岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

6月29日が巡ってきます。1945年の岡山空襲の日です。

2010-06-27 06:22:59 | 戦争を語り継ぐ


社会福祉士の会を中座しようというたくらみは失敗に終わりました。
降り続く雨の中、自転車を飛ばし岡山カソリック教会に向かいました。

第一部は終了し、第二部が始まっていました。
祭壇にスクリーンが置かれ、岡山空襲の証言を被災者の方々が話されているところでした。
ビデオに映っておられるのは、「岡山空襲の語り部」岩井里子さんです。

この平和コンサートは3回目になりますが、第1回はご本人が祭壇の前に立たれました。
その時のことは、このブログでも書きました。
http://blog.goo.ne.jp/kokakuyuzo/e/bc223922e7945394db624cb1c7a12cb2
(これは昨年の記事で、1昨年の記事に岩井さんの話を書きました。リンクしています)

このコンサートのナビゲーター役は、ソプラノ歌手の福田浩子さんです。
ゲストには、韓国の若い演奏家2人が参加されていました。
残念ながら、第1部での演奏でしたので聞くことができませんでした。

福田浩子さんの演奏を聞くのはこれで3度目です。
素人の耳ですが、歌唱力が年々上がっているように聴こえました。

特筆されるのは、岡山天台声明研究会の僧侶のみなさんの参加です。
これは日本のグレゴリオ聖歌ではないか、と思っていたら、実際にプラハグレゴリオ聖歌隊と共演されたとのこと。
納得です。

そして、14番目の演奏では、「主よなぜ」という曲を、福田浩子さんが初演されました。
とても美しい曲でした。
作曲は田原碩さん。
この会場で紹介されました。

福田さんの演奏は、
15.Aba Ginoong Maria(アヴェ・マリア) フィリッピンの歌
16.ブラジル風バッハ第5番 アリア 曲 ヴィラ=ロボス
など、初めて聞く曲が多く、その視野の広さに感心させられます。

アジアの平和について深く考えられておられる様子がわかります。
岡山の誇りです。

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