「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

予算案(1) 総合的な子育て支援策の充実・強化と教育環境の改善

2008-02-26 02:20:57 | 政策・マニフェスト
(1) 総合的な子育て支援策の充実・強化と教育環境の改善   
「仕事と子育てを両立できる環境の充実」
【保育園の整備】充実 173,377千円
1) 十思保育園(仮称)の整備【新規】22,032千円  
 今後、多くの保育需要が予想される日本橋地域において、十思スクエアの空きスペースを活用し、保育所を整備する。   
* 所 在 地 日本橋小伝馬町5番1号(十思スクエア3階部分)   
* 延床面積 約1,000㎡   * 保育定数 60名   
* 完成予定 21年度 

2) 人形町保育園等複合施設(仮称)の整備【新規】21,000千円   
PFI手法を活用して保育園等複合施設の整備を行う。   
* 所 在 地 日本橋人形町2丁目14番5号   * 完成予定 22年度 

3) 人形町保育園仮園舎の整備130,345千円   
日本橋保健センターにおける事務事業の統廃合等により生じるスペースを、仮施設として活用し改築を行う。   
* 所 在 地 日本橋堀留町1丁目1番1号(日本橋保健センター等複合施設の2階部分) * 延床面積 852.15㎡   * 保育定数 60~70名   * 完成予定 
20年12月

【認証保育所に対する運営費補助】502,009千円  
既に開設した11園(京橋地域1園,日本橋地域4園,月島地域6園) に対し運営費 助成、家賃助成を行う。  また、待機児童の状況等を踏まえ、新たな認証保育所の整備(1カ所)について働きかけを行う。

【延長保育(スポット利用制度)の充実】 充実22,857千円  
保護者の急な残業等に対応できるよう、一日単位で延長保育(1歳児以上)が利用 できるスポット利用受入枠を各保育園3名分拡大する。  

【幼稚園における預かり保育の拡充】  充実17,604千円  
幼稚園における保育サービスの充実を図るため、新たに有馬幼稚園で実施する。 * 実施園 明石幼稚園,有馬幼稚園,月島第一幼稚園 
* 実施日 月曜日~金曜日(夏季・冬季・春季休業期間中も実施)  
* 定 員 30名/1日(登録利用:24名 一時利用:6名)  
* 保育料 登録利用:5,000円/月 一時利用:400円/日   

「すべての子育て世帯に対するサービスの充実」
【あかちゃん天国の拡充】  充実27,597千円  
既に開設している4カ所(子ども家庭支援センター、築地・浜町・月島児童館)に加え、新たに堀留町児童館内に「あかちゃん天国」を開設する。  
* 開設予定 20年7月

【子どもの居場所「プレディ」の拡充】  充実125,451千円  
子どもの健全育成を図るため、学校施設を活用し、子どもが安全に安心して過ごせる「子どもの居場所」を、新たに佃島小学校において開設する。  
* 開設校 明石,京橋築地,有馬,佃島,月島第一,月島第三,豊海小学校  * 対 象 当該小学校の全児童(登録制)   
* 日 時 月曜日~金曜日 放課後 ~午後5時       
 学校休業日(日曜・祝日・年末年始を除く) 午前9時~午後5時       
 特別な事情がある場合は、午後6時までとする。

【子どもの事故防止対策】 新規3,407千円  
子どもに起こりやすい事故や原因、事故防止方法について普及・啓発を図る。
* 啓発・展示・講習会   
年齢・発達段階に応じて保護者や子どもに事故防止啓発・教育を実施する。 
* 子どもの事故実態把握   
子どもの事故実態を把握するため、サーベイランス(動向調査)を実施するとともに、1歳6カ月児健診時に保護者を対象に「ひやりはっと調査」を行う。   

「子育て世帯の経済的負担の軽減」
【第二子以降保育所入園児に対する保育料助成の拡大】 充実6,000千円 
 同一世帯から2人以上同時に認可保育所または認証保育所いずれかを利用し、 第二子以降が認証保育所に入所している保護者の経済的負担を軽減するため、保 育料の一部を助成する。  
* 助成内容 50%の認可保育所保育料相当額を補助

