自転車から車輪を外した時にチェーンが垂れない様に使う道具です チェーンキーパーとか
チェーンレストと呼ばれます 今回はバックエンド 両持ちタイプの制作依頼が有ったので
作ってみます どうぞお付き合い下さい
依頼が有ったのは トラックレーサーで使う厚歯用です 今迄リアエンドの片方で固定する
片持ち型は幾つも作りましたが、リアエンドを保護する機能も持ち合わせた 両持ちタイプを
希望されています 今回は厚歯の 13丁を使います
※ 最近ブログの記事が 1か月程度滞っていました にもかかわらず毎日多くのアクセスを頂いています
誠に有難く、お礼を申し上げます
固定ギア以外にもベアリングも買い置きしてあります
内径 10mm 外径 35mm 鋼板両側シールドです
ロード用の薄歯です これは頼まれていませんが
ついでに作りましょう
これが今迄に作っていた リアエンド片方に固定するタイプです
チェーンの整備には凄く役に立ちます
これが両持ちタイプ バックエンドにハブと同じように固定します
自転車を横積みする場合など バックエンドの保護にもなります
では始めます 小ギアの油脂汚れを綺麗にします
アセトンを使うのが良いでしょう
ステンレス容器に小ギアとアセトンを入れ 金属ブラシで
擦ってやります 底に汚れが沈殿しています
小ギアが綺麗になりました
ベアリングに溶接をする為の準備をします
ベアリングと小ギアを ハブシャフトとワッシャーを使い
仮固定します ここで大切な事は小ギアの芯出し
出来る限り 縦、横とも振れが出ない様に調整しています
今回は厚歯用 二つ 薄歯用 一つを作ります
整備小屋の表で溶接を行います 低電圧用の軸径 1.4mm の
溶接棒を使います
使っている電気溶接機です 廉価な商品ですが
しっかり仕事はしてくれます
時間を掛けると歪が大きくなるので 出来るだけ短時間で
溶接をしました
溶接はこの様な感じです 決して上手く無いですが
以前より多少ましになったでしょうか・・
溶接が終わったので整備テーブルに戻ってきました
見た感じは上手く出来ています
作った回転部分に中空シャフトを取り付けます
用意しているシャフトが 145mm 有ります バック 120mm 幅には
少し長いので 切断しましょう 130mm 有れば結構です
トラックレーサーの前ギアのチェーンラインは 42mm が基本です
このチェーンキーパーも それに合せます
チェーンラインを 図にしてみました 縦の線はフレームの中心です
フロントはそこから大ギアの芯までが 42mm です
リアをフロントに合せる場合 フレーム中心からリアエンド内側までが
60mm 有ります リアエンド内側から 18mm の所が 42mm になります
チェーンラインの調整にはスペーサーを作ります その寸法を測る為に
キング・オブ・バラード ピーポ ブライソンに手伝ってもらいます
CD をロックナット外側に固定しました
この様な状態です CD の面がロックナットの外面になっています
ロックナット外面から 小ギアの中心までの距離が 14mm 有ります
あと4mm 欲しいですね
一旦ばらします これが今使っていたスペーサーです
スペーサーの長さは 16.18mm 有ります これより 4mm 長い
スペーサーを作れば良いですね
スペーサー用にアルミのパイプを用意しました 内径 10mm です
20mm の所に墨を入れました
それをチューブカッターで切断しました
長さ 20.13mm です 先程の計算では 20.18mm 必要ですが
この辺りは充分許容範囲です
新しいスペーサーを使い 寸法を測ります 20mm 有ります
何故? 少し違和感を感じます・・
思い通りのチェーンラインが出ないので 良く観察すると
小ギアの横振れがかなり出ていました 使い物にならない位です
小ギアを外しました
今回は手早く溶接を済ませる事が出来たので大丈夫だと
思っていましたが 駄目でした
薄歯の方は大丈夫でした 厚歯より歪が出難い形状をしています 外したベアリングは
熱が回り回転が重くなるので再利用は出来ません 小ギアは大丈夫です 失敗したものは
仕方が有りません、作り直します 次も是非お付き合い下さい
