「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

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11/10第3回 月島三丁目地区のまちづくり勉強会

2008-11-11 17:29:19 | 街づくり
11/10 月島三丁目地区のまちづくり勉強会が中央区都市整備部主催で開催された。

次第は、
Ⅰこれまでの流れ

ⅡBブロック事業者からの提案
Bブロックは、ボーリング場がある辺りであり、イヌイからの提案であった。

Ⅲ第一種市街地再開発事業の仕組みについて
①事業の仕組み
都市再開発法に基づく法定事業
現在の居住、営業等の継続を原則
工事期間中の補償
保留床による事業費の回収

②計画
土地の最大有効活用
地域全体の都市環境の向上へ寄与(公共貢献)
共同化による質の高い建築物

③事業主体
権利者が主体となり事業(区も支援を行います)

④補助金、税制
補助金による行政からの支援
税制の特例


Ⅳ意見交換
会場から出た意見、
①20年以上待たされた
回答:真剣に受け止めて、区として責任をもって進める

②かつて、容積率、取得価格など条件を出してもらったことがあったが、これは破棄か?
回答:再構築する。

③かつて計画があったが、頓挫した。同じ轍(てつ)を踏まないようにしてほしい。
回答:合意形成が大切。
 一人ひとりの思いが、計画の中で100%実現することはできないこともあることをわかっていただきたい。7~8割の実現かもしれない。

④企業が土地の取得を進め、地域の人は今、不安に思っている。区は、土地の所有権の把握をしているのか。
回答:区は所有権を把握していない。
 企業からは、地元の計画に協力するのは、やぶさかではないと回答をもらっている。しかし、時間がかかった場合は独自の計画もありうる。

⑤AブロックとBブロックは、一つの事業体をつくるか
回答:一つの事業体をつくるのは、難。

⑥Aブロックの商店街にそった街並みは、商店街や町会が出してきた要望書とイメージが異なるように思うが。
回答:低層の商業施設と路地空間が課題。路地の再編の形で路地を残していく。

⑦超高層ビルの建設には、問題がある。(*寿命60年、*金融危機でファンドから資金が得れるか、*材料高、*権利床が売れない場合負担増、*今までなら自分の土地でお金は不要であったが、管理費・共益費が必要になる、*今までならすぐに路地に出れたが、孤立した高層階の一室に暮らすことになる)
回答:再開発と高層ビルはセットではない。低層で組み立てもできるが、事業として成立するかどうか。
 個々の建替えの資金負担を用いた共同化なら、保留床がなくてもできるであろう。


<次回勉強会に向けて>
権利者が参加して、意見交換できる場を、「協議会」のような形で立ち上げることができるかどうか、検討する。

以上。


 月島3丁目地区、開発を進めるのであれば、当然のことながら、住民の合意形成を大切にしてすすめていくべきであります。
 西仲通り商店街も関るエリアですので、商店街の連続性は、守る必要があります。商店街が益々発展するように、人の流れを生む街並みにする必要もあります。
 月島の街並みに合った開発を考えていきたいものです。行政の回答でもありましたが、「再開発=高層ビル」ではありません。柔軟に開発のあり方を考えていきたいものです。
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