Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

コードレス ブロワー KIMO QM-6001

2023-10-25 20:08:09 | 色々な道具
充電式のブロワー KIMO QM-6001 の手入れをします 最近良く目にする様になった
中国の電動道具です





KIMO と言うメーカーの道具は 3年程前に始めて購入しました 使えるかどうかは
半信半疑だったのですが 充分使える道具だったので それ以降結構買っています
一般的にブロワーは送風とバキューム 吸引の両方が出来るものが多いかと思います






このメーカーの特徴は 国産ではまず見ない 電圧 20V の
バッテリーを使っています 当然専用の急速充電器等が
セットになっています




先端に黒いパーツ 送風口を付けてブロワーとして使います






本体横に吸気口が有ります ここへ先程のパーツを取り付け
先端に付属の袋を付ける事で バキューム、掃除機としても
使う事が出来ます 一度この様な使い方をしましたが 結構吸います





今回は作動時に少し音が出るのが気になります 分解し
掃除と注油をしてみます






まず表のケース、カバーを外してみます プラスドライバーを
使います




この手の道具で良く見る 樹脂に直接ねじ込むタイプの
ネジが使われています






ネジの本数も多いので ペンシル型のインパクトドライバーを
使います 最大トルクは 25.0N.m くらいだったでしょうか・・






ネジの頭を潰さない様に注意しながら使います




蓋を外すと ファンが見えます






白い羽根は 中央のナットで固定されています






小さなラチェットに 10mm のボックスを取り付けて
使います






ほとんど手応えを感じずにナットが外れました
回り止めの樹脂がインサートされたナットです
これで緩まないのか少し不安を感じます




ブロワーで埃を飛ばします






羽根を外したいのですが 中々上手く行きません 固いです
外掛けのプーラーが有れば訳ないですが持っていません
先に掃除をします




洗剤が使える所は洗いました




マイナスドライバーを隙間に差し込み 時間を掛けて
羽根を外しました






羽根の取り付け部分を観察します 表から見える
小判型の穴にシャフトは届いていません 依って
羽根を固定する回り止めは 違う部分で担っている様です






モーター側のカバーを外しました 回転させると僅かな
音がするので シャフトの回転部分に ナノドライをスプレー
しました オイルレス潤滑剤です






音は多少ましになったでしょうか 樹脂の表面保護剤
KURE スーパーポリメイトを塗り込みます






一応やろうとしていた事は済ませたので 元に戻します
カバーを取り付けます




これがモーターのシャフトで 羽根を取り付ける部分です
上部の小判型の部分は 羽根にも有りますがそこにシャフトは
届いていません 根元に有る無数の縦溝に羽が差し込まれ
ここで回り止めになっている様です






羽根をシャフトに差し込み ナットを締めて行きますが
これが幾らでも締まり 羽が奥のカバーを擦ってしまいます
ここはナットを適度な位置で止めておかないと仕方が有りません
その為に樹脂がインサートされたナットが使われているのでしょう




でも分解した時の手応えでは ナットが緩んでもおかしくは
有りません ロックタイトの緩み止め剤を使っておきましょう
品番は 222 を選びました 低強度ですからいざと言う時には
ナットを緩める事も可能だと思います






ナットの内部に 222 を塗布し 適度な部分まで締め込みます
嫌気性の商品ですから 空気に触れている部分は固まりません
ウエスで拭き取ります






表のカバーも取り付けましょう






ネジ込みにインパクトドライバーを使いますが
幾ら 25N.m くらいの低トルクとは言え 手応えが
分りません




最後はドライバーで感覚を確かめながら 樹脂を壊さない様に
加減して締め込みを完了します




分解清掃だけでも結構なケミカル品を使っています




ちなみに KINO のバッテリーは相当な数を用意しています
まだ有ります バッテリーは充電道具の命です 今回の整備を
している間に充電も行っておきました






ブロワーはコード式の奴も用意しています ただ仕事で使う時は
ついコードレスに頼ってしまいます 電源を用意しなくて良いのは
本当に手間要らずで楽です





今回分解清掃 内容の薄い作業なのに 文字数が随分多くなり、お読み頂いてお疲れになったかと
思います KIMO の価格 このブロワーは セットのバッテリーに依り価格が違いますが 案外安く
8000~12000円(税込)程度で購入出来ます

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走行後のチェック タイヤが・・

2023-10-24 20:03:35 | ピスト
チェーンオイルを新しく塗布しその感触を確かめる為に走って来ました
自転車整備場所に帰ってから自転車のチェックを行います





