北朝鮮が長距離弾道弾を打ち上げました。
昨日は誤探査と誤報によってどたばたした日本の防衛網ですが、今日はしっかりと打ち上げを捕らえて、素早く連絡網での情報伝達もできました。
そもそも弾道ミサイルの発射は、テポドン2号によって世界与えた衝撃に鑑みて、国連として「ミサイル関連計画の停止、ミサイル発射モラトリアムの再確認、六者会合への即時無条件復帰」を求めたものです。
これは、例え人工衛星だとしても、そうした前科によって世界から信用を失ったならず者国家に対する世界の要求であるわけ。
国内にも、「打ち落とすと言うが、人工衛星だったらどうするのか?」などという認識不足(というよりも彼の国の利益擁護?)な政党もあったりして困ってしまいますが、現政府の毅然たる態度こそが求められていて、その点は頼もしい姿に映ります。
この期に及んでなお誤報問題をあげつらう向きがあるとしたら、そもそも批判されるべきは誰なのかから目をそらそうとするだけの、社会混乱を招く意図としか思えません。
危機管理は拙速で良いのです。
危機管理のオーソリティである佐々敦行さんは、危機管理についてこう述べています。
※ ※ 【以下引用】 ※ ※
http://www.cis.ac.jp/research/satellite/popup/0501.html より
「危機管理は想像力です。私は、いつも最悪の事態に備えて『心に地獄図を描け』と言っています。何かプロジェクトがあるときは、まず悪い方へ状況を想定すること。インテンショナルペシミスト(自分をペシミストに追い込む)になれというのが、危機管理の鉄則です」
「逆に、非常事態が始まったら、『きっとうまくいく』とオプティミストになるのが理想的なリーダーの条件です。自分が予測していた状況よりも損害が悪くならなければ、人間は不思議と『あ~良かった』と思えるものです。非常事態に平常心で対応するためのたった1つの道は、イマジネーションを働かせ、最悪の事態を覚悟しておくことだということをぜひ心得ておいてください」
※ ※ 【引用ここまで】 ※ ※
「テポドンが誤って国内に落ちれば、平和ボケの日本人でも目が覚めるだろう」などという乱暴な意見を言う人がいましたが、それに賛成するわけにはいきません。
やはり国内に被害が出ないに越したことはなくて、そのためにできることを精一杯やったのが今回の政府の展開だったでしょう。
そのうえで、改めてもしこれが本気で我が国を攻める意図だとしたらどうなるのか、という想像力が必要です。
今回は射程の長いテポドンでしたが、既に北朝鮮にはより射程の短いノドンミサイルが200基配備されていて国土のほとんどがその射程に入っているという事実。また中国にも「東風」という日本を射程に含むミサイルが配備されているという事実。
「戦争なんて起きないよ」という人がいるとしたら、防衛の思想は「意思と能力」に対抗することだと伝えたい。
大陸や半島に、日本を破壊出来る【能力】が既に備わっている現在、【意思】などは一瞬で発現しかねないのです。
「日本を攻撃しない」と言うのなら、攻撃出来る能力を持たなければよいのであって、それをしていないという現実にやはり私たちとしては立ち向かわなければいけないのです。
日本が防衛を強化するのに反対する人がいるとしたら、そもそも防衛をしなくちゃならない能力をどこがもっているかを見極めて、抗議する先はそちらでしょう、と言いたい。
こう言う時に、誰がどのような発言をするのかをしっかりと見ておきましょう。
そして国際社会で真に思いを共有出来る国がどこで、仲良くはできない国はどこかもよく見ておきたいものです。
昨日は誤探査と誤報によってどたばたした日本の防衛網ですが、今日はしっかりと打ち上げを捕らえて、素早く連絡網での情報伝達もできました。
そもそも弾道ミサイルの発射は、テポドン2号によって世界与えた衝撃に鑑みて、国連として「ミサイル関連計画の停止、ミサイル発射モラトリアムの再確認、六者会合への即時無条件復帰」を求めたものです。
これは、例え人工衛星だとしても、そうした前科によって世界から信用を失ったならず者国家に対する世界の要求であるわけ。
国内にも、「打ち落とすと言うが、人工衛星だったらどうするのか?」などという認識不足(というよりも彼の国の利益擁護?)な政党もあったりして困ってしまいますが、現政府の毅然たる態度こそが求められていて、その点は頼もしい姿に映ります。
この期に及んでなお誤報問題をあげつらう向きがあるとしたら、そもそも批判されるべきは誰なのかから目をそらそうとするだけの、社会混乱を招く意図としか思えません。
危機管理は拙速で良いのです。
危機管理のオーソリティである佐々敦行さんは、危機管理についてこう述べています。
※ ※ 【以下引用】 ※ ※
http://www.cis.ac.jp/research/satellite/popup/0501.html より
「危機管理は想像力です。私は、いつも最悪の事態に備えて『心に地獄図を描け』と言っています。何かプロジェクトがあるときは、まず悪い方へ状況を想定すること。インテンショナルペシミスト(自分をペシミストに追い込む)になれというのが、危機管理の鉄則です」
「逆に、非常事態が始まったら、『きっとうまくいく』とオプティミストになるのが理想的なリーダーの条件です。自分が予測していた状況よりも損害が悪くならなければ、人間は不思議と『あ~良かった』と思えるものです。非常事態に平常心で対応するためのたった1つの道は、イマジネーションを働かせ、最悪の事態を覚悟しておくことだということをぜひ心得ておいてください」
※ ※ 【引用ここまで】 ※ ※
「テポドンが誤って国内に落ちれば、平和ボケの日本人でも目が覚めるだろう」などという乱暴な意見を言う人がいましたが、それに賛成するわけにはいきません。
やはり国内に被害が出ないに越したことはなくて、そのためにできることを精一杯やったのが今回の政府の展開だったでしょう。
そのうえで、改めてもしこれが本気で我が国を攻める意図だとしたらどうなるのか、という想像力が必要です。
今回は射程の長いテポドンでしたが、既に北朝鮮にはより射程の短いノドンミサイルが200基配備されていて国土のほとんどがその射程に入っているという事実。また中国にも「東風」という日本を射程に含むミサイルが配備されているという事実。
「戦争なんて起きないよ」という人がいるとしたら、防衛の思想は「意思と能力」に対抗することだと伝えたい。
大陸や半島に、日本を破壊出来る【能力】が既に備わっている現在、【意思】などは一瞬で発現しかねないのです。
「日本を攻撃しない」と言うのなら、攻撃出来る能力を持たなければよいのであって、それをしていないという現実にやはり私たちとしては立ち向かわなければいけないのです。
日本が防衛を強化するのに反対する人がいるとしたら、そもそも防衛をしなくちゃならない能力をどこがもっているかを見極めて、抗議する先はそちらでしょう、と言いたい。
こう言う時に、誰がどのような発言をするのかをしっかりと見ておきましょう。
そして国際社会で真に思いを共有出来る国がどこで、仲良くはできない国はどこかもよく見ておきたいものです。