【認可外保育施設保育料の助成】 40,824千円  
認可外保育施設に子どもを預けている保護者の経済的負担を軽減するため、保護者に対し保育料の一部を助成する。  
* 助成金額 対象児童1人あたり月額1万円

【子ども医療費助成】 359,801千円  
就学前乳幼児および小・中学生の医療費(通・入院)を助成する。

【出産支援事業】 83,365千円  
次代を担う子どもの出産を祝い、健やかな成長を支援するため「出産支援タクシー券」の助成を行うとともに、「出産祝い品」を贈呈する。

【妊婦健康診査の充実】 充実92,985千円 
 安全な出産に向けての健康管理の促進と経済的負担の軽減策として、妊娠中の健康診査の公費負担を現行の2回から14回に拡大する。  
 なお、里帰り出産のための都外での健診に対しても助成を行う。   

「学習指導の充実と学力の向上」 
【フロンティアスクールの推進】新規21,570千円  
本区の教育課題を先行的に研究・開発するため、フロンティアスクール(研究校)を指定し、その研究成果を全小学校に反映させることによって、中央区全体の教育活動の向上を図る。
 20年度は、「多様な人間関係を創る学校間ネットワーク」と「ICT機器の活用 による先進的な授業開発」を研究テーマにWEB会議システムを導入するととも に、フロンティアスクールの全学級に電子情報ボード・プロジェクター等を整備 する。

【中学校の学力向上対策】  充実96,471千円 
 国語・数学・英語の3教科について、全中学校の全学級で習熟度別指導や個別指 導等を実施するため、19年度から配置している非常勤講師を増員し、充実を図る。 また、夏季休業期間中に教育センター等を利用して実施している習熟度別の集 中講座についても、コース設定をさらに細分化するなど、生徒の学力に応じたき め細かな学習支援を行う。 
 * 中学校4校 非常勤講師各6名配置

【小学校の学力向上対策】充実66,672千円
1) 算数教育の充実【新規】60,003千円   
 基礎的学力が必要とされる算数について、非常勤講師を全小学校に各1名配置  し、習熟度別指導や個別指導等を実施する。
 
2) 理科教育の充実【充実】6,669千円   
 文部科学省は、理科が得意な人材を小学校の理科授業に活用し、観察や実験等における教員の支援を行う理科支援員等配置事業を19年度から実施している。本区においては、より一層の理科授業の充実及び活性化を図るため、全小学校5・6年の全学級において、理科支援員の配置(年間90時間/学級)を行う。

【小学校における英語教育】53,403千円  
 国際化が進展する中、幼少期から英語に親しみ、英語学習への関心や意欲を持たせるため、全小学校にALT(外国人英語指導講師)を配置し、英語を聞く力や コミュニケーション能力の向上及び中学校英語への効果的な接続を図る。 
 * 1・2年生 年間11時間(1時間/月) 
 * 3~6年生 年間35時間(1時間/週)

「個性を生かす教育の充実」
【健康教育の推進】 充実41,957千円 
1) 小学校の体育指導【新規】27,425千円   
子どもの体力低下に歯止めをかけ、上昇傾向に転ずることを目的として、全小学校に体育指導補助員を配置し、児童の関心・意欲や技能に合った実技指導の補助を行うとともに、1校1運動(マイスクールスポーツ)への継続的な取組を図る。 

2) 小・中学校の食育指導【新規】2,457千円   
体力低下の要因の一つに、朝食の欠食や個食に代表される食生活の乱れが指摘されている。食育は、知育・徳育・体育の基礎となるべきものであることから、全小・中学校において食育指導を実施する。  
* 食育に関する授業    
大学講師、プロの料理人等「食」の専門家による授業を実施する。  
* 親子クッキング教室    
栄養士が主体となって、児童・生徒及び保護者に対し、朝食づくり等を通して食育への理解を促す。 

3) 中学校の部活動指導【充実】12,075千円   
中学校における部活動は、個性を伸長し、豊かな人間関係を学ぶ機会であり、生徒の健全育成や生涯学習の基礎づくりの場となっている。   
部活動を安定的に実施するため、専門的な知識及び指導能力を有する指導員を外部から募っている。20年度においては、外部指導員による指導を充実し、部活動の活性化を図る。

