Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ロードバイク 洗車後のオイルアップと各部の点検

2017-05-25 19:23:08 | ロード
ロードバイクの洗車を前回に行いました その後のオイルアップと点検 そして
自転車の美装も併せて行います ある意味洗車より大切な仕上げの作業です
確実に行いましょう





前回に洗車を済ませています これから各部のオイルアップを行い仕上げて行きます
最終的には綺麗にしますがそれまでの過程が大切です




自転車にとって最も乗り味を左右するチェーン
綺麗に汚れが落ちています




リアディエーラーも輝きを取戻しました






オイルがグリス化しがちな上下のプーリーですが
綺麗になっています この状態で良く観察するのが
洗車の大きな目的です




ダウンチューブの裏側とアウター受け金物
ここが腐食し動かなくなっている物が多く有ります
良く点検しておきましょう






チェーンホイールの大小のギア 歯先の状態 摩耗や
曲りが無いか目視で観察します 綺麗に汚れも取れていますね




ブレーキも大切な部品です異常がないか感じて下さい



チェーンレスト





洗車をする時にはホイールを外した後 何かを使い
チェーンの保持が必要です 私は自分が使い易い様に
片持ちのチェーンレストを作っています




乾燥





複数台の洗車をする時は 洗った自転車は自然乾燥で
良いですが 今回の様に 1台であれば素早く水滴を
拭き取ります 私はエアブロワを併用しています




特にチェーンは出来るだけ水分を切ります





ブロワとウエスを併用し出来るだけ水分を除去しました 綺麗な状態ですね
この状態からは出来るだけ早く新しいオイルを注油した方が良いです
油乗りの悪いチェーンなら短時間で錆が発生します



注油



ここからオイルアップを行います オイルに決まりは
無いので自分の気に入った物を使えば結構です 
今回は WAKO'S ワコーズのチェーンルブを使います 
これは水置換性が有り洗車後には良いと思います
使用前に容器を振って良く撹拌するのはお約束事・・




まずはチェーンから始めます 必要量をスプレーします






スプレー直後のオイルの柔らかい間にクランクを回転させ
チェーンの隅々までオイルを廻してやります






アウタープレートにオイルを指先で塗り拡げています 
フロントディレーラーのプレートが当る チェーンの
外プレートにもオイルが乗っていた方が良いと思います 
この時、指先でオイルの量も確認します






続いて各パーツの駆動部にオイルを注します
はみ出したオイルは直ぐに拭き取ってしまいます






その他の駆動部にもオイルをスプレーしますが
ブレーキゴムには飛散しない様注意が必要です



美装





自転車の洗車と美装は別の作業です 自転車にワックスを
使うかどうかは人それぞれですが 私はその効果を実感
出来るので使います 
撥水効果のある液体ワックスと、塗装に付着した取れ難い
汚れ用とに使い別けています どちらもコンパウンドの
入っていない物を選んでいます



点検



洗車時にホイールを観察すると リムのブレーキゴムの当り面に
傷が入っています ゴムに砂やリムのアルミ片等が食い込むと
この様な事が起ります






ブレーキゴムに異物が食い込んでいるのは決して
良く無いので、その様な物が有れば取り省きます



備品



オイルアップやメンテスタンド上での点検が一通り終り
洗車前に外したスペアタイヤを装着します
※この自転車はチューブラータイヤを使っています






長くパンクをしていないのでタイヤを畳んだままでした
折り癖が強く付いているので これには空気を張って
しばらく置いておきましょう






別に保管しているタイヤをスペアにします 使用済みの
タイヤです スペアタイヤは一度使った古い物で充分です
※この自転車のホイールにはリムセメントを使っています

ただ、リムテープを使ったホイールには状態の良い物や
新しいタイヤの方が良いのかも分りません




スペアタイヤを吊りました



クイック

ホイールを取付けようとクイックシャフトの点検をしていたら
レバーが外れました・・・ 






こんな事は今迄に無かったので整備テーブルに持って来ました
レバー内の偏芯部品とシャフトがネジ込まれている構造です






偏芯部品のネジが甘いと逆側のコニカルナットを緩めた時
こちらも緩む事も有ります これは危ないなあ
確実な解決策では有りませんが、ロックタイトの緩み止め剤を
使いねじ込みました 





 
リアホイールを装着しました ホイールのセンターや
振れの点検をします








変速の状態も確認します 少し甘い処が有ったので
ワイヤーの引き具合の調整を行いました






前輪も取付けメンテスタンドから降ろしました
このスペアタイヤをコンパクトに畳む方法は 2通り有ります
過去にその方法を紹介させて貰った記事は今でも多くの
アクセスを頂きます お時間があれば一度覗いてみて下さい
過去記事 【 チューブラー スペアタイヤの吊り方 】





前回の洗車から始まり 2回の記事にお付き合い頂きました 最近は多くの人達が
洗車をされる様になりましたが レースシーンでメカニックが行う洗車は 自転車の
状態を確認する事を目的としています、折角なので自転車を良く観察する癖を付ければ
良いですね 今回は美装作業も併せて行ったのでとても綺麗な自転車になりました

前回の洗車作業 【 ロードバイク 確実な洗車方法 】

コメント
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