「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

岸本聡子氏 杉並区長就任会見(2022.7.11)。区政において、多くの学ぶべき点があります。

2022-07-14 05:05:39 | シチズンシップ教育

 区政のあるべき方向性が示されていると思い、共有させていただきます。

 区政のあるべき方向性:

 対話と共有
 
 区政の声を聞く集会

 区政の透明性と説明責任

 「区立施設とその職員は『コスト』ではなく、杉並の財産です」
  
 人を大切にすることが、区民によいサービスを提供する大前提

 他
 

******岸本聡子氏 区長就任メッセージ*******
https://www.youtube.com/c/suginami_tokyo

https://digital.asahi.com/articles/ASQ7C5KFFQ7CUTIL020.html

 区民の声を区政に生かしてほしいという多くの人に支援されまして当選しました。

 杉並区57万人の命と暮らしを守るという大変な使命と責任を持ち、区民のための区政を行っていきたい。

 私に投票された方のみならず、僅差(きんさ)で当選させていただいたことを重く受け止め、私に投票されなかった方の思いをより意識的に聞き、対話と理解を深めたいと思います。

 幅広い住民の提案を聞くことに最大の努力をしてまいります。

 現在、物価高による生活への打撃、猛暑、東京での新型コロナ感染急増という三つの課題のなかで、区民の暮らしや健康への不安が高まっております。これらを緊急の課題と位置づけ、自治体としてできることを最大限取り組んでいきます。

 行政職も政治職も初めての私にとって大切なことは、地域の課題や行政について多方面から、職員の方からしっかり学ぶこと。それがおそらく、対話を大切にする区政を目指す私にとっては、良いスタートになるのではないかと考えております。

 「対話と共有」は、住民と行政の関係においてはもちろんのこと、議会との関係も含め、杉並区がものごとを進める原則として掲げてまいります。政策のなかの住民参加について、私は明確なビジョンに沿って進めてまいりたい。杉並区が日本で一番区政の透明性と説明責任が高く、住民参加が活発な自治体にしたい。

 気候変動問題に、自治体として野心的に取り組むこと。そして、例えばですけども、23区で自転車が一番のりやすい街。こういったことは、住民にもわかりやすい指標に、ひとつの街づくりの指標になるのではないかと思っています。そして、ジェンダー平等も進めてまいります。

 区政の声を聞く集会をいち早く開催いたします。

 開催方法については現在検討中ですが、毎回テーマを設定し、申込制と無作為抽出した区民から希望者を募るハイブリッド形式でバランスの良いデザインにしたいと思っています。年間8~10回の開催を予定しております。

 公約のなかで掲げた「さとこビジョン」ですけども、私を擁立した住民の要求から出発し、選挙戦の間は地域の当事者の団体を回ったり、街頭から寄せられた声を考慮したりして、共同で練り上げてきたものです。しかしこれを、一気に実現しようとは考えておりません。

 区がすでに着手していることもたくさんありますし、選挙活動中の私の情報や認識不足も多く含まれていると思います。

 大切なことは、今までの杉並区の歴史、達成してきたこと、計画を十分に考慮して、優先順位、緊急性、実現可能性の仕分けをしっかりと行い、決めていくことだと考えております。

 行政の継続性は安定した区民生活の要です。

 良いものをしっかり残し、育てながら、修正が必要な部分は職員や議会と協力して行ってまいります。

 次に議会についてです。

 議会での答弁も、職員からのサポートを大いに得ながらでありますが、できるだけ自分の言葉で発信してまいります。

 すべての会派の質問を同じ重みで構成、平等に扱い、きちんと調べて誠実な答弁を心がけます。その前提として、全ての会派に等しく、可能な限りの情報を提供します。

 区民のことを一番に考える地方自治で、与党、野党の構図をできるだけなくしていきたいと考えています。

 是々非々の、より質のよい深い議論を議会で行うことをめざしてまいります。

 次に、職員の方々についてです。

 今までの仕事や努力が生かされるために、出来るだけストレスの少ない、風通しの良い、働きやすい職場づくりが急務だと考えております。あらゆる種類のハラスメントのない、全ての職員が安心して自分の能力を発揮でき、区民のために働ける職場をつくってまいりたい。

 選挙活動を通じて、「公共の再生」を訴えてまいりました。

 コロナパンデミックを世界が同時に経験し、医療や保健といった公共の中枢的な機能が弱体化していること、そこで働く人たち、エッセンシャルワーカーが「コスト」として見捨てられたり、圧縮されたりしてきたことが明らかになりました。

 私は「区立施設とその職員は『コスト』ではなく、杉並の財産です」と訴えてまいりました。

 例えば、会計年度任用職員の待遇改善を含め積極的に取り組んでまいりたいと思います。人を大切にすることが、区民によいサービスを提供する大前提だと私は考えております。

 そして、この記者会見の、きょうが初めてになるわけですが、報道の方との今後のつきあい方についても一言いわせていただきます。

 記者会見は、必要に応じてなるべく多く開催していきたいと思います。そのなかでは、記者のみなさんと、懇談をするような、意見交換をするような時間も積極的にもっていきたいと思います。

 雑誌やフリーランス、海外の記者も含め、参加したいと希望される方は申込制で参加してもらえるよう、開かれた区政を実現するよう、広く記者会見を開き、報道の方々にしっかりと区政をチェックしていただき、区民はもちろん、より広く、杉並区の課題を報道していただきたいと考えております。

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