Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

チップソー オールマイティ ZERO ヤマシン

2019-12-23 20:03:18 | 色々な道具
チップソーと言う切断用の刃が有ります 今回は木材だけでは無く鉄鋼材 アルミ材 塩ビ材等に使える
YAMASHIN SEIKYO 山真製鋸(株)と言う会社のオールマイティ ZERO と言う商品を一緒に見てみましょう





これが幅の広い材料の切断に使える オールマイティ ZERO と言うチップソーです
チップソーと言うのは金属の刃の先端に硬質な物を融着させて有るものをそう呼びます
山真製鋸(株)と言うのは静岡の会社で主に建築関連の商品を作っている様です
今回この商品は私も初めて購入致しました






パッケージを開封してみます このチップソーは電動工具の
丸ノコ用の商品で 外径が 5種類の物が用意されています






私が購入したのは 外径 100mm 厚さ 1.1mm 歯数 32枚の物です




今回このチップソーを購入したのは このサンダーに取り付けて
使うつもりです 丸ノコや他の道具が使えない環境の中、木材の
切断が必要でこのサンダーだけが使えると言う状況がまれに有ります






そんな条件の時に 先日この金属用の刃で木材を切りましたが
この刃では当然ですが可也な熱を持ち焦げ臭い匂いがします






以前にもサンダーに木工用の刃を取り付けて使った事が有りますが
これは余り切れませんでした




それで今回はキャッチコピーを信じてサンダーに取り付ける為に
外径 100mm の刃を選んでいます

※ しかしサンダーにこの刃を装着して使うのは限りなく危険です
  少し指先が触れただけで大怪我をする可能性も有ります 凄く恐いです






サンダーの金属用の刃を外して取り付けてみます 穴径が 20mm
有りますから 15mm~20mm へ変換するアダプターを使います






刃を本体へロックナットで確実に取り付けました





刃の芯ブレが無い事を確認し 木端(こっぱ)を切ってみました
ちょっと感激する位スパッと切れます この感触は良いですね







チップソーの刃先はこの様になっています 今回の使い途は何年かに
一度有るかどうかです、しかしそんな頻度でも使う事が有るなら
私にとっては必要な道具と言う事です 次に使う時まで道具箱に
忍ばせておきます





もともとサンダーと言う道具は高速で回転する刃の近くに手を沿える事が多く とても危険な道具です
今回私が記事にした方法はこの道具を使い慣れた人以外はしない方が良いかと思います

では丸ノコなら安全なのかと言えば決してそうでは有りません ちょっとした不注意で事故は起きます
そうならない様に職人さん達は絶えず危険回避を考え集中して仕事をしています

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サンダーの お手入れ

2019-12-22 20:04:42 | 色々な道具
電動工具で主に切断や切削に使うサンダーと言う道具があります ディスクグラインダーと
呼ぶ事も有りますがこれの手入れをしてやります





この様な形をしています 先端が回転し、そこに目的に応じた刃をとり付けて使う道具です
職種や目的に依って使い方は色々有りますが、私は主に金属やコンクリート又塩ビパイプの
切断に使っています






この工具は切断や切削をした時の粉塵を モーターの回転に依って
内部に吸い込みます 特にコンクリートを切った時にはそれが本体に
付着して取れません 今回はその汚れを削り取りエアブロワで道具の
内部から吹き飛ばしました

加えて差し込みプラグの電線取付け部の増し締めも行っておきました
これも結構緩みますね






回転部には少量のナノコロオイルをスプレーしておきます
CNT カーボンナノチューブ配合の高性能オイルです






刃を取り付けるフランジのネジには Super Lube スーパールーブの
多目的オイルを塗布 耐久性の高いオイルでここは錆止めが目的です






これは金属切断用の刃で 金の卵と言う商品名です
私はこの刃が一番お気に入りです




仕事が空いた時に少し手入れをしてやると 何時までも
調子良く使えてよいですね この道具で 20年程度使っています






もう一台のサンダーも同様に手入れを進めました






こちらにはコンクリートを切断する ダイヤのブレードを
装着しています これで塩ビパイプを切る事も頻繁に行います





仕事が忙しい時は刃を交換する時間が惜しい事が有ります、その時間を節約する為に複数のサンダーを用意しています

この様な高速で回転し、加えて振動が起こる道具は良くネジの緩みも起こります そんな部分の点検をするだけでも
安全、安心に道具が使えますから 少しの整備時間を惜しまない方が良いですね