今迄使っていたチェーンオイルを新しい物に変えました その乗り味はとても軽く
良い状態に仕上がっています 帰宅後少し自転車の状態を見てみます






前の大ギアにも適度に潤滑剤が乗っています
これは必要ですから拭き取る必要は無いと思います




今回の走行距離は 20km 程度ですから チェーンも綺麗な
状態です






チェーンオイルの量は丁度良いでしょう 今回使ったオイルは
リンク内部の汚れを表に運ぶと謳っています それが原因では
無いと思いますが やはり走ると細かな砂などが認められます




タイヤに目が行きました こう言う奴は目の端に留っただけで
異常を感じます






良く見るとタイヤに異物が刺さっています 指先で取ると
何処かに飛んで行って何か分りませんでした 多分砂です
ケーシングまで破っていないので 大丈夫ですが 時間が
経つと亀裂が大きくなって行く可能性は有りますね





自転車の事は絶えず気にしてやるのが良いですね それで要らぬトラブルを事前に
防ぐ事も出来ます 新しいタイヤを降ろしたのが 5月末 少し残念・・





頑張った後の種も良い感じです 草花は何時までも楽しませてくれますね

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コーナーレンチ MCC DA450 手入れをします

2023-10-22 19:05:21 | 設備 水道工事
私達設備屋が使うコーナーレンチ MCC CWVDA450 パイプレンチの一種ですが
これの手入れを行います 作業風景をご覧下さい





MCC (株)松阪鉄工所が製造販売する工具で 配管工事をする時に使うパイプレンチです






工具のハンドル部分です 450は工具のサイズ表記で
ALAD はアルミ製で白管用と言う意味だと思います
パイプレンチの中で銜える部分がこの形の物を
コーナーレンチと呼んでいます






使用可能な口の開きは 33~70mm 適応パイプは 25A^50A
の鋼管です 先程白管と書きましたが ガス管と呼ばれるパイプです






今回のタイプは歯が少し細かくて 被覆鋼管と言う種類の
パイプにも傷を付け難い仕様になっています




パイプレンチと言っても用途に適した物が有ります
この他に サイズ的には 200.600.900.1200 等も用意
しています






前置きが長くなりました 手入れを始めます
シンナーで脱脂をしています






今回はハンドル部分に色を塗ります マスキングをしました
他に用意しているパイプレンチにも 他人の物と区別する為に
全て何処かに色は塗っています






マスキングと養生を済ませ 先ずは塗料の食い付きを良くする
ミッチャクロンをスプレーします




ミッチャクロンを少し乾燥させます 今の時期なら 5分でOKです




何色にするか 水色と赤色で迷いましたが 赤にします






塗装で良く重ね塗りと言いますが 一回目は薄く砂吹き程度から
始め 乾燥させてからこの上に塗料を重ねて行きます 置く時間は
やはり 5分程度にしています




自分が良いと思う所まで塗装を重ね 次の工程まで
塗装を乾燥させます




赤色は良く目立ちますが 現場で会う他の職人さんも
良く使っている色です 少し手を掛けます






ハンドル部分に 自分の屋号、望 商会のシールを貼りました
裏側には自分の名前も貼っておきました シールはカシオの
ネームランドで作っていますが 溶剤で糊が湧き易いシールです






シールが剥がれ難い様に クリア塗料をスプレーします
この時 シールの端から塗料がシールの下に廻り、シールが
皺になってしまう事が良く有ります ここは慌てず砂吹きから
少しずつクリアを厚くして行きます




写真で何となく感じて頂けるでしょうか クリアはこの位
厚く吹いています これでもシールは剥がれる時は簡単に
剥がれてしまいます




まだ完全に乾燥していませんが 一旦降ろしました






塗装に触れて乾燥具合を確認しています このタイミングなら
マスキングテープを上手く剥がせるでしょう






マスキングテープと養生を剥がしました 塗装は綺麗に
出来ています




塗装が完全に乾燥するまで 一晩置きます
同時に手入れをしている コーナーレンチも一緒です




さて一晩置きました 塗料も乾燥しているので
各所にオイルを注してやります






一番肝心なパーツ アゴを外しました これには歯ブラシで
オイルを塗布します




駆動部に依って使うオイルも変えました この道具を使う環境は
土の中で使う事も有り オイルは汚れも呼ぶので 程ほどにするのが
良いと思います






アゴや歯の傷や磨耗も無く 状態の良い道具です





これで予定していた一連の作業は完了です 仕事が空いた日でもこの様な事を
何かしています 楽しくて良いですけどね・・ 今回の商品の価格は 参考価格 20000円程度
実勢価格は 10000円~14000円(税込)位だと思います





同時に手入れをしていた もう一つの工具 形状は良く似ていますが こちらはポリパイレンチと言い
アゴなどの歯の厚さが薄く出来ています 専用道具でなくても代用は出来ますが やはり用途に合った
道具を使うと仕事が楽ですね

コメント (2)
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オイルを変えて 調子はいかが?

