日本の誇るべきソフトパワーに関する話題を三つお届けします。
最初は、中国を倒すのはウルトラマンかも知れないというお話です。いつものSearchinaのブログからどうぞ。
※ ※ ※ ※ 【以下引用】 ※ ※ ※ ※
【中国のブログ】ウルトラマンが招く誤解「日本人が正義?」
2009/04/08(水) 00:46
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0408&f=national_0408_003.shtml
中国共産党の温家宝首相が「私の孫はウルトラマンばかり見ているが、中国のアニメを見るべきだ」と述べたことをきっかけに、中国でウルトラマンに対するバッシングが広がっている。その内容としては暴力的というのが主である。このブログは、日本人が変身するウルトラマンがヒーローであることで、中国の子供たちは「日本人は正義の味方」だと思ってしまうのではないかと心配するものである。以下はそのブログより。
---------------------------------------------------------
中国共産党の中央政治局常務委員である温家宝首相は3月29日から31日まで考察のために湖北省を訪れた。考察中、武漢江通動画股フェン有限公司を訪れた際、温家宝首相は「我々もアニメ産業を育てるべきだ」と強調した。
温家宝首相は「私の孫はウルトラマンばかり見ているが、中国のアニメを見るべきだ」と述べ、アニメーション会社の社員たちに向かって「あなたたちの仕事は非常に意義のあるものだ。中国文化を海外へ向けて発信し、世界に向けて中国のソフトパワーを発信して欲しい。そして、中国の子供たちに中国産アニメを見せてあげて欲しい」と語った。
現在、ウルトラマンに関する製品が市場にあふれている。各地のテレビ局はウルトラマンを繰り返し放送しているが、暴力と血なまぐささが溢れるこの特撮は中国の子供たちを毒している。ウルトラマンを好むのは三歳から八歳までの子供たちが主であるが、これは最も好奇心に溢れ、最も模倣力のある年齢でもある。ウルトラマンを好きな子供たちの多くがウルトラマンによって「教育」された結果に暴力的になっている。
この現状について、反省するべきは誰であろうか。まず挙げることが出来るのは政府の文化管理部門である。ウルトラマンなどの子供たちに対して有害なアニメ・特撮の管理が全く出来ていない状態だからだ。2006年より、17:00から20:00までの間に外国のアニメ・特撮の放送を禁じる規定は存在するものの、この規定が全くといって良いほど効果を上げていないことは周知の事実である。子供たちがテレビを見るのはその時間帯だけではないからである。
次に反省すべきはウルトラマン関連で儲ける商人たちである。温家宝首相は「企業家は道徳を有していなければならない」と常々語っていたが、多くの商人たちは社会的利益などは全く考慮せず、利潤ばかりを病的なほどに追求している。
また、子供を溺愛する我々家長たちも反省しなければならない。ウルトラマンが子供たちに悪い影響を与えないかを心配しながらも、子供たちにねだられると妥協してしまうのである。
ウルトラマンのストーリーといえば、日本人が変身するウルトラマンが怪獣や宇宙人の襲撃をうけた地球を救うというものである。個人的考察に過ぎないが、中国の子供たちは「日本人は正義で、勇敢な化身」だという潜在的意識を持ってしまうのではないだろうか。中国の子供たちに向けて、日本人が上述の意図を持って故意に制作したものかどうかは分からないが、客観的に見て少なからず影響はあるだろう。
--------------------------------------------------------------
(出典:快楽人生博客 意訳編集担当:畠山栄)
※ ※ ※ ※ 【ここまで引用】 ※ ※ ※ ※
中国の最高指導者の一人である温家宝首相自らが、知らず知らずのうちに日本文化にはまってしまっていて、それを文化で押し込まれているという焦りが良く伺えます。
それにしても、今現在でウルトラマンですか。これから先にウルトラシリーズも控えているし仮面ライダーシリーズ、ヒーロー戦隊シリーズ、合体ロボシリーズと、まだまだ日本のソフトが大陸目指して襲いかかりそうです。
こちらには相当のソフトストックがありますからねえ。うふふ。
おつぎは韓国からの日本ウォッチです。中央日報もたまにはまともな記事を書きますが、根っこには日本ウラヤマシー!という感情が見え隠れします。
※ ※ ※ ※ 【以下引用】 ※ ※ ※ ※
中央日報
日本、創作物グローバル化戦略へ
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=113734&servcode=A00§code=A00
日本政府が映画、マンガ、アニメーションなど日本の創作物をグローバル化するため「日本ブランド戦略」を推進することにしたとNHKが7日、報道した。
日本政府の知的財産戦略本部は6日、日本の創作物を産業化して海外に販売する案を積極的に推進することにした。
日本政府は民間と共同基金を作り、零細映画制作者の販売網を開拓する予定だ。
また海外日本大使館を通じて有望な日本の創作物を紹介し、創作分野の人材を育てるために短編映画を制作する若い作家に資金支援を推進することにした。
※ ※ ※ ※ 【引用ここまで】 ※ ※ ※ ※
NHKではこういう報道がなされたようですが、その実体は随分高いお金で韓国ドラマを買い漁っているそうです。一体どこの国の放送局なんだか…。
最後は日本が誇る鉄腕アトムがハリウッドでCGアニメになるというお話。ついにアトムが世界に向けて飛び立ったか!…と思いきや、随分ハリウッド好みにリメイクがされているよう。
白黒で素朴なアトムでは無くなって行きそうで、賛否が渦巻いているようです。
※ ※ ※ ※ 【以下引用】 ※ ※ ※ ※
ハリウッド版「鉄腕アトム」新たな映像が解禁!服を着ているアトムに賛否両論!