チェーンレストと呼ばれます 今回はバックエンド 両持ちタイプの制作依頼が有ったので
作ってみます どうぞお付き合い下さい
依頼が有ったのは トラックレーサーで使う厚歯用です 今迄リアエンドの片方で固定する
片持ち型は幾つも作りましたが、リアエンドを保護する機能も持ち合わせた 両持ちタイプを
希望されています 今回は厚歯の 13丁を使います
※ 最近ブログの記事が 1か月程度滞っていました にもかかわらず毎日多くのアクセスを頂いています
誠に有難く、お礼を申し上げます
固定ギア以外にもベアリングも買い置きしてあります
内径 10mm 外径 35mm 鋼板両側シールドです
ロード用の薄歯です これは頼まれていませんが
ついでに作りましょう
これが今迄に作っていた リアエンド片方に固定するタイプです
チェーンの整備には凄く役に立ちます
これが両持ちタイプ バックエンドにハブと同じように固定します
自転車を横積みする場合など バックエンドの保護にもなります
では始めます 小ギアの油脂汚れを綺麗にします
アセトンを使うのが良いでしょう
ステンレス容器に小ギアとアセトンを入れ 金属ブラシで
擦ってやります 底に汚れが沈殿しています
小ギアが綺麗になりました
ベアリングに溶接をする為の準備をします
ベアリングと小ギアを ハブシャフトとワッシャーを使い
仮固定します ここで大切な事は小ギアの芯出し
出来る限り 縦、横とも振れが出ない様に調整しています
今回は厚歯用 二つ 薄歯用 一つを作ります
整備小屋の表で溶接を行います 低電圧用の軸径 1.4mm の
溶接棒を使います
使っている電気溶接機です 廉価な商品ですが
しっかり仕事はしてくれます
時間を掛けると歪が大きくなるので 出来るだけ短時間で
溶接をしました
溶接はこの様な感じです 決して上手く無いですが
以前より多少ましになったでしょうか・・
溶接が終わったので整備テーブルに戻ってきました
見た感じは上手く出来ています
作った回転部分に中空シャフトを取り付けます
用意しているシャフトが 145mm 有ります バック 120mm 幅には
少し長いので 切断しましょう 130mm 有れば結構です
トラックレーサーの前ギアのチェーンラインは 42mm が基本です
このチェーンキーパーも それに合せます
チェーンラインを 図にしてみました 縦の線はフレームの中心です
フロントはそこから大ギアの芯までが 42mm です
リアをフロントに合せる場合 フレーム中心からリアエンド内側までが
60mm 有ります リアエンド内側から 18mm の所が 42mm になります
チェーンラインの調整にはスペーサーを作ります その寸法を測る為に
キング・オブ・バラード ピーポ ブライソンに手伝ってもらいます
CD をロックナット外側に固定しました
この様な状態です CD の面がロックナットの外面になっています
ロックナット外面から 小ギアの中心までの距離が 14mm 有ります
あと4mm 欲しいですね
一旦ばらします これが今使っていたスペーサーです
スペーサーの長さは 16.18mm 有ります これより 4mm 長い
スペーサーを作れば良いですね
スペーサー用にアルミのパイプを用意しました 内径 10mm です
20mm の所に墨を入れました
それをチューブカッターで切断しました
長さ 20.13mm です 先程の計算では 20.18mm 必要ですが
この辺りは充分許容範囲です
新しいスペーサーを使い 寸法を測ります 20mm 有ります
何故? 少し違和感を感じます・・
思い通りのチェーンラインが出ないので 良く観察すると
小ギアの横振れがかなり出ていました 使い物にならない位です
小ギアを外しました
今回は手早く溶接を済ませる事が出来たので大丈夫だと
思っていましたが 駄目でした
薄歯の方は大丈夫でした 厚歯より歪が出難い形状をしています 外したベアリングは
熱が回り回転が重くなるので再利用は出来ません 小ギアは大丈夫です 失敗したものは
仕方が有りません、作り直します 次も是非お付き合い下さい
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