いよいよ今日から平成21年度の始まり。気持ちも新たにして人生を前向きに進みましょう。
さて、最近少し穏やかになりつつあるというか、なりをひそめているというか、妙な静けさが漂っているマスコミの報道姿勢。ここのところどうでも良い話で政権やいわゆる権力に対してあの手この手で貶めようという偏向を感じてきました。
ネットを漂っていたら、最近売れっ子の中小企業診断士三橋貴明さんのブログに、マスコミが世間をミスリードするやり方についてのまとめがありました。
面白いのでちょっとご紹介します。
※ ※ 【以下引用】 ※ ※
新世紀のビッグブラザーへ blog
~ミスリード手法を整理する~ 2009-03-29
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/page-2.html#main
(…前半省略…)
昨年九月以降、彼らが行ってきたミスリードは、幾つかのパターンに分けられるので、今後のために一度整理しておこうと思いました。
Ⅰ. 個人攻撃と嘲笑:
「漢字の読み間違い」「カップラーメン」「ホッケ」「ホテルのバーで酒を飲む」などに代表される、首相に対する個人攻撃と、その後延々と繰り返される「嘲笑報道」で、「こんなアホが首相なんだぜ!」と国民の心に刷り込みを行いました。
「嘲笑手法」については、一度エントリーを書きましたので、ご参考まで。
『嘲笑される毎日変態新聞こと毎日新聞 http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/23589698.html 』
Ⅱ. コンテキストを無視した失言創出:
まあ、色々あったんですが、一番強烈だったのが、「メリークリスマス!麻生首相祭り」の切っ掛けになった、これですね。
http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/21288749.html
『実際のところ、もしも上記産経新聞の講演詳報無しで、以下の読売の記事だけを読んでいたと思うと、心底からゾッとします。
「さもしく1万2千円欲しい人も…」定額給付金で首相発言
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081207-OYT1T00088.htm
講演の詳細については全く触れず、一部分だけを殊更に政治的意図をもって取り上げるなど、公器たる報道機関に許される行為ではありません。』
Ⅲ. 権威の利用:
麻生首相への直接的な攻撃が功を奏さないことに気づいたマスメディアは、今度は他者を権威として利用するようになりました。特に、麻生首相を引き摺り下ろすために自民党の議員を「権威」として利用する様は、人間として彼らが最低ランクに位置している事をまざまざと感じさせてくれました。
「小泉元首相が~」「中川秀が~」「武部元幹事長が~」
経験上、自分に自信がなく、発言に責任を取りたくない卑怯者ほど「○○が~と言っている」系のフレーズを多用します。
Ⅳ. 既成事実化:
これは政権スタート直後から、物凄かったですね。そう、「解散総選挙は、○月に行われる」というアレです。
麻生氏は就任前も就任後も、一度も解散総選挙について具体的な期日を示したことがないにも関わらず、マスメディアは勝手に月日を報道しまくり、既成事実化を狙いました。今もやっていますが。
また、中川前財務大臣の朦朧記者会見も、事実関係が明らかになる前から「酔っ払い会見」という見出しでひたすら報道を繰り返し、「体調不良ではなく、酔っ払い」との印象を国民に刷り込み、氏の辞任を既成事実化しました。
Ⅴ. 矮小化とレッテル貼り:
方針を修正すると「ぶれた!ぶれた!」と狂ったように叫び、元に戻せば、やっぱり「ぶれた!ぶれた!」。当初の「三年後に見直す」という予定通り郵政民営化の見直しに入れば「後退!後退!」。「景気回復を見極めた上で、三年後に消費税アップを検討」と発言すれば「増税!増税!」
レッテル貼りと同時に、各政策の矮小化も行われました。
総額70兆円の景気対策は、なぜか「定額給付金を誰々が受け取る、受け取らない」の議論に矮小化され、その意義が語られることはほとんどありませんでした。あったとしても、反麻生のコメンテータや経済評論家を引っ張り出してきて、「2兆円レベルじゃ、効果ないです(70兆円の総額は無視)」「どうせ、みんな貯金します」と、ひたすら政策の意義を否定することに努めたのでした。
