「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

【問題】「魚」へんに、「幸」と書いて、なんと読む?

2008-05-11 23:00:00 | 築地を守る、築地市場現在地再整備
【解答】「つきじ」と読みます。
    なぜなら、「つきじ」には、「魚と共に生きる幸せがあるから」

 これは、サルメの公演『つきじ!魚河岸心中』の場面の一コマです。このゴールデンウイークに、築地本願寺ブディストホールで開催されました。

 築地にある江戸時代から続く老舗料亭『魚熊』、昨今経営がいまひとつ。店の亭主は酒、賭け事に溺れていた。そこに『魚熊』の土地を、再開発しようとたくらむ実業家があらわれる。一度は、土地が高価に売れることに目がくらみ、料亭をたたもうと商う夫婦は考えるのだけど、かけがえのないものが築地にあることに気づき、『魚熊』で再起を図っていこうと決意する物語。
 そのかけがえのないものこそが、「魚幸」。
 移転に揺れる築地市場が直面している問題を、暗に示していると私は感じました。そして、『魚熊』の亭主のように、築地の場所で再起していくことを東京都が気づいてほしいと真に願ったところです。

 サルメ:www.salme.infoの公演。さてさて、なんて表現したらいいのか、一言では言えない。踊りあり、歌あり、劇あり、笑いあり。
 これからも、活躍に大いに期待。
 目指せニューヨーク!!

 写真は、再起をはかった亭主のカジキさん役、佐とうひでき氏と。彼は、ある職業をやめて公演をプロデュースしています。こういう人こそが、その職業であったならもっともっと子ども達の目が輝くだろうなあ。。。彼もまた、ロストジェネレーション。これからも、彼の活躍に大いに期待したい。
 サルメさんたちとは、非常に細い線でつながった。私の商店街の友達が、同窓会の席で、サルメのQちゃんと再会。Qちゃんが、公演のことを商店街友達に言った。商店街友達が私にQちゃんたちのことを話してくれた。私はサルメさんたちに会ってみたくなった。サルメさんたちは、築地の人たちを紹介してくれた。イラストレーターや写真家を紹介してくれた。私は、築地を守ろうとしている人たちをサルメさんに紹介した。出会いがどんどん広がっていく形に展開。
 細い糸のような線。会えなかった確率の方が高い出来事。同窓会が開かれなかったら、その時Qちゃんが商店街友達に話してくれなかったら、商店街友達が私に話してくれなかったら、この出会いは成立していない。
 出会えたことに感謝するしかない。
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