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夜間の 自転車整備

2019-12-18 20:01:02 | 自転車整備 その他 
冬の遅い時間 暗くなってから自転車小屋でシティサイクルの整備を行いました
風雨に晒され酷使される普段使いの自転車は少しの整備で調子を維持出来ます





冬の寒い時期の自転車小屋 夜間に電気を灯しシティサイクルの点検整備を行っています
この自転車は私が色の塗り替えを行い同時に分解整備を施しています それから 2年が経ちました





回転部分などはしっかりとグリスを使っているので 2年程度でどうにかなる物では有りませんが
チェーンはそう言う訳には行きません 気を抜くと直ぐに錆が浮きオイル切れを起します
チェーンがまっ茶色になっている自転車を良く見ますが、そうなってしまっては手の施し様が有りません





この自転車は私が面倒を見ており特にチェーンのオイルには気を配っています とても良い状態です
今回は分解整備をしてから初めて各部のネジの増し締めを行いました これは想像を超え色々な所の
ネジが緩んでいました 今、点検しておいて良かったです 少し増し締めしただけで自転車は元気になります

25年をはるかに超えた自転車 全塗装をした時の一連の記事はそれなりに面白いと思います
お時間が有れば是非ご覧下さい 【 シティサイクルの 色を塗り替えます 】
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ナノコロ オイルスプレー J-MAX

2019-12-16 20:38:11 | メンテ 用品
自転車整備に使う潤滑剤の中でもオイルは良く使います 今回はカーボンナノチューブが配合された
ナノコロオイルスプレーと言う商品をご紹介します





特殊添加剤 CNT カーボンナノチューブが配合された防錆、潤滑スプレーです
商品名は NANOKORO OIL ナノコロ オイルスプレー 製造元は ジェイマックス(株)
と言う兵庫県姫路市の会社で 販売代理店は大阪市の (株)ヌマタと言う会社です




この商品は CNT と言う極小の炭素素材を潤滑オイルに分散させ
金属表面の凸凹を埋め、加えてカーボンナノチューブが金属同士の
摺動性の向上を担うと案内されています




この様な考え方は今までにも有り 金属同士の駆動部に
添加物が入り込み それがコロの役割で動きを滑らかに
すると言うものです 今迄ではチタンやダイヤを添加した
オイルで知られます

私は今までにその様な商品に興味は示さなかったのですが
今回は私が信頼する 石川県のカツリーズサイクル&デザインの
成田加津利さんが Kinoさんこれは良いですよと薦めて下さったので
使ってみる気になりました






では商品を見てみましょう 250ml のスプレー容器です




噴射部分を見てみます




黄色いノズルを畳んだ状態でも使える様です






畳んで有った黄色いノズルを起こしてみました
私が今迄に使って来た潤滑剤のノズルは細い金属製が
多かったですが これは樹脂で出来ています






樹脂製のノズルは柔軟性が有り 使う場所に依っては便利なのかも分りません
ただこの太い先端は自転車の変速機の内部や駆動部分の隙間をピンポイントで
狙うのは難しいですね

金属製の細いノズルではシールドベアリングのシール部の隙間にノズルを差し込み
注油する事がたまに有りますが その様な使い方が出来そうに有りません 少し惜しい・・






白い樹脂製上部キャップに蓋の様な物が付いています 良く見ると
引 と書かれています 引くと千切れました

これに付いては説明が全く無く不安になります 外して良かったのか
今でも良く分りません 取扱い説明が欲しいです

※ すみません商品に対して不安な処を書いていますが悪意は有りません





ここで私が今迄に使って来たスプレータイプのオイルと比べてみます
と言っても今回はステンレスのパレットに噴射し指先で触ってみる程度の事です

左から洗車後に良く使っている Wako's ワコーズ のチェーンルブ 
真ん中は Vipro's ヴィプロスのグレサージュ 両方水置換の性質が有るフッ素系のオイルです








