【一両編成のローカル線】
今日の午後は合併した旧音別地区へ向かい、地元の「北のビーナス」イベントを開催してくれているおんべつ振興協会の総会に出席。
その後に時間をいただいて地域の現状について懇談会をしたのちに場所を変えて懇親会というわけです。
懇談会での話題で知りたかったのは3.11津波の際の地元の状況です。一番大変だったのは国道38号線が大津波警報と同時に通行止めになったことで音別地区は旧釧路市との間の交通ができなくなり陸の孤島となりました。
実際、海沿いの幹線である国道38号が不通になるとそれを補完して釧路市街と輸送に使えるような満足な道路はありません。せいぜい細くて曲がりくねった林道などがあるばかり。道路となると簡単に作ることはできませんが、どのような代替措置がありうるでしょうか。
またそのほかに非常用備蓄食料や防災無線などでもいくつかの課題が見え、これらは何らかの形で改善が必要のようです。
そして、やはり悩んでいたのは津波警報が発令された時に、一人暮らしのお年寄りなど支援が必要な人たちを実際に避難させることができるかどうか、というもの。
支援が必要な方には津波の被害を受けないところに住んでいただければ一番良いのですが、地域が常に抱える問題になりそうです。
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懇親会は行政センターの職員も交じって、和気あいあいとはじまりましたが、それでも懇談会以上にさらに打ち解けて行くにはゆっくりとお話を聞くのが一番。昔の思い出話からまさに今やろうとしているイベントまで、話題のテーマは多岐に及びます。
そしてこうした話題の一つ一つに最前線の現場の現実が伺えるもの。やはり現場を訪ねないと分からないことは数多くあるものです。
市町村合併の結果に関しても複雑な心境が伺えて、これはもっと市役所の本庁も関心を高めるべきだと思いました。
以前掛川にいたときに、合併をして名前が消えたある町の町議さんが、「合併しても端っこは端っこなんだなあ…」と言っていたのがとても印象的で今でも思い出します。
端っこまでを含んだ全体としての広い視野を持ち続けたいものです。
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音別駅前の炉端焼きの店で延々粘って、釧路までは音別駅23時03分発の一両電車でゴトゴト帰ってきました。
途中後続の特急が遅れたために途中駅で待たされて、結局釧路駅に着いたのは24時10分ころになったのも地方ならではのご愛嬌。
次に行くのは6月19日の蕗祭りでしょうか。これからも音別に限らず、現場を訪ねて飲み明かしたいものです。
【今日も飲みました】