http://cinematoday.jp/page/N0017596
手塚治虫のSF漫画「鉄腕アトム」をハリウッドでアニメ映画化したCGアニメ映画の邦題が『ATOM』に決定し、新たな映像が公開された。また、日本を含む世界公開日は10月に決定した。
すでに主人公アトムの声は、映画『チャーリーとチョコレート工場』のチャーリーを演じたフレディ・ハイモアが務めることなど、少しずつその周辺の情報があきらかになっており、昨年公開された予告編には「かわいい!」などの意見のほかに「服を着ているのアトムはちょっとどうなのか……」など、賛否両論の意見が飛び交っていたのだが、そのクオリティーの高さには誰もがドギモを抜いた。
このたび、アトムが製造される過程が描かれた新たな映像が公開されたが、滑らかなその動きや、アトムの感情の動きを微妙にとらえたCGアニメーションは見事だ。ただ、洋服を着て飛んでいるアトムに関しては、いろいろと意見がわかれることだろう。もちろん映像を観る限り、その様はかわいらしいアトムなのだが、原作が日本国民の伝説作品なだけにあれこれ意見が出るのは仕方がない。
製作した会社はイマージ。聞き慣れない会社だが、香港の会社で、ドリームワークスやピクサーなどと同等の技術力を持つ会社といわれている。今年は手塚治虫生誕80周年。それにふさわしい作品に仕上がっていることを祈るばかりだ。
物語は、ロボットが人間と共存する夢の空中都市メトロシティで暮らしていたトビーが交通事故で命を落とし、嘆き悲しんだ父親のテンマ博士が、息子をロボットとしてよみがえらせるところから始まる。トビーがアトムとして生まれ変わりいろいろな体験を通じて成長していくハートウォーミングストーリーだ。
なお、アトム以外の声優だが、テンマ博士には映画『ナショナル・トレジャー』シリーズのニコラス・ケイジ、お茶の水博士には映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのビル・ナイと豪華な声優陣が名を連ねる。アメリカの配給元サミットは、メジャー級の公開規模を予定しており、世界的にも50か国以上での上映を目指しているらしい。
映画『ATOM』は10月、全国公開
※ ※ ※ ※ 【引用ここまで】 ※ ※ ※ ※
なんだかすっかりイメージが変わってしまいますねえ。世界の映画ファンが鉄腕アトムをこんなロボットだと理解してしまうのはとっても残念な気がします。
キャラクターが独り立ちしてしまうと、もう手の届かないところどんどん勝手に成長してしまうのでしょうか。
それともこれもアメリカの『経済市場主義』のなせる技で、いずれまた破綻してしまうビジネスなのでしょうか。
オリジナルをリアルタイムで見ながら育ったものとしてはノスタルジーに浸るしかないのかなあ。服を着て空を飛ぶアトムって…、お寿司で言うとカリフォルニアロールみたいなもので、アメリカ受けする日本起源の文化みたいなものですね。
でもやっぱり、イメージが…。
《服を着たアトムはこんな風です》
http://www.astroboy-themovie.com/?g_ref=msn
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/21/721803f2d519fa9a2248423c4b9e09e1.jpg)
最初は、中国を倒すのはウルトラマンかも知れないというお話です。いつものSearchinaのブログからどうぞ。
※ ※ ※ ※ 【以下引用】 ※ ※ ※ ※
【中国のブログ】ウルトラマンが招く誤解「日本人が正義?」
2009/04/08(水) 00:46
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0408&f=national_0408_003.shtml
中国共産党の温家宝首相が「私の孫はウルトラマンばかり見ているが、中国のアニメを見るべきだ」と述べたことをきっかけに、中国でウルトラマンに対するバッシングが広がっている。その内容としては暴力的というのが主である。このブログは、日本人が変身するウルトラマンがヒーローであることで、中国の子供たちは「日本人は正義の味方」だと思ってしまうのではないかと心配するものである。以下はそのブログより。
---------------------------------------------------------
中国共産党の中央政治局常務委員である温家宝首相は3月29日から31日まで考察のために湖北省を訪れた。考察中、武漢江通動画股フェン有限公司を訪れた際、温家宝首相は「我々もアニメ産業を育てるべきだ」と強調した。