2023-10-21 20:12:21 | ピスト
自転車の洗車をし オイルアップも丁寧に行いました 走った感じはどうだったのでしょう





整備後何時ものコースを走ってみました チェーンは整備の仕方 使うオイルに依って
凄く乗り味が変ります






SPIN OIL にグラフェンを添加した物を使っていましたが
スピンオイルの買い置きが無くなり
Dela Dry と Dela TRAIL を併用しチェーンに塗布しました
双方試合では好成績を残している実績の有る潤滑剤です





乗って直ぐ感じるのは 軽い! そして全く音がしません これは今迄に使っていた SPIN OIL と遜色は有りません
ただ同じ軽さでも少し感じは異なります





以前使っていた SPIN は固定ギア独特の ペダルを後ろから押してくれる感じが有りましたが
今回の潤滑剤ではそれを感じません ただ軽くて静か これが人と競う競技で良いかどうかは
分りません





明るい日差しの中で花が綺麗でした 今回の様に感じるのは人に依り違うと思います
でも自分が試してみないと 人とも語れませんしアドバイスも出来ません こんな事が
これからも続けて行ければ良いと思います

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洗車はオイルアップ 美装までして完了

2023-10-18 20:08:46 | ピスト
自転車の洗車を行っています ただ洗えば良いと言う訳では無く
丁寧な作業は必要です 今回は最後の美装をします





今回の洗車は私が街乗りに使っている固定ギアを使った 街乗りピストです
前回までに洗車と潤滑剤の塗布は終わらせています






チェーンの潤滑剤には Dera Dry と Dela TRAIL を併用して
決戦用レベルの仕上がりにはなっているはずです




自転車の洗車とは 現在の状態を確認する為に行い
その結果自転車も綺麗になります






ただ洗車をする事に依って フレームの塗装面がかえって
汚れる事も有ります この様な油脂の洗浄時に付いた油汚れは
洗剤で洗っても簡単には取れません 今回は白い塗装ですから
良く目立っていますが 濃い色の塗装でも同じ事が起こっています




この汚れは強い洗剤を使うのでは無く 私はワックスで処理しています
と言っても塗装を削る様な コンパウンドが入った物は使っていません
汚れも簡単に落とし 表面保護の効果も高い Wako's Shake Wax を長年
使っています






柔らかい布にワックスを取り 油脂汚れの部分や自転車全体に
ワックスを塗り込みます 乾いた後綺麗なウエスで拭き取ると
完了です




汚れ落としは力も要らず カルナバ蝋が奥深い艶を与えてくれます
価格は 380ml 2772円(税込) 一本有れば便利です





洗車からオイルアップ、美装まで終わらせました これから前後のホイールを装着し
最後の点検まで行います




オイルアップを行ったチェーン しっとりとした
濡れ感が良いですね




10数年使っている Sugino Mighty Competition PCD151 45T
まだ歯先もしっかりしているので 大丈夫です




ではホイールを取り付けます






整備中は自作のチェーンレストを使っています






チェーンレストを外しました クイックを使い片持ちに
している道具です






バックエンド この形状は正ツメと呼びます ここへ
後輪を取り付けます






小ギアにチェーンを掛けました




大ギアにもチェーンを掛け これからチェーンの張り調整と
ホイールのセンター出しを同時に行います








ホイールの固定に使う工具は 世界的にも人気が有り
海外のナショナルチームのメカニックも使う
RUNWELL ランウェルの 15mm レンチです






この工具は RUNWELL の NEZILE1015 ネジレ1015
10x15mm のメガネレンチですが チェーン引きのナットにも使え
とても便利に使える工具です 価格は 3014円(税込)






リアホイールの装着が終わりました 続いてフロントホイールも
取り付けます






前輪も装着し チェーンの状態を確かめています
少しオイルが多いですね






余剰分のオイルはウエスで 拭き取ります 他のオイルでは
あまりやりませんが 今回の Dela TREIL は吸着力が小さく
感じるので この様な方法が良いかも分りません この辺りは
私の感覚です





洗車時に取り外していた備品も取り付けて 一連の作業が終わりました
昔は自転車を洗うと言う概念はあまり無かったのですが 最近はパーツの
防水性も高くなり レースメカニックの作業風景を見る事も多いので一般の
人達も洗車をされる事が多くなったのじゃないでしょうか 折角なので色々な
部分を観察しながら 作業を進められると良いと思います

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