それぞれの政策の内容や意義については一切触れず、マスメディアは「ワンフレーズ」での非難をひたすら繰り返したのです。
Ⅵ. 「報道しない」ことで攻撃:
ある意味、これが最も悪質ですが、Ⅴと絡んで景気対策の補正予算の内容を、マスメディアは定額給付金を除き、一切報道しようとしませんでした。特に、中小企業対策が全く報じられなかったため、本来であれば生き延びたはずが、倒産してしまった企業が出てくる事を思うと、個人的に怒りに耐えません。(中小企業診断士として)
また、IMFのストロスカーンが日本の1000億ドル支援に関連して「人類史上最高の貢献」と評価したことを華麗にスルーするなど、明らかに日本に対する「悪意」に基づいた職務放棄の事例が、複数見受けられました。
※ ※ 【引用ここまで】 ※ ※
直接的に批判すると角が立つ時は「○○さんはこう批判する…」という言い方で自らの立場を第三者的にするやり方にはしばしばお目にかかります。
また、連携しているかのように各社がこぞって特定の話題に触れないという「無視戦略」も日常的です。
だからこそネットで社会の現実に目が開かれた人たちはやはりネットで警鐘を鳴らし始めています。
より多くの情報に触れた上で自分自身の判断を下せればよいのですが、フィルターのかかった情報が元になるといくら知識人と言えども誤った判断に導かれてしまいます。
ブログ主の三橋さんは最後にこう述べています。
「最も適切な対抗手段、それは「リテラシー」を高めること、簡単に言うと『知ること』です」
まさか毎日がエイプリルフールだなんて洒落になりませんからね。
【おまけ】
アスキーアートの人気キャラ「やる夫」によるマスコミ論。「やる夫がマスコミに疑問をもったようです」(前・中・後編)が秀逸です。
こういうものを作れる人の才能に嫉妬します(笑)
http://ansokuwww.blog50.fc2.com/blog-entry-587.html
http://workingnews.blog117.fc2.com/blog-entry-1818.html
さて、最近少し穏やかになりつつあるというか、なりをひそめているというか、妙な静けさが漂っているマスコミの報道姿勢。ここのところどうでも良い話で政権やいわゆる権力に対してあの手この手で貶めようという偏向を感じてきました。
ネットを漂っていたら、最近売れっ子の中小企業診断士三橋貴明さんのブログに、マスコミが世間をミスリードするやり方についてのまとめがありました。
面白いのでちょっとご紹介します。
※ ※ 【以下引用】 ※ ※
新世紀のビッグブラザーへ blog
~ミスリード手法を整理する~ 2009-03-29
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/page-2.html#main
(…前半省略…)
昨年九月以降、彼らが行ってきたミスリードは、幾つかのパターンに分けられるので、今後のために一度整理しておこうと思いました。
Ⅰ. 個人攻撃と嘲笑:
「漢字の読み間違い」「カップラーメン」「ホッケ」「ホテルのバーで酒を飲む」などに代表される、首相に対する個人攻撃と、その後延々と繰り返される「嘲笑報道」で、「こんなアホが首相なんだぜ!」と国民の心に刷り込みを行いました。
「嘲笑手法」については、一度エントリーを書きましたので、ご参考まで。
『嘲笑される毎日変態新聞こと毎日新聞 http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/23589698.html 』
Ⅱ. コンテキストを無視した失言創出:
まあ、色々あったんですが、一番強烈だったのが、「メリークリスマス!麻生首相祭り」の切っ掛けになった、これですね。
http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/21288749.html
『実際のところ、もしも上記産経新聞の講演詳報無しで、以下の読売の記事だけを読んでいたと思うと、心底からゾッとします。
「さもしく1万2千円欲しい人も…」定額給付金で首相発言
