現在東日本大震災による被災者で釧路へ身を寄せている方は、27世帯64名に及びます。
多くの方たちは親戚や親兄弟の家で暮らしていますが、少しずつ道営住宅などに移りはじめてきています。今日の午前にはこのうち三世帯9人の方にようやく太平洋興発さんからご提供いただいている住戸に入居していただきました。
今回入居されたのは、福島県からのお二人、岩手県からのお二人、そして宮城県からの五人の皆さん。中には自宅が津波で流されたうえご主人が行方不明というかたもいらっしゃって、同情を禁じえません。
太平洋興発さんご提供の元職員住宅は修繕がすっかり終り、ガスストーブにガス湯沸かし器、そして風呂釜まですっかり新品が取り付けられています。
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【太平洋興発さんご提供の住戸】
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【修繕が終わってすっかりきれいになりました】
おまけに畳も照明も新しいものが付きました。布団などは市役所で災害時用に確保してあるものを提供できますし、また阿寒湖畔のホテルから提供を受けたテレビやイスなどもお貸しできます。
また雇用面でも働き口を探しているところで、新しい住まいで日常を取り戻していただけるようお祈りするばかりです。
現在も市内での住戸入居を希望される方は増え続けていますが、なかには連休などに一度故郷へ戻って身の回りの品々を取りに帰りたいという希望もあるようです。連休明けには次第に受け入れる方々の数も増してくることでしょう。
市民がこぞって受け入れる体制を作り上げたいものです。
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【インタビューを受ける今日の入居者の方たち】
【水道水の放射性物質検査結果について】
現在放射能の拡散が懸念されていますが、道庁では各地方振興局所在地で放射能の測定を行っており、その結果をホームページで公表しています。
また市民の皆さんの不安を払しょくすべく、このたび市上下水道部水質管理課では4月14日の水道水の採取サンプルを外部の測定会社へ調査依頼していましたがその結果が届きました。
結果はヨウ素とセシウムという放射性物質の検査項目についていずれも「不検出」というものでした。
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【放射能は不検出でした。どうぞご安心を】
今後は道庁による大気中の放射性物質の変化を見守る中で必要に応じて追加調査をしてゆきたいと思いますが、まずはご安心をいただきたいと思います
【参考】北海道庁による放射能測定結果
http://bit.ly/hqWQZ7
釧路総合振興局管内 釧路市 4月20日17時現在では0.036シーベルト (これまでの測定範囲は0.026~0.040シーベルト)