【教育センター特別課外授業「ロボットを創ろう」】856千円  
教育センターにおいて、「学校ではできない特色ある授業」を実施し、児童・生 徒の科学技術等に対する関心を高め、創造性や知的好奇心・探求心を育成する。  「ロボットを創ろう」では、中学生を対象として、高専生や大学生の派遣を受け、 ロボットづくりの基本から二足歩行ロボットの製作までの指導を行う。

【夏期臨海学校】34,542千円  
館山臨海学園の廃止に伴い、館山市内の民間施設を利用して夏期臨海学校を実 施する。なお、保護者負担については、現行の3,044円から5,250円に増加することから、急激な負担増を緩和するため、20年度においては4,000円とし、差額の1,250円は 区が負担する。

【子ども読書活動の推進】 新規4,200千円  
子ども読書活動推進計画により、児童基本図書の蔵書数を101,654冊(18年度)から120,000冊(24年度)に増やしていくため、24年度までの5カ年で順次購入する。

【心を育てる教育の推進】 充実14,901千円 
1) 命と心の授業【新規】1,050千円   
 児童・生徒の心の問題(深刻ないじめ等)を解消するため、関連機関等と連携し、命の尊さや友情といった心に訴える授業を全小・中学校で実施する。 

2) 適応教室専門員の配置等【充実】13,851千円   
不登校の児童・生徒にさまざまな角度からアプローチするため、適応教室専門員を2名増員し、不登校の児童・生徒の生活や学習状況を把握するとともに、学校等と連携を図りながら自立に向けた支援を行う。

【教育相談の拡大】 充実38,919千円  
 教育センターでの来所相談や電話相談のほか、小・中学校、幼稚園及び保育園へ専任教育相談員(教職経験者、臨床心理士等)を派遣し、教育全般に対する相談を行っている。  
 20年度においては、幼稚園及び保育園への派遣を月1日から2日に拡大し、相談 業務の充実を図る。

【特別支援教育への対応】 充実72,642千円 
1) 特別支援教育専門員の配置3,118千円   
保健所、福祉センター等と連携し、障害のある子どもの早期発見及びアプローチを行い、適切な就学相談を実施するとともに、就学後においても継続的にアプローチし、個々の障害に応じた教育的支援を行う。

2) 特別支援教育アドバイザーの派遣2,199千円   
小・中学校に医師や臨床心理士を派遣し、障害のある児童・生徒についての専門的な指導・助言等を教員に対して行う。 

3) 特別支援学級の運営26,245千円   
心身に障害のある児童・生徒に対し、特別支援学級を設け、障害児指導補佐員を配置するなど、一人ひとりの能力に応じた適切な教育を行う。 

4) 通級指導学級に通う児童への支援20,800千円   
通級指導学級(週1~2回)に通う児童が、通常学級で学習する際、その児童が在籍する学級に対し、きめ細かい支援を行い、学習指導を円滑にすることを目的として、学習指導補助員を配置する。 

5) 教育的支援を要する学級への学習指導補助員の配置拡大 【充実】16,900千円  通常学級に通いながら教育的支援を必要とする児童・生徒が在籍する学級に  対し、きめ細かい支援を行い、学習指導を円滑にすることを目的として、学習  指導補助員を配置する。 

6) 障害児介助員の配置【新規】3,380千円   
重度の障害を持つ児童・生徒が在籍する学級に対し、障害児介助員を配置する。   

「地域の核としての学校の整備」
【小学校施設整備計画の策定】 新規3,943千円  
 学校施設整備基本調査の結果を受け、改築校の選定、スケジュール等を検討し、今後の施設整備の実施計画を策定する。  
* 実施内容 
計画策定に向けた条件整理
計画書の作成

【小学校等の主な改修】  充実1,381,017千円 
1) 泰明小学校125,678千円   
校舎内部塗装, 体育館・講堂への冷暖房機設置, 給水設備改修 

2) 明正小学校74,310千円   
便所改修, 給水設備改修 

3) 久松小学校339,889千円   
大規模改修 

4) 阪本小学校131,574千円   
外壁改修, 屋上防水 

5) 月島第一小学校635,394千円   
大規模改修 

6) 月島第二小学校27,472千円   
校庭改修 

7) 月島第三小学校21,831千円   
校庭改修 

8) 宇佐美学園24,869千円   
寮舎棟外壁改修,屋上防水

以上。
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