まずワコーズのチェーンルブ 容器を良く振って攪拌してから
パレットにスプレーします






ヴィプロスのグレサージュも同様にスプレーします
何かしらの添加物が入ったオイルは良く攪拌してから
使うのがお約束事です






今回の ナノコロオイルも同様にスプレーしました
ここで他のオイルとの違いは スプレーしたオイルが何時までも
動いています 生きている様で気味が悪い・・






3種類のオイルをパレットにスプレーしました 時間を置かずに
パレットを立てて各オイルの状態を見ます




ワコーズのチェーンルブはやや垂れ始めています このオイルは
時間が経過すると粘度が上がります ヴィプロスのグレサージュは
思いの外粘度が有りオイルが垂れる事が有りません




ナノコロオイルは早い速度で垂れ始め 直ぐにパレットの下側に
オイル溜りが出来ました




それぞれのオイルの状態です






各オイルを指先に取ってその感触を感じてみます






ナノコロオイルは 何か今までのオイルと違う感触です
妙に指先がツルツルします そして柔らかい




パーツクリーナーで指先を拭いてから次ぎのオイルに触れます








ワコーズのチェーンルブは慣れ親しんだ感触ですが 先程の
オイルを触った後ではやや固さを感じます








グレサージュは指先で触っただけではその良さが解りません
特に特徴は感じないのですが、チェーンに使うと静かなオイルです




この様に 3種類のオイルを比較してみました 正直これで何が
解るんだと言う事ですが ナノコロオイルのスプレー直後の
オイルが動いてる様子と指先がツルツルになる感触は実際に
使えばどうなるのか興味を惹かれます





今回紹介して下さった成田さんは セラミックベアリングに効果が有りますチェーンにも
良いですよとの事でした 日本を代表するメカニックがそう仰るなら間違いの無い商品
なのかと思います 次は自分の自転車に使いその違いを感じてみたいと思います

商品開発、製造元 【 J-MAX ジェイマックス(株) 】

販売代理店 【 (株)ヌマタ 】

追記
本文中に
> 白い樹脂製上部キャップに蓋の様な物が付いています 良く見ると
引 と書かれています 引くと千切れました
これに付いては説明が全く無く不安になります 外して良かったのか
今でも良く分りません 取扱い説明が欲しいです

上記の様に使い方が不明な部分を書きましたが このブログを見て頂いた
販売代理店の担当者の方(営業所所長)が 製造元に問い合わせをして頂き
製造元から次の様に回答を頂きました

回答(本文を基に要約させて頂いています)
Kino様 “ナノコロオイルスプレー J-MAX”と題したブログを拝見しました。
この樹脂の部分の正体は“ガス抜き機構”です。

缶を廃棄する場合、内容物 特に噴射ガスを完全に抜き取り ごみ収集車(パッカード車)
内での火災を防ぐ為の機構です。

オイルを使いきった後に
噴射ボタンを押し続けながら、“引く”と書かれた樹脂爪を上に引いて
手前(噴射ボタン側)の両サイドの溝に爪の両端の突起が挟まるまで引いてください。
強く引きすぎると千切れますのでご注意ください。

私は樹脂キャップに良く見る噴射ボタンが作動しないように取り付けて有る
保護カバーかと思ったのですが 使用後にガス抜きを行う為の物だった様です

この様に販売代理店の方から製造元にお問い合わせを頂き 即座に回答を頂ける
真摯な取り組みにとても感謝いたします 大変有難うございました。  2019.12.18 Kino

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取付けナットを加工する 充電式サンダー KIMO

2019-12-08 20:10:53 | 色々な道具
先日購入した KIMO と言うメーカーのコードレスディスクグラインダー これはサンダーとも呼びますが
刃の取付けナットのサイズが国産の一般的な物と違います そのナットを削り国産の刃が使える様にしました





