「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

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【築地 UP DATE 23】次回第五回築地市場を考える勉強会は、7/7です!!

2009-06-24 15:54:17 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
 無事、第4回築地市場を考える勉強会が終了しました。

 参加者は、総勢39名でした。
 選挙も近く、議員関係の方のご参加はすくなかったです。都議会議員関係者1名、都議会議員立候補予定者1名(ご本人の希望もあり、会でのご紹介はいたしておりません。)、中央区議会議員1名が参加されました。
 新聞報道関係の方も多く参加されました。

 今回、実は、専門家会議と技術会議の全委員の先生方、そして東京都の所管部の職員の皆様にも勉強会開催のご案内をいたしました。
 都民、市民がどのような点を不安に思っているのか見ていただきたかったが故です。
 もしかして、その関連でご参加いただいた方もいらっしゃいましたかもしれません。ご参加ありがとうございました。

 会は、大体4部構成、

Ⅰ都議会議員立候補予定者への公開質問状 結果報告
 立候補予定者の回答をエクセルで表にしたものを参加者全員に配布いたしました。
 会の中から、書いていることを実行に議員に移してもらうにはどうすべきかと課題が呈されました。
 実際に議員になってからの、行動をみていくことの大切さが確認されました。必要にあわせ、再度、お考えを聞いていくことも大事かもしれません。


Ⅱ本邦初公開 豊洲地質地盤の模型をみながらの土壌汚染と対策の問題点
 水谷氏が解説され、坂巻先生が適宜コメントを入れられました。

*土壌汚染対策法では、不透水層は、5mの厚さがほしいが、そのような厚さのないないところが多い

*埋没谷があり、震災時に、大きな被害が生じる可能性がある。

*地下水の流れ、それにともない、土壌汚染も移動

*水の含有率の高い汚染土壌

*土木建築関連の学会の提言では、液状化対策は、15mほって行うべきところが、5m程度しかやることを検討していない

*震災時、市場としての機能の復帰は可能か

*バイオケミカルによる処理の実行可能性

*液浄化対策での砂杭工法について

などなど、
いろいろな疑問点が出され、東京都その疑問の解消をしない姿勢が問われました。


ⅢNPO法人市場を考える会理事、東卸組合監事 野末誠氏報告
*新たな猛毒汚染物質の存在の可能性

*更なる汚染物質の存在箇所の問題

*公開討論会など、都民への説明責任を果たすように都に要望していること

*東卸説明会混乱の経過

*築地現在地再整備の構想

*改正土壌汚染対策法

*仲卸業者の現況

などなど幅広く、ご報告いただきました。


Ⅳ小坂より「環境アセスメント」について
この日本最大の土壌汚染対策をするのに、「環境アセスメント」が不十分であることの報告

などなど。

会場との意見交換では、
①改正土壌汚染対策法との関係

②水質汚濁は本当にゼロにできるのか

③今後のなすべきこと

④東京オリンピックとの関係性
 また、2020年広島長崎オリンピック開催計画報告

⑤このような勉強会を広く展開することの重要性

などが出されました。

 講師の皆様、ご参加の皆様、お疲れ様でございました。
 たいへん有意義な時間を持つことができました。ありがとうございました。


 
 次回は、市場機能、流通のありかたから、築地市場を考えます。
 多くの皆様のご参加をお待ちいたします。

 築地市場のあり方を、総合的にとらえ、市場のあるべき方向性を考えていきたいと思っています。

 

 また、神崎様、貴重なコメントいただきました。
 ありがとうございます。

***神崎様コメント****
全回答者の氏名公表を希望いたします。

それがなければ、有権者の参考にならないのでは?

何卒、よろしくお願い致します。
*****コメント引用おわり****

 おっしゃるとおりで、第四回築地市場を考える勉強会の場では、全候補者の回答を印刷したものを配布しております。
 幅広く皆様にお知らせできるように、NPO法人市場を考える会のホームページでも掲載されていく予定です。
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