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081207-OYT1T00088.htm
講演の詳細については全く触れず、一部分だけを殊更に政治的意図をもって取り上げるなど、公器たる報道機関に許される行為ではありません。』
Ⅲ. 権威の利用:
麻生首相への直接的な攻撃が功を奏さないことに気づいたマスメディアは、今度は他者を権威として利用するようになりました。特に、麻生首相を引き摺り下ろすために自民党の議員を「権威」として利用する様は、人間として彼らが最低ランクに位置している事をまざまざと感じさせてくれました。
「小泉元首相が~」「中川秀が~」「武部元幹事長が~」
経験上、自分に自信がなく、発言に責任を取りたくない卑怯者ほど「○○が~と言っている」系のフレーズを多用します。
Ⅳ. 既成事実化:
これは政権スタート直後から、物凄かったですね。そう、「解散総選挙は、○月に行われる」というアレです。
麻生氏は就任前も就任後も、一度も解散総選挙について具体的な期日を示したことがないにも関わらず、マスメディアは勝手に月日を報道しまくり、既成事実化を狙いました。今もやっていますが。
また、中川前財務大臣の朦朧記者会見も、事実関係が明らかになる前から「酔っ払い会見」という見出しでひたすら報道を繰り返し、「体調不良ではなく、酔っ払い」との印象を国民に刷り込み、氏の辞任を既成事実化しました。
Ⅴ. 矮小化とレッテル貼り:
方針を修正すると「ぶれた!ぶれた!」と狂ったように叫び、元に戻せば、やっぱり「ぶれた!ぶれた!」。当初の「三年後に見直す」という予定通り郵政民営化の見直しに入れば「後退!後退!」。「景気回復を見極めた上で、三年後に消費税アップを検討」と発言すれば「増税!増税!」
レッテル貼りと同時に、各政策の矮小化も行われました。
総額70兆円の景気対策は、なぜか「定額給付金を誰々が受け取る、受け取らない」の議論に矮小化され、その意義が語られることはほとんどありませんでした。あったとしても、反麻生のコメンテータや経済評論家を引っ張り出してきて、「2兆円レベルじゃ、効果ないです(70兆円の総額は無視)」「どうせ、みんな貯金します」と、ひたすら政策の意義を否定することに努めたのでした。
それぞれの政策の内容や意義については一切触れず、マスメディアは「ワンフレーズ」での非難をひたすら繰り返したのです。
Ⅵ. 「報道しない」ことで攻撃:
ある意味、これが最も悪質ですが、Ⅴと絡んで景気対策の補正予算の内容を、マスメディアは定額給付金を除き、一切報道しようとしませんでした。特に、中小企業対策が全く報じられなかったため、本来であれば生き延びたはずが、倒産してしまった企業が出てくる事を思うと、個人的に怒りに耐えません。(中小企業診断士として)
また、IMFのストロスカーンが日本の1000億ドル支援に関連して「人類史上最高の貢献」と評価したことを華麗にスルーするなど、明らかに日本に対する「悪意」に基づいた職務放棄の事例が、複数見受けられました。
※ ※ 【引用ここまで】 ※ ※
直接的に批判すると角が立つ時は「○○さんはこう批判する…」という言い方で自らの立場を第三者的にするやり方にはしばしばお目にかかります。
また、連携しているかのように各社がこぞって特定の話題に触れないという「無視戦略」も日常的です。
だからこそネットで社会の現実に目が開かれた人たちはやはりネットで警鐘を鳴らし始めています。
より多くの情報に触れた上で自分自身の判断を下せればよいのですが、フィルターのかかった情報が元になるといくら知識人と言えども誤った判断に導かれてしまいます。
ブログ主の三橋さんは最後にこう述べています。
「最も適切な対抗手段、それは「リテラシー」を高めること、簡単に言うと『知ること』です」
まさか毎日がエイプリルフールだなんて洒落になりませんからね。
【おまけ】
アスキーアートの人気キャラ「やる夫」によるマスコミ論。「やる夫がマスコミに疑問をもったようです」(前・中・後編)が秀逸です。
こういうものを作れる人の才能に嫉妬します(笑)
http://ansokuwww.blog50.fc2.com/blog-entry-587.html
http://workingnews.blog117.fc2.com/blog-entry-1818.html