金曜日の発生から2日目、日曜日2022.7.10現在、事件の全容が明らかになってはいません。
今、私たちは、事件をどのように受け止めるべきなのだろうか。
また、自覚すべきことはなにか。
各紙、識者の見解が述べられています。
まずは、保阪正康氏が述べられるように(*1,朝日新聞2022.7.10)、この暴力を認めることは、絶対にできないということを明らかにし、暴力を批判し、暴力の連鎖を止めていかねばなりません。
政治学者・御厨貴氏による暴力を批判する論説が、事件翌日に朝日新聞(*2、朝日新聞2022.07.09、一部抜粋)に掲載されたところです。
今後は、右派左派いずれからも、主張を正当化したり、敵対する勢力を批判するために、この事件の解釈が行われ、情報発信されることが考えられるところでありますが(すでにされているかもしれませんが)、作家・高村薫氏が分析するように、「犯人の動機は、理念や信条によるものでないとすれば、今回の事件は、非常に特殊な事例である」と考えられます(*3,毎日新聞2022.7.10)。
・なぜ、社会は不安に満ちているのか、
・自分はどのような社会に生きたいのか、
これらを冷静に確認をしていくことが大切であると、高千穂大教授五野井郁夫氏は、述べられています(*3,毎日新聞2022.7.10)。
注意点として、衝撃映像・暴力シーンを、何度もテレビ報道などでみることに伴い、大人も子どもも今、非常にストレスを受けているということです。
子どもには、落ち着かないような態度やいつもとは違う行動がでるなどしたら、寄り添って、気持ちを聞いていくことが大事です。
大人も不安や憂鬱な気持ちになったり、不眠や悪夢に悩まされるかたもおられるかもしれません。
普段の仕事や日課に注力をし、日常のペースを取り戻していくことが大切です(参照、*4,日本経済新聞2022.7.10)。
自分自身、衝撃的な事件を受け、感じることをブログに述べはしたものの(*5、ブログ2022.07.08)、まだまだ頭の整理がつかないため、識者の見解を得ながら本記載を致しました。
各紙が、政治家に向けられた暴力を整理されているものを最後に掲載します。
いずれにしろ、暴力の連鎖が生まれないように見て参りましょう。
昭和初期の二の舞にだけは、絶対にならないように気をつけて参りましょう。
<参照>
*1、朝日新聞2022.7.10
*2、朝日新聞2022.7.9 抜粋
*3、毎日新聞2022.7.10
*4、日経新聞2022.7.10
*2022.07.09における各自のまとめ
・朝日新聞
・毎日新聞
・日経新聞