直接契約でご支援しており、今後も継続的なご支援に繋がりそうです。

 

文章を書くことに対しては苦手意識が強く、(このブログもそうです。)

前回初めてチャレンジしてみて、やっぱり得意じゃないなと痛感していました。

(第4回でも1件だけ支援させていただくことになり、まさに今も痛感しているところです。)

 

ただ、採択の結果によりホッとして、

結果としてチャレンジしてよかったなと思っています。

 

ということでチャレンジしたからこそ、良い結果につながったというお話でした。

事業再構築補助金が2件とも採択されなかったら、

二度と補助金支援をしなかったかもしれませんが、

その場合でもチャレンジしたから見極めることができた、と達観したと思いますw

 

 

次は、

1.キャリア上の課題である「システム以外の強みを作り出す」(ために、意識してインプット量を増やす)

2.強み(のつもり)のシステム面ではノーコードに本格的に触れる

にチャレンジするつもりです。(1は必須。)

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「伝わる」ことの大切さ

2021-12-08 12:00:00 | 塾長からのメッセージ

こんにちは、塾長の山﨑です。

 

昨日は堀川さんが税理士資格試験のお話しだったので、私も資格がらみで。といってもレベルは全く違いますが。

皆さんは「防災士」というのをご存知でしょうか。

1995年の阪神淡路大震災では6千人を超す多くの死者が出ましたが、がれきの下敷きになった27千人もの人を近隣住民が救出したことが注目されました。このことがきっかけで「人」資源による地域防災力向上のために創設されたのが「防災士」です。

その講義と試験を土日で受けてきました。防災士のお話しはまた別の機会に譲るとして、今日はこの講座の中でとても印象に残ったお話しがあったのでご紹介したいと思います。

 

NHK報道デスクで江戸川大学メディアコミュニケーション学部教授、名古屋大学客員教授の隈本邦彦氏の「災害情報の活用と発信」というお話しです。

 

NHKでは「天カメ」、お天気カメラのことをそう呼ぶのだそうですが、を全国460ヶ所に設置しているそうですが、大部分が沿岸部に設置してあるそうです。それは、台風の打ち寄せる波の様子を伝えるためでもありますが、地震津波の第一波を捉えることが大きな目的だそうです。

 

そうして2011311日の東日本大震災においては、釜石に設置した「天カメ」がまさに津波の第一波をリアルタイムで捉え、生中継されたのです。地震発生からおよそ30分後のことです。

その後も襲い掛かる巨大津波を沿岸各地の「天カメ」から中継され、リアルタイムで報道されたので、ご記憶の方も多いと思います。

ここまでは災害報道デスクだった隈本さんの狙い通りで、この報道が避難行動に繋がることを期待したのですが、実際はまるで役に立たなかったのです。

 

多くの死者行方不明者を出した宮城県南部閖上地区では津波の到達は約1時間後だったので、釜石の様子を見てからでも十分逃げることができたはずなのですが、実際は誰も見ていなかったのです。停電していたから誰もテレビは見ていなかったのです。テレビで津波を見ていたのは被災地ではない人々だったのです。一番見て欲しかった人々には全く伝わらなかったのです。

報道は伝えることが使命ですが、より重要なことは伝えたい人に伝わったかどうかです。このことに隈本氏は後悔と反省の意味を込めて「メディアは災害の教訓を伝えるのが下手」とまでおっしゃってました。

 

先日の稼プロ!の講義はプレゼンテーションでした。ここでも大切なことは伝わったかどうかと教えていただきました。

企業診断においてもいくらいい提案であっても経営者に伝わらなかったら行動につながらず、生かされることはありません。

「伝わる」ことの大切さを改めてかみしめた「防災士」の講義でした。

 

ちなみに、NHKでは大震災など非常時にはすべてのメディアで総合テレビの情報を流すそうです。

つまり、停電でテレビが点けられなくなったときにはラジオで聞けるということです。

そのため非常時のテレビ放送は競馬や相撲の中継のように、アナウンサーが画像を全て言葉にして伝えるそうです。

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資格の勉強はじめました

2021-12-07 12:00:00 | 21期生のブログリレー

こんにちは。19期生の堀川です。

青森は雪が降り始めて、車で遠出するのが少し億劫な季節になりました。

久しぶりに資格の勉強をはじめたので、近況報告です。

 

昨年は子供たちとSwitchで遊びまくり自粛生活をエンジョイしていましたが、これでは子供に示しがつかないと、税理士試験簿記論の勉強を始めました。

テキストは積読していたのであとはやる気だけです。

ところが膨大な量をこなしきれず、今年8月の試験は見送り。

また簿記論に戻るのもなんとなく嫌だったので、今度は財務諸表論の講義を聞いています。

暗記のために、音読したり脳内イメージを膨らませたり記憶に引っかかるよう工夫しているのですが、どうしたことか一晩寝るときれいさっぱり忘れています。

忘却曲線だと次の日に66%を忘れるそうですが私の場合は95%くらいのような気がします。

税理士試験の合格率を見ても25歳以下が33%なのに対し、41歳以上は13%と倍以上の差がありますので、みんな覚えるのに苦労してるんだな、と納得。

目先を変えようと、iPadを使った勉強にもチャレンジしています。評判のGoodNotesをダウンロードして、使い方を調べながら、おもちゃ感覚で楽しくやっています。

やはり実務で学ぶと定着しやすいと思うので、来年度は総務に異動したい、などと淡い期待を抱きながら、ゲームを封印して頑張ろうと思います。

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