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官民連携と指定管理者制度・パークPFI組合せ活用による公園づくり、岡山市北長瀬未来ふれあい総合公園を視察。

2023-10-24 16:59:42 | 街づくり

 中央区も桜川公園にパークPFI導入を検討中です。

 実際に、パークPFIを導入し、運営をしている岡山市の北長瀬未来ふれあい総合公園の事例を行政視察いたしました。

 国鉄跡地を購入して整備された広大な公園です。

 広さ14.3ha、総事業費145億円(用地購入82億円、工事費63億円)。

 昭和の頃から検討が始まり、紆余曲折があったようですが、令和5年4月公園全面オープン。

 現在、指定管理制度とパークPFI制度を組合せて運営。

 市の持ち出しは、指定管理料年間7000万円。
 パークPFIでは、令和5年度から令和24年度までの20年間で、特定公園施設(健康器具、日よけ、既存トイレ改修、遊具整備)をしていただき、その整備は、カフェやベーカリー、アウトドアショップなどの収益で賄うと言うもの。

 見習うべき点は、市民との協働で公園を活用しようとしている点。

 特に、市民がパークコーディネーターとなり(現在3人)として公園運営の市民の希望を、事業者や行政に伝え、実現していく仕組みを導入していることと、公園協議会を設置し(都市公園法第17条の2)、市民の要望を公園運営へ反映する仕組みを担保していること。

 また、当然に広大な公園であるので、災害時の備えをきちんとされていること。3万7千人の一時避難場所となり、1日避難できるようにしており、マンホールトイレ50個所設置可能(下水道連結)、大雨の雨水貯留機能を芝生広場に持たせており、会議施設が、そのままボランティアセンターに早変わりができるようにもなっていました。

 パークコーディネーター採用、公園協議会設置は、本区のパークPFI運用においても、是非とも、取り入れ、子どもも含めた区民目線の公園運営ができればと考えます。

 岡山市様、詳細なる視察のご説明、本当にありがとうございました。
 中央区の公園づくりに活かさせていただきます。

●パークPFIと指定管理者制度の組合せのスキーム





●公園の広大な芝生と岡山ドーム



岡山ドーム使用料金



●エリア全体図


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