岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

日中同時修正。

2007-10-15 20:06:34 | 国民と国会と政治

日本の国会と中国共産党大会の課題が似通っている。
もちろん中国は巨大国だけに格差もスケールが違う。
日本の比ではないだろう。

しかし、中国は共産党の国である。本質的には格差とは
なじまない。
それを考えれば 異常事態である。
「格差」「不正」「不公平」「環境汚染」。
中国は先進国に遅れて、経済発展を進めた。
正に狭き道を懸命に突き進んだのである。
世界の安価な工場となることで 巨額の外貨を稼いだ。
安価な工場は、環境や汚染し、食物も汚染された。

他国はそのようにして生産物を仕入れた。
豊富な消費財をたっぷり利用した。
その結果は、我々に振りかかってる。
安い生産(製造)物と引き換えに空を飛ぶ汚染、口に入る食品も
入ってきた。
薬を飲むと 必ず副作用がある。
我々は安い生産物で生活を豊かにしたが、副作用を忘れていた。
これからは隣国から副作用を受けることになる。

本来は、薬を飲むときに考えなくてはならないことだが、
副作用が出始めて気がついた。
この薬は副作用の方が強かったと。

多くは日本が良かれと思って進めてことなのである。
もちろんこのことは世界の国に共通の副作用だ。
だけれども隣国の日本に副作用が強くなることはまちがいない。

その日本も先代、先々代の首相が進めた政策の副作用に悩んでいる。
こちらも、ミスリードである。
心は日本、政治、経済、社会保障はアメリカを目指す。
これはあまりに単純だった。
日本の薬の副作用は 根が深い。
それは 副作用があることに無自覚な国民がつくられたことである。
政治家やマスメディアの言動に振り回させれているとしか思えない。

深く考えられないのが今の日中だろう。
これを同時に変えられるか。
この際、1国では無理だから、東アジアで共同して 修正しようでは
ないか。
一緒に渡れば 渡れるかもしれないよ。



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