温家宝首相は「私の孫はウルトラマンばかり見ているが、中国のアニメを見るべきだ」と述べ、アニメーション会社の社員たちに向かって「あなたたちの仕事は非常に意義のあるものだ。中国文化を海外へ向けて発信し、世界に向けて中国のソフトパワーを発信して欲しい。そして、中国の子供たちに中国産アニメを見せてあげて欲しい」と語った。
現在、ウルトラマンに関する製品が市場にあふれている。各地のテレビ局はウルトラマンを繰り返し放送しているが、暴力と血なまぐささが溢れるこの特撮は中国の子供たちを毒している。ウルトラマンを好むのは三歳から八歳までの子供たちが主であるが、これは最も好奇心に溢れ、最も模倣力のある年齢でもある。ウルトラマンを好きな子供たちの多くがウルトラマンによって「教育」された結果に暴力的になっている。
この現状について、反省するべきは誰であろうか。まず挙げることが出来るのは政府の文化管理部門である。ウルトラマンなどの子供たちに対して有害なアニメ・特撮の管理が全く出来ていない状態だからだ。2006年より、17:00から20:00までの間に外国のアニメ・特撮の放送を禁じる規定は存在するものの、この規定が全くといって良いほど効果を上げていないことは周知の事実である。子供たちがテレビを見るのはその時間帯だけではないからである。
次に反省すべきはウルトラマン関連で儲ける商人たちである。温家宝首相は「企業家は道徳を有していなければならない」と常々語っていたが、多くの商人たちは社会的利益などは全く考慮せず、利潤ばかりを病的なほどに追求している。
また、子供を溺愛する我々家長たちも反省しなければならない。ウルトラマンが子供たちに悪い影響を与えないかを心配しながらも、子供たちにねだられると妥協してしまうのである。
ウルトラマンのストーリーといえば、日本人が変身するウルトラマンが怪獣や宇宙人の襲撃をうけた地球を救うというものである。個人的考察に過ぎないが、中国の子供たちは「日本人は正義で、勇敢な化身」だという潜在的意識を持ってしまうのではないだろうか。中国の子供たちに向けて、日本人が上述の意図を持って故意に制作したものかどうかは分からないが、客観的に見て少なからず影響はあるだろう。
--------------------------------------------------------------
(出典:快楽人生博客 意訳編集担当:畠山栄)
※ ※ ※ ※ 【ここまで引用】 ※ ※ ※ ※
中国の最高指導者の一人である温家宝首相自らが、知らず知らずのうちに日本文化にはまってしまっていて、それを文化で押し込まれているという焦りが良く伺えます。
それにしても、今現在でウルトラマンですか。これから先にウルトラシリーズも控えているし仮面ライダーシリーズ、ヒーロー戦隊シリーズ、合体ロボシリーズと、まだまだ日本のソフトが大陸目指して襲いかかりそうです。
こちらには相当のソフトストックがありますからねえ。うふふ。
おつぎは韓国からの日本ウォッチです。中央日報もたまにはまともな記事を書きますが、根っこには日本ウラヤマシー!という感情が見え隠れします。
※ ※ ※ ※ 【以下引用】 ※ ※ ※ ※
中央日報
日本、創作物グローバル化戦略へ
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=113734&servcode=A00§code=A00
日本政府が映画、マンガ、アニメーションなど日本の創作物をグローバル化するため「日本ブランド戦略」を推進することにしたとNHKが7日、報道した。
日本政府の知的財産戦略本部は6日、日本の創作物を産業化して海外に販売する案を積極的に推進することにした。
日本政府は民間と共同基金を作り、零細映画制作者の販売網を開拓する予定だ。
また海外日本大使館を通じて有望な日本の創作物を紹介し、創作分野の人材を育てるために短編映画を制作する若い作家に資金支援を推進することにした。
※ ※ ※ ※ 【引用ここまで】 ※ ※ ※ ※
NHKではこういう報道がなされたようですが、その実体は随分高いお金で韓国ドラマを買い漁っているそうです。一体どこの国の放送局なんだか…。
最後は日本が誇る鉄腕アトムがハリウッドでCGアニメになるというお話。ついにアトムが世界に向けて飛び立ったか!…と思いきや、随分ハリウッド好みにリメイクがされているよう。
白黒で素朴なアトムでは無くなって行きそうで、賛否が渦巻いているようです。
※ ※ ※ ※ 【以下引用】 ※ ※ ※ ※
ハリウッド版「鉄腕アトム」新たな映像が解禁!服を着ているアトムに賛否両論!