先日購入した KIMO QM-7302 と言うコードレス ディスクグラインダーです
付属されていた砥石(刃)は使えましたが、私が今迄に使っていた国産の砥石(刃)が取り付け出来ません
これは少し困りました




これが付属の刃を取り付けた時のものです




この赤い色をした刃は、次の様に取り付けます






工具本体の回転部には 2つのパーツが有り
刃の穴をそのパーツの凸部 突起にはめ込みナットを締め込みます






これが国産の刃ですがこの穴径が合いません
この写真の物が特殊な物では無く私が今迄使って来た
複数の物も同じサイズで 穴径は 15mm です




この道具のナットの凸部は何ミリ有るのでしょう






ノギスで測ってみると 16mm 有ります ここは刃の穴に
遊び無く装着されますからこれでは使えません




国産のナットがここに使えるか試してみましたが
それもサイズ違いで使えませんでした 加工すれば使えそうでしたが
その加工技術が私には無かったのでその方法は却下です




結局この 2つのパーツの凸部 突起を 15mm まで削りました
これは工具の回転部にこれらをヤスリが使える様に工夫して取り付け
工具を回転させて削りましたが その作業自体が危険で加工中の写真を撮る
余裕が有りませんでした








突起部のサイズを測ると 15mm です 手作業にすれば
結構精度も出ています  作業自体も恐かったですが
ヤスリを 4本駄目にしました






国産の刃を付けてみます 大丈夫です遊びも無く装着出来ます






別の刃を付けてみます この刃は初めて買いました

余談
この 金の猿 と言う商品は切れ味が悪いです
同じメーカーの 金の卵 と言う商品を長く使っています
それに類似していて価格も安くしていたので買ってみましたが
金の卵の方が圧倒的に優秀でした






金の猿 を取り付けてみます この様な刃の表裏は
中心部に樹脂製のブッシュが付いていますが 
これがナットを締め込む側に合わせます

これも大丈夫です今回のナットの加工は上手く行った様です




付属されて来たこの 3枚の刃は破棄するしか有りません
中心がずれて装着された刃は危なくて使えません

私が知らないだけで 15mm~16mm に変換出来るスペーサーが
有るのかも分かりません もし有ればこの刃も使ってやります
そうでないと可哀想ですね






本格的に使う前に少し手を加えます 
特にこの部分です






工具の回転部分に摩擦を低減させる潤滑剤を塗布します
この商品は NANOKORO OIL ナノコロオイルスプレーと言いますが
CNT カーボンナノチューブが配合された高品質オイルです

自転車の回転部、駆動部に使うつもりですがこちらへ先に使ってみます
私が絶大な信頼をおいている自転車のメカニックから良いですよと
薦めて貰いましたが このオイルはまた改めてご紹介させて頂きます






ナットを締め込む部分にはやや重めの潤滑剤を塗布します
Super Lube スーパールーブのフッ素系の潤滑剤です








工具本体に取り付ける保護カバーです 刃が壊れた時に
刃の飛散から身体を守る物です 金色で刃の回転方向を
書きました 上からはクリア塗装も施しています






保護カバーを取り付け 新しい刃を装着します






刃を固定するナットの締め付け用の工具です
自転車整備で言えば カニ目レンチですね 
現場で無くし難い様に目立つオレンジを塗りました




ナットを締め込む時に回転部が回らない様に
本体に有る黒いボタンを押し込みます








ボタンを押しながら工具でナットを締め込めば完了です





電動工具を購入する時は今回の様な規格の確認はとても大切です
今回は商品レビュー内の質問項目でこのサイズを 15mm と回答していた人が居たので
自分の先入観も有りそれを信じた結果です Netの恐い処ですね

私が知らないだけで穴径が 16mm の砥石も流通しているのかも分かりません 私はサンダーを
複数持っており全ての取り付けサイズが 15mm なので今回はそれに合わせました

この工具の紹介記事はこちら 【 充電式ディスクグラインダー KIMO 20V 】

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