北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

【おまけ】番茶の味⑤(4月28日号)

2011-04-28 23:33:38 | 番茶の味


 夫婦でも友達でも、人と人との関係で一番大切なことは「繋がっている」ことです。

 何かを伝えたいと思っても、繋がっていなくては叶いません。繋がっていさえすればまず話は聞いてもらえて、伝えたいことを話すのはその後のことです。


    ※     ※     ※     ※     ※

 自分自身からの情報発信にも情報技術が進んだ現代では、メールマガジン、ブログ、ツイッター、フェイスブック、ホームページなど様々なやり方があります。

 一時は登録者に定期的にメールを送るメールマガジン(通称メルマガ)が流行ったのですが、勝手に送っても興味を持ってもらえなければ届いたとしても開いて読んでもらったかどうかはわかりません。

 それに比べるとブログという形は、読者が興味を持って自分のサイトに飛び込んできてくれなくては行けません。それには、①読む価値があると思われる内容(品質)を②定期的に配信(安定性)しなくてはいけません。

 つまらなければ読者は離れてゆくし、いつ配信されるかがわからなければ開いてみようと思う気持ちも失われます。

 定期的に高品質であればよいのですが、自分のブログもそうありたいとは願っているところ。


    ※     ※     ※     ※     ※


 定期的な会話も、単身赴任で離れているからこそ一瞬の会話が彩を帯びるのかもしれません。

 ちゃんと奥さんと会話をしておかないと、後からう~んと恨まれそうです。 
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組織の反射神経

2011-04-28 23:21:41 | Weblog

           【内臓までは意志で動かせない】


「今の国会議員さんたちって、官僚になりたくてなれなかった人が多いようなイメージがあるんです」

 これは人づてに聞いたある高級官僚の感想。その意味するところは、「本来政治家と官僚の間にはそれぞれの持ち場と期待される役回りがあるはずです。政治家の役回りは、大きな方針を立ててたとえ国民やマスコミが反対したとしても将来のためにはこれをやるべきだ、という決断をすること。そしてその対極的な判断がなされれば、それに向かって法律や制度を作り予算を勝ち取って政策を実施するのが官僚の役目」というもの。

「それが、会議の場で『法律や制度はこうあるべきだ』というこまごましたところまで口を挟んでくることが多いのです。政治家さんたちにとって時間が無限にあるのだったらいくらでもそうした議論にお付き合いもできますが、お互いに時間は有限なのです」

「限られた時間の中で世の中を動かしてゆくためには、もっと大きな判断を責任を持って次々に下してほしい。そうすればそれを制度化するのは官僚の仕事です」

「提案をしろと言うなら提案もします。その裏付けとなる資料もつくります。しかしその提案に納得して一たび採用したならそこから先は採用した政治の責任です」

「政治主導が提案段階から政治家が行うべきものだ、となればものすごく大量の情報を短時間で処理しなくてはならず、それはいちいち考えていられる動作ではありません。とっさに体が先に動くような反射神経による動作が必要で、それはスポーツと同じで日頃の練習で鍛えられる体術なのです」




 
 現実には、霞が関の官僚の皆さんたちは、組織単位で各自が良かれと思って勝手な動きをすることをきつく戒められているらしいので、指示待ちになりかけているのですが、その指示がなかなか降りてこないので動けなくなっているのだとも聞きます。

 そういえばバルク港の指定の話なども目途が立たなくなってしまいました。決めるべきことはどんどん決めてほしいものですが。


 
    ※     ※     ※     ※     ※



 そういえば、以前にも動かせる筋肉と動かせない筋肉について書いたことを思い出しました。
 
 「政治主導」ということの意味が「すべて脳が判断すること」と思ったとしたら大間違いで、脳は大きな判断のために活動すればよく、体の動きのほとんどはそれぞれの臓器や各細胞が良かれという方向に向かって自動的に働いているものなのです。

 心臓の一拍一拍を「はい今!はい次!」と脳が考えていられるわけがないでしょ。

 任せるところは任せる。そして任されることを意気に感じる。強い組織とはそういうものなのです。


【随意筋と不随意筋について】「知らないところでコツコツと」2011-11-04
  http://bit.ly/lqeIjI
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