区立図書館は、1909年(明治42年)に設立され、今年で114年。
100年以上の歴史があります。
そして地域資料室があり、そこには、たいへん貴重な資料の数々が保存、管理されています。
その地域資料がこれからも、利用しつづけられることを願い、本日の地域活性化対策特別委員会で質疑を致しました。
以下、その要旨を記載します。
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小坂:地域資料の数は、どれだけあるか?
区回答:7万9211
小坂:①目録はできているか、②未整理の地域資料はどれだけあるか
区回答:①目録はない。システムで管理している。
②未整理のものは、箱に入ったりしており、正確な数は把握していない。
小坂:システムで検索できても、それは、目録の代わりにはならないため、目録の作成もお願いします。
小坂:区が、区議会や区民と指定管理者導入にあたり、地域資料に関し、約束をしている。
●指定管理者は、地域資料の図書に関する問い合わせなど、レファレンス業務を担う。指定管理者に難しい複雑なレファレンスは、バックヤードにおいて、区の直営職員が対応するなど、専門知識豊富な職員が多角的な支援を行う。
●蔵書計画の作成や蔵書などは教育委員会が監理し、責任ある図書館行政を維持継続する。なお、地域資料室についても同様で、資料の収集・管理・保存の監理・監督は直営スタッフが行う。
この方針に変わりはないか。
区回答:変わりはない。
小坂:地域資料の管理体制を伺うが、現状何人でやっており、来年度は、どのようになるか。
区回答:「地域資料等活用担当係長」含め3人で行っている。来年度は、引継ぎ期間が終了したことから、他の職員でおこなっていく。
小坂:方針が変わらない、直営スタッフが行うとおっしゃったが、他の職員が行うとは、TRCの職員が行うということか。
区回答:学芸員として「地域資料等活用担当係長」がおり、区の職員が管理を行っていく。
小坂:学芸員と司書は、専門領域が異なる。方針が異なるということではないか。
区回答:方針は異なっていない。TRCスタッフが表でリファレンス業務を行い、バックヤードで区の職員がフォローする。
小坂:未整理の地域資料もあり、監理できるか。
区回答:監理していく。
小坂:区民は、地域資料の監理を心配されて、請願を提出し、区議会は令和5年1月11日に受理をしている。
このように、地域資料を考える区民のかたがおられるから、この区民らの参画できるように場をつくり、図書館サポーターなど区民と一緒になって地域資料を監理していく手法もご検討いただきながら、地域資料を監理する体制をご検討いただきたい。
以上
********『郷土室だより』第142号 H24.3.15抜粋**************
********地域資料の例 『中央区立京橋図書館 百周年記念』********
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目録は、1984年12月発行の1983年3月末現在の目録と、1990年3月発行の1983年4月~1988年3月増加分の目録2までが存在しています。以後、作成されていません。