岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

あやうい東京五輪。競って暴走。

2018-08-30 14:47:59 | オリンピック、パラリンピック

東京五輪。

あおる政府。企業、マスコミ、スポーツ界、オリンピアン。

いままで、報道もすくなかったアジア大会が大騒ぎ。

五輪報道は、オリンピアン(五輪出場者)の互助会と思っていたが、

それがひどいことになっている。

五輪で、メダルを取れば、どこでも通用するパスポートのよう。

昨日の体操選手と体操協会の事件も、オリンピアンが協会の要職に就き、思うがままにコントロールしている。

スポーツは巨大な産業になった。

巨大な利権になった。

一部のトップアスリートは、利権や商売の「金の卵」となり、道具として扱われた。

私たちも、トップアスリートを特別視し、勝者を褒めたたえ、敗者には目もくれない。

そのことが、勝利至上主義を助長して、手段を択ばなくなった。

 

勝利は何事にも代えられないと思わせる。

感動なんかは、いくらでも創ることができるとうそぶく。

五輪は、拝金思想の上にあぐらをかいている。

 

放映料という拝金にささえられた運営が、酷暑の開催も許している。

大量に必要なボランティアには、「日中の不要不急な外出は控えてください」とはいわないだろう。

奉仕者の義務にしてしまうだろう。

 

今や、マスコミも表立っては言えない「嫌五輪」を、囲み記事で書き始めた。

無視できなくなっている。

もともと、スポーツ好きな私は、多くの試合ごとにエキサイトするけど、それがむなしくなる日々が続く。

暴走する五輪。

日本国総動員で暴走する五輪だけにはなってはいけない。


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