http://cinematoday.jp/page/N0017596
手塚治虫のSF漫画「鉄腕アトム」をハリウッドでアニメ映画化したCGアニメ映画の邦題が『ATOM』に決定し、新たな映像が公開された。また、日本を含む世界公開日は10月に決定した。
すでに主人公アトムの声は、映画『チャーリーとチョコレート工場』のチャーリーを演じたフレディ・ハイモアが務めることなど、少しずつその周辺の情報があきらかになっており、昨年公開された予告編には「かわいい!」などの意見のほかに「服を着ているのアトムはちょっとどうなのか……」など、賛否両論の意見が飛び交っていたのだが、そのクオリティーの高さには誰もがドギモを抜いた。
このたび、アトムが製造される過程が描かれた新たな映像が公開されたが、滑らかなその動きや、アトムの感情の動きを微妙にとらえたCGアニメーションは見事だ。ただ、洋服を着て飛んでいるアトムに関しては、いろいろと意見がわかれることだろう。もちろん映像を観る限り、その様はかわいらしいアトムなのだが、原作が日本国民の伝説作品なだけにあれこれ意見が出るのは仕方がない。
製作した会社はイマージ。聞き慣れない会社だが、香港の会社で、ドリームワークスやピクサーなどと同等の技術力を持つ会社といわれている。今年は手塚治虫生誕80周年。それにふさわしい作品に仕上がっていることを祈るばかりだ。
物語は、ロボットが人間と共存する夢の空中都市メトロシティで暮らしていたトビーが交通事故で命を落とし、嘆き悲しんだ父親のテンマ博士が、息子をロボットとしてよみがえらせるところから始まる。トビーがアトムとして生まれ変わりいろいろな体験を通じて成長していくハートウォーミングストーリーだ。
なお、アトム以外の声優だが、テンマ博士には映画『ナショナル・トレジャー』シリーズのニコラス・ケイジ、お茶の水博士には映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのビル・ナイと豪華な声優陣が名を連ねる。アメリカの配給元サミットは、メジャー級の公開規模を予定しており、世界的にも50か国以上での上映を目指しているらしい。
映画『ATOM』は10月、全国公開
※ ※ ※ ※ 【引用ここまで】 ※ ※ ※ ※
なんだかすっかりイメージが変わってしまいますねえ。世界の映画ファンが鉄腕アトムをこんなロボットだと理解してしまうのはとっても残念な気がします。
キャラクターが独り立ちしてしまうと、もう手の届かないところどんどん勝手に成長してしまうのでしょうか。
それともこれもアメリカの『経済市場主義』のなせる技で、いずれまた破綻してしまうビジネスなのでしょうか。
オリジナルをリアルタイムで見ながら育ったものとしてはノスタルジーに浸るしかないのかなあ。服を着て空を飛ぶアトムって…、お寿司で言うとカリフォルニアロールみたいなもので、アメリカ受けする日本起源の文化みたいなものですね。
でもやっぱり、イメージが…。
《服を着たアトムはこんな風です》
http://www.astroboy-themovie.com/?g_ref=msn
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/21/721803f2d519fa9a2248423c4b9e09e1.jpg)