知事が教育目標を設定できるのか。
文科省の見解自体を全文読んだわけではないのですが、読売新聞では、地方教育行政法に抵触するということのようです。
「教育の中立性、安定性」はとても大切なことです。
また、法が時代に合わない場合、議論を尽くして法改正を行っていくこともできます。
子ども達によりよい教育を提供していくために、どうあるべきか、私も注意深く見守っていきたいところです。
*****読売新聞(2011/12/07)*****
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20111207-OYT8T00457.htm
大阪維新の教育条例案「法に抵触」…文科省見解
地域政党・大阪維新の会が大阪府議会に提案している教育基本条例案で、「知事が教育目標を設定する」とした根幹部分について、文部科学省が、教育委員会の職務権限を侵す目標設定は、地方教育行政法に抵触する、との見解をまとめたことがわかった。
府教委は7日、維新側に同省の見解を提示し、条例案の再考を求める方針。国が法違反の可能性を指摘したもので、条例案は大幅な修正を迫られる見通しが出てきた。
維新が府議会に議員提案した9月、府教委幹部が「条例案の適法性に疑問がある」として文科省に見解を求め、同省が内閣法制局とも協議し、5日、府教委に回答した。
同省は見解の中で、教育委員会と首長の職務権限を規定した地方教育行政法の趣旨に触れ、「教育に中立性、安定性が求められることから、首長から独立した合議制の機関である教育委員会が教育事務の大部分を担うこととしたもの」と強調。その上で、教育委員会が所管する学校の教育目標設定については「法に定めた首長の職務権限に属さず、法の規定範囲を超えて知事が規則制定することはできない」とした。
(2011年12月7日 読売新聞)
******読売新聞(2011/12/09)*****
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20111209-OYT8T00354.htm
橋下氏、文科省指摘に「バカみたいなコメント」
大阪市の橋下徹新市長は8日、自らが代表を務める大阪維新の会が大阪府議会に提案中の教育基本条例案に対し、文部科学省が法違反の可能性を指摘したことについて、「直ちに違法ということではない。教育行政の最後のあがき。あんなバカみたいなコメントに従う必要はない」と批判した。
市役所で報道陣の質問に答えた。
文科省は、「知事が教育目標を設定する」とした条例案の根幹部分について、教育委員会の職務権限を侵す目標設定は、地方教育行政法に抵触するとの見解を府教委に示した。
橋下氏は「目標いかんによっては違法の可能性があるという、毒にも薬にもならない意味のないコメント」と切り捨てた。
(2011年12月9日 読売新聞)
文科省の見解自体を全文読んだわけではないのですが、読売新聞では、地方教育行政法に抵触するということのようです。
「教育の中立性、安定性」はとても大切なことです。
また、法が時代に合わない場合、議論を尽くして法改正を行っていくこともできます。
子ども達によりよい教育を提供していくために、どうあるべきか、私も注意深く見守っていきたいところです。
*****読売新聞(2011/12/07)*****
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20111207-OYT8T00457.htm
大阪維新の教育条例案「法に抵触」…文科省見解
地域政党・大阪維新の会が大阪府議会に提案している教育基本条例案で、「知事が教育目標を設定する」とした根幹部分について、文部科学省が、教育委員会の職務権限を侵す目標設定は、地方教育行政法に抵触する、との見解をまとめたことがわかった。
府教委は7日、維新側に同省の見解を提示し、条例案の再考を求める方針。国が法違反の可能性を指摘したもので、条例案は大幅な修正を迫られる見通しが出てきた。
維新が府議会に議員提案した9月、府教委幹部が「条例案の適法性に疑問がある」として文科省に見解を求め、同省が内閣法制局とも協議し、5日、府教委に回答した。
同省は見解の中で、教育委員会と首長の職務権限を規定した地方教育行政法の趣旨に触れ、「教育に中立性、安定性が求められることから、首長から独立した合議制の機関である教育委員会が教育事務の大部分を担うこととしたもの」と強調。その上で、教育委員会が所管する学校の教育目標設定については「法に定めた首長の職務権限に属さず、法の規定範囲を超えて知事が規則制定することはできない」とした。
(2011年12月7日 読売新聞)
******読売新聞(2011/12/09)*****
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20111209-OYT8T00354.htm
橋下氏、文科省指摘に「バカみたいなコメント」
大阪市の橋下徹新市長は8日、自らが代表を務める大阪維新の会が大阪府議会に提案中の教育基本条例案に対し、文部科学省が法違反の可能性を指摘したことについて、「直ちに違法ということではない。教育行政の最後のあがき。あんなバカみたいなコメントに従う必要はない」と批判した。
市役所で報道陣の質問に答えた。
文科省は、「知事が教育目標を設定する」とした条例案の根幹部分について、教育委員会の職務権限を侵す目標設定は、地方教育行政法に抵触するとの見解を府教委に示した。
橋下氏は「目標いかんによっては違法の可能性があるという、毒にも薬にもならない意味のないコメント」と切り捨てた。
(2011年12月9日 読売新聞)
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