寒い寒い。気温が低い日が続きます。
【Web2.0による北海道観光ロングテール戦略】
今日は北海道運輸局が主催する、「Web2.0時代の観光情報発信に関する研究会」に出席。
インターネット環境が進化した新しい時代を迎えて、これをどう観光の振興に活かすか、ということが話題の会合なのです。
最近のインターネットの進化した現代を「Web2.0時代」という言い方をしますが、それがなんだか実はよく分からないのです。。
どうやら、今までのような、誰かが作ったホームページを観ることができるという時代を、誰もそんな風に言ったことはないのですが「Web1.0(Web時代のバージョン1という意味?)」と考えて、現代はそれが進化しているということを言いたいらしくてそういう表現をしているよう。
その進化を支える一番の出来事は、誰でもが参加することができるようになったことです。
観るだけだった情報から、自分が情報を発信出来るようになること。また、誰かが作ったソフトを使うしかなかった時代から、自分自身がソフトづくりに参加することができるようになったこと。
誰でもが参加出来るソフトづくりのシステムを、オープンソースといいますが、この名付け親であるTim O'Reillyという人は、Web2.0の要素を7つ挙げています。
それは、
①リッチなコンテンツではなく、リッチな体験に
②誰もが情報ボランティアに
③情報発信ではなく、情報への参加
④分散化ネットワーク
⑤ユーザーによる分類:タグ付け
⑥80:20の法則の崩壊
⑦ユーザーを信頼する、という7つだそう。
これらの中でも特に、ブログという形は、情報発信ではなく情報への参加と位置づけられるのです。
また、80:20の法則とは、店の品物の中で8割の売り上げを稼ぐのは、品数全体の2割でしかない、という法則です。
だから売り場面積の狭いお店では、とにかく売れ筋の商品だけを置くことで、商品の回転を挙げて売り上げを稼ごうと思うわけ。
ところが、インターネットによるビジネスでは、自分で品物を在庫する必要がないので、ごくごく稀にしか売れない商品でもそれがどこにあるかという情報さえあれば商売にすることができるのです。
そしてこの売れないくせに品数の種類がやたらに多くなることをグラフで描いたときに、これが恐竜のしっぽのように見えることからロングテールと表現するようになったもの。
情報の管理が進めば進むほど、売れ筋ではないけれども欲しい商品にたどりつくことができるようになり、これがまた「ちりも積もれば山となる」というわけです。
なるほど、狭い店がますます売れなくなるわけですねえ。
* * * *
さて、今日の勉強会ではこのロングテール理論を観光地にも結びつけようというものです。
つまり、誰もが知っていて行きたくなるメジャーな観光地はいわゆる売れ筋として、あまり知られていない、ほとんど知られていないという観光地の情報を、たくさんの人の参加によって集め、どんなにマイナーな観光地の要求にも応えられる情報基盤を作れないか、というアイディアなのです。
そのためには、少ない数の取材担当者が走り回るのではなく、地域にいる人たちにブロガーになってもらい、情報をたくさん届けてもらう事が必要です。
いよいよ地域のブロガー達が観光を支えるという時代になってきたようです。
とにかく、家や職場の近くにある観光資源を徹底的に掘り起こして、写真を撮り文章で紹介や感想を述べるということの積み重ねを行って、北海道の中のありとあらゆる観光情報をまとめてみようではありませんか。
このプロジェクトは、この春にいよいよ大学の先生達からなる観光情報学会が始めるそうです。
さて、少しずつでも参加を広げることで、ネット上の百科事典であるWikipediaのような、北海道観光百科事典が出来上がるでしょうか。
楽しみにしたいものですね。
【Web2.0による北海道観光ロングテール戦略】
今日は北海道運輸局が主催する、「Web2.0時代の観光情報発信に関する研究会」に出席。
インターネット環境が進化した新しい時代を迎えて、これをどう観光の振興に活かすか、ということが話題の会合なのです。
最近のインターネットの進化した現代を「Web2.0時代」という言い方をしますが、それがなんだか実はよく分からないのです。。
どうやら、今までのような、誰かが作ったホームページを観ることができるという時代を、誰もそんな風に言ったことはないのですが「Web1.0(Web時代のバージョン1という意味?)」と考えて、現代はそれが進化しているということを言いたいらしくてそういう表現をしているよう。
その進化を支える一番の出来事は、誰でもが参加することができるようになったことです。
観るだけだった情報から、自分が情報を発信出来るようになること。また、誰かが作ったソフトを使うしかなかった時代から、自分自身がソフトづくりに参加することができるようになったこと。
誰でもが参加出来るソフトづくりのシステムを、オープンソースといいますが、この名付け親であるTim O'Reillyという人は、Web2.0の要素を7つ挙げています。
それは、
①リッチなコンテンツではなく、リッチな体験に
②誰もが情報ボランティアに
③情報発信ではなく、情報への参加
④分散化ネットワーク
⑤ユーザーによる分類:タグ付け
⑥80:20の法則の崩壊
⑦ユーザーを信頼する、という7つだそう。
これらの中でも特に、ブログという形は、情報発信ではなく情報への参加と位置づけられるのです。
また、80:20の法則とは、店の品物の中で8割の売り上げを稼ぐのは、品数全体の2割でしかない、という法則です。
だから売り場面積の狭いお店では、とにかく売れ筋の商品だけを置くことで、商品の回転を挙げて売り上げを稼ごうと思うわけ。
ところが、インターネットによるビジネスでは、自分で品物を在庫する必要がないので、ごくごく稀にしか売れない商品でもそれがどこにあるかという情報さえあれば商売にすることができるのです。
そしてこの売れないくせに品数の種類がやたらに多くなることをグラフで描いたときに、これが恐竜のしっぽのように見えることからロングテールと表現するようになったもの。
情報の管理が進めば進むほど、売れ筋ではないけれども欲しい商品にたどりつくことができるようになり、これがまた「ちりも積もれば山となる」というわけです。
なるほど、狭い店がますます売れなくなるわけですねえ。
* * * *
さて、今日の勉強会ではこのロングテール理論を観光地にも結びつけようというものです。
つまり、誰もが知っていて行きたくなるメジャーな観光地はいわゆる売れ筋として、あまり知られていない、ほとんど知られていないという観光地の情報を、たくさんの人の参加によって集め、どんなにマイナーな観光地の要求にも応えられる情報基盤を作れないか、というアイディアなのです。
そのためには、少ない数の取材担当者が走り回るのではなく、地域にいる人たちにブロガーになってもらい、情報をたくさん届けてもらう事が必要です。
いよいよ地域のブロガー達が観光を支えるという時代になってきたようです。
とにかく、家や職場の近くにある観光資源を徹底的に掘り起こして、写真を撮り文章で紹介や感想を述べるということの積み重ねを行って、北海道の中のありとあらゆる観光情報をまとめてみようではありませんか。
このプロジェクトは、この春にいよいよ大学の先生達からなる観光情報学会が始めるそうです。
さて、少しずつでも参加を広げることで、ネット上の百科事典であるWikipediaのような、北海道観光百科事典が出来上がるでしょうか。
楽しみにしたいものですね。