北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

3秒ルールの心理

2009-04-03 23:29:21 | Weblog
 日本では鈍感で平気なことが、外国の目から見ると不思議で耐えられないという、文化の違いを見るのは楽しいものです。

 いわゆる「3秒ルール」に対するブログがありました。考えてみれば不思議な心理ですね。

    ※    ※ 【以下引用】 ※    ※
【台湾のブログ】台湾人が語る日本「3秒ルールって何?」

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0403&f=national_0403_006.shtml

  日本人ならば「3秒ルール」というものを聞いたことがあるだろう。地方によって秒数は異なるらしいが、内容は概ね同様である。このブログは日本で働く台湾人が歓送迎会の場で目撃した「3秒ルール」を紹介するものである。以下はそのブログより。
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  日本では、4月1日は新年度が始まる日である。多くの会社では3月末まで送別会が続けて行われ、4月1日からは歓迎会が行われる。しかし、多くの会社では経費削減のために社内の会議室などで歓送迎会を行っており、その場合は立ち食い、立ち飲みになるそうだ。

  しかし、個人的にはこの案には賛成したい。なぜなら立ち続けていれば足が疲れるので、おひらきも早まるからである。

  立ちながらの飲み食いの場合、気をつけていないと食べ物や飲み物を落としたり、こぼしたりしがちである。そのとき、私の同僚が箸でつかみ損ね、テーブルに落とした食べ物を、全く意に介さない様子で口に入れたのである。その時に彼が言ったのは「3秒以内だったから問題ない!」という言葉であった。

  日本人が言うところによると、食べ物を落としても3秒以内に拾い上げれば問題ないのだそうだ。その場にいたほかの日本人にも確認したところ、全員がこの「3秒ルール」を知っていたのであった。

  なんてことだろう!私はこのようなルールは初めて耳にしたのだが、3秒どころか、たとえ1秒であっても私には心理的に受け付けず、試す勇気は無かったのであった。
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(出典:遊走東京城市菓子間BLOG意訳編集担当:畠山栄)

    ※    ※ 【引用おわり】 ※    ※

 私なども落ちたものを「もったいない」と思う心理が強くて、よく3秒ルールを適用することがあります。

 これって不思議に、落ちた瞬間のタイミングを逃すと汚れというよりも、周りの目を気にして食べられなくなってしまうのではないでしょうか。
 
 日本人には、現実の清潔か不潔かよりも、周りの目の方が行動に対して影響を与えていそうです。

 食べてしまうという行動を起こしてしまいさえすれば、過ぎたことは周りも気にしなくなるのでは。

 でもなんだか不思議。うーん、どういう心理なんでしょうねえ。 
コメント
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