「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

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法科大学院 1年半の振り返り 小児科医師として法律学を学ぶ

2013-08-31 18:48:36 | 政策・マニフェスト
 法科大学院で法律の勉強を開始し、早いもので約1年半が経ちました。

 なぜ、法律を学ぶか。
 一言で言うと、小児科医師として子どもたちが育つ環境をよくするために、法律の知識が必要であると考えるからです。

 2学年の前期の一区切りとして、振り返ります。

 試験は、以下日程。
7/27土 刑法3、刑事訴訟法

7/30火 国際私法

8/3土  要件事実と事実認定の基礎、公法総合演習(行政法分野)1

 安富先生の法律文書作成の要点(刑事系)は、レポート課題二題。

 その他、履修科目は、著作権・商標とその管理、雇用と法、民法演習自主ゼミ、金融業務と法、刑事模擬裁判、税制と法、コーポレートガバナンス、民事訴訟演習。

 夏期集中として、民事模擬裁判、法史学。

 上記試験を終えて、一区切りとして、振り返りたかったのですが、試験後の翌週から民事裁判演習が始まり、そうこうしている間に、法史学が開始。
 気持ちとしては、8/31から9/1にうつる今日がようやく余裕を持てています。

 
 2学年として、選択科目が本格化、その一貫としてまず、(5)労働法(4)知的財産法の著作権法(2)税法が始まりました。
 1学年からの(8)国際私法もあり。
 
 3学年では、選択科目は、(1)倒産法(精算型、再建型)(3)経済法、経済刑法(4)知的財産法の特許あたりを学ぶことができればと思います。
 (7)国際法もなんとか機会を見つけることができれば、なおよいと思っています。
 1学年でやったものの(6)環境法も機会あれば、深めたい。

 後期は、

 ○行政訴訟実務論、

 ○労働紛争処理

 ○法医学

 ○鈴木先生の民法演習自主ゼミ

 ○刑事法総合演習(必修

 ○行政法

 ○地方自治法

 ○租税訴訟

 ○民事訴訟法

 ○企業における法令遵守

 ○企業会計

 ○民事法総合演習1(必修

 ○公法総合演習(憲法分野)2(必修

 後期開始までの残りの夏期集中は、

 ○法実務研修

 ○中島先生の法律文書作成の要点(民事系

 ○医療と法

*春期集中

 ○ドイツ法

 ○民事弁護実務の基礎

 以上が予定(下線が単位取得科目)。


 反省として、

 ○刑事訴訟法を学び、ようやく憲法、行政法、民法、商法、刑事訴訟法、刑法、刑事訴訟法の基本的な科目の知識がすべて学び終え、法律の基礎として身につけるべき知識が見えて来ました。

 ○同時進行で刑事模擬裁判は、現役裁判官がご指導くださり、心から感謝致しております。弁護士の先生の視点と学者の先生の視点とはまた異なる別の角度から、実際的なところも含め学べたことは本当によかったと思っています。

 ○成書を読み込む時間が圧倒的に足りていない。大いに反省すべき部分です。
  耳学問では、通用しない。本を読まねば、本当の知識は定着しません。

 ○医師であったら絶対に経験できない、法律事務所での研修が始まります。
  現場を見て、よい刺激を受けたいと思い、飛び込んできます。

 ○国際私法を選択にと当初決めていたが、選択で、労働法を学んだら、体にピットしたのが労働法であったため、選択を変更。


 各科目の課題。
 公法系と刑事系は「書く」を重点に。
 公法系行政法はまだ体系的に身についていない、このままではだめ。
 民事系の克服。民事訴訟は、課題多し。民法もまだまだ。会社法は条文知識がまだ。

 10ある時間の割き方、民事5(民法3民訴1商法1)行政法2憲法1刑事1労働法1。

<憲法学>
論述記述を繰りかえす。書く!

*「常にもどる資料」として、講義レジュメ、芦部先生『憲法第5判』、判例集、『判例憲法』123。

<行政法>
*基本的なところの復習。

*地方自治法分野知識を確実に。

*演習への取り組み準備。

*「常にもどる資料」として、講義レジュメ、『ケースブック行政法』。

<民法>
*ゼミの知識の徹底

*「常にもどる資料」として、ゼミ資料、講義レジュメ。


<会社法>
*身についた基本知識をもとに、演習にあたる。
 企業会計、企業法務の基礎知識の習得。

*「常にもどる資料」として、講義レジュメ、『会社訴訟の基礎』

<民事訴訟法>
*一番、自分にとって課題が大きいかもしれません。
 演習→基礎知識→演習の繰り返し。

*要件事実を固める。

*「常にもどる資料」として、講義レジュメ。
  『要件事実』『要件事実の考え方と実務』『紛争類型別の要件事実』

<刑法>
書く!

*「常にもどる資料」として、講義レジュメ。前田先生『最新重要判例250』



<刑事訴訟法>
書く!

*「常にもどる資料」として、刑事訴訟百選、安富先生『刑事訴訟法第2版』

 
<労働法>
*基礎を身につける

*実践問題も視野に。

*「常にもどる資料」として、菅野先生『労働法第10版』、労働判例百選、『労働法講義録』



*****過去、区切りにおいての振り返り********
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/0ab3282e2a4a86cdaa42292e6971ca95

「法科大学院 1学年 後期振り返り」

 2/2、後期の試験を終えて、法科大学院後期の一区切りとなりました。
 2/2は、民法物権法、会社法。先週1/26は、刑法各論、行政法、民事訴訟法の試験でした。


 後期の履修した科目は、その他、刑法総合演習、地方自治法、国際取引法、民法総合演習、環境法。

 この一年間で法律学の基礎的な問題を俯瞰することができました。(どれだけ習得し、使える知識になっているかは、置いておくにしても。)
 刑事訴訟法は、科目としては、2年前期での履修で、基本的なところはまだですが、刑法総合演習で、主たる論点の問題をみることができました。




 各分野の課題。

<憲法学>
*憲法学補講をベースに、論述記述を繰りかえす。

*基本的な知識の再確認。

*「常にもどる資料」として、講義レジュメ。

<行政法>
*基本的なところの復習。

*地方自治法分野の復習。

*基本的な判例に多く当たる。

*「常にもどる資料」として、講義レジュメ。

<民法>
*基本的な条文理解。
 条文を使えるように、できるだけつぶす。

*最高裁判例で、「なぜ、その結論を出したのか」について、「理由づけノート」をつくる。

*「常にもどる資料」として、講義レジュメ。


<会社法>
*身についた基本知識をもとに、演習にあたる。

*「常にもどる資料」として、講義レジュメ。


<刑法>
*総論、各論見直し。

*「常にもどる資料」として、講義レジュメ。

<民事訴訟法>
*一番、自分にとって課題が大きいかもしれません。
 知識を具体的問題でどう使うか。

*「常にもどる資料」として、講義レジュメ。


<刑事訴訟法>
*4月からの授業に備える。

 
<国際私法>
*国際私法、国際私法手続法、国際取引法の振り返り


 以下、法律の考え方を、各分野で常に、何度も何度も繰り返し念頭に置きながら、進めていきたい。
法的思考を学ぶ上で最も大切なのは次の三つの過程。 1原則か例外か? 2例外を認める必要性とは何か?(=立法趣旨) 3例外を認める要件は何か?(複数要件の場合、「かつ」なのか「または」なのか)

 法的思考のさらなる詳細は⇒http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/e8c6383aacced9263e766e1676985ac2





*****法科大学院 1学年 前期振り返り*****
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/7e45b4476df759b01fd0c2c511bfbee5


 本日8/4、前期の最後の試験を持って、4月から始まった法科大学院前期の一区切りとなりました。

 朝から夕までかけて憲法1、憲法2、民法取引法分野の三科目の試験。
 先週は、刑法総論、民法家族法分野、民法不法行為法分野の三科目。

 その他、聴講も含め前期に履修した科目は、行政法演習、法情報学、国際私法、国際私法手続法、ジェンダーと法、法律文書の書き方。

 これら法律を学び、試験を終えて、法律を学ぶ入り口にようやく立てたようなところでしょうか。

 学習を振り返り、自分なりに反省をします。


*法科大学院に入るまでにすべきであったこと
 民法、刑法、憲法の基本的なテキストは、一度終わらせておくこと。自分もそれなりにやってはいたが、もっとやるべきだったと反省ひとしきり。

*五月連休には
 一度、4月分の復習を

*学習に学ぶ過程において
 進度に合わせて、択一問題を解く

 予習を必ずして臨む

 講義直後に、最も重要な事項は、整理してまとめる

 早めに、本試験問題になれる

*夏の課題
 弱点補強 自分の場合、民法か。


 どの講師の先生方も、非常にご教授の仕方が、熱心かつわかりやすいものでありました。とても感謝致しております。

 
 夏期集中講座では、いよいよ、医療と法が始まります。たいへん期待をしているところです。

 後期には、刑法各論、行政法、地方自治法、会社法、民事訴訟法、国際私法取引法、環境法等が控えています。
 それぞれ、楽しみではありますが、行政法、地方自治法、環境法は、特に期待をしているところです。
 憲法は、前期で1と2を学び終え講義がなくなりはするものの、その知識の定着を図らねばなりません。ひとつの大